地味で、辛くて、おもしろくない。そんな稽古を継続すると・・・

咲心館では、

基本稽古や移動稽古・型・ミットに力を入れているため、

組手をする時間が短いです。

 

また、

基本稽古や移動稽古・型・ミットが終わると、

5分〜10分程度しか組手をする時間がないので、

ここ数ヶ月は、

サポーターを付けずに、

素手素足で組手をしています。

 

とはいえ、

ガチで組手をするわけではなく、

寸止めの、さらに寸止めの、

マスマススパーなので、

ケガなどの心配は、ほとんどありません。

 

まぁ、スピードやキレを意識すると、

たまに突き指や、

蹴った足同士でガッチャンコとかはありますけど・・・

 

でも、

スピードやキレを意識しながら、

また、軸を意識しながら、

そして、マスマススパーだけれど、

ガチの組手をしているかのように真剣に、

組手をすることで、意識が磨かれていきます

 

そうして、

磨いてきた意識を発揮して、

ガチの組手をする時に、

筋力ではない、

心や意識を使った美しい空手を披露できるようになるのです。

 

しかし、

今では、こうして組手の時間が少ししかないこともあり、

素手素足で組手をしているのですが、

咲心館になる前までは、

稽古がある日は決まって1時間以上、多いときだと2時間以上

組手をしていました。

 

今は、極端に組手の時間が短い道場だけれど、

昔は、極端に組手の時間が長かった道場だったわけです。

 

一体なにがあったんだ・・・

 

と思われてもおかしくないくらい変わっていますね(笑)

 

だけど、

咲心館に変わって、

基本稽古や移動稽古・型を中心に、

内歩進(ナイファンチ)や転掌(テンショウ)を稽古していくうちに、

組手ばかりしていた咲心館になる前よりも、

確実に強くなっている

と実感しています。

 

いかに、

基本・意識が大事かということを実感しています。

 

また、

基本稽古や移動稽古・型が、

「なぜ、ここまで受け継がれてきたのか?」

という疑問も解決しました。

 

ぶっちゃけ、

基本稽古や移動稽古・型なんて、

組手で使えないと思っている人が大半でしょう。

 

僕もその一人でした。

 

しかし、

咲心館になり、一年が経過し、

その間、続けてきた基本稽古や移動稽古・型は、

決して無駄ではなかった

と思いました。

 

むしろ、

組手が強くなりたいのなら、

基本稽古や移動稽古・型をするべき!

と思うようになりました。

 

まぁ、

頭では「基本稽古や移動稽古・型の3つを行えば、強くなる!」

と思っていても、

実際、この3つは、

地味で、辛くて、おもしろくないという、

人間が即座にやめる理由トップ3を見事達成しているので、

あくまで継続できればの話ですが。

 

ただ、

続ければ、確実に強くなれます。

 

そして、

誰もが気づいていない

もしくは、

誰もがやっていない稽古をするということは、

間違いなく、

普通の人とは違った空手(組手)ができるようになります。

 

「どうしてもあの人に勝てない」

そんな人がいたとしましょう。

 

しかし、

そう思っていても、

その人と同じ練習をしていた場合、

その人がケガをしたり、練習をサボったりしない限り、

中々、差は縮まらないでしょう。

 

しかし、

同じ土俵で勝てないのなら、

同じ土俵で戦わなければ良いだけなのです。

 

その人には無い、

自分だけの長所を磨き続けるか、

もしくは、

誰も知らない、

誰もやっていない、

そんな基礎の基礎に立ち返り、

誰もやらないようなことをして自分を磨くか。

 

そうやって、

ゆっくりだけど、

確実に、

自分を磨いていけば良いのです。

 

すると、

気づいた頃には、

確実に成長している自分

に出会えるでしょう。

 

咲 心次郎

コメント

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