プー太郎に返り咲いて2週間が過ぎた・・・
毎日
のんびりと好きなことをやってる。
あ~なんて素敵な日だ~♪
の連続である。
幸せこの上ないのである。
とは言え
収入が無くなったのだから
この上ないピンチな状況なんである。
なのに!
この上ない幸せな気分で過ごしているわけであるが
変人のボクは
アンタらとは
”幸せ”というモノの認識が違うの。
ボクは
いつだって
どこだって
どんな時だって・・・
楽しくたって
苦しくたって
悲しくたって
淋しくたって
何だって・・・
ボクは幸せなんだ。
やっと
そんな”居場所”を見つけたんだ。
こんなボクは
”高校中退”という
ボクらしい?立派な肩書きを持つのであるが
実は
ボクには似合わない?
県内有数の”特別進学コース”の高校生だったのである。
で
こんなボクであるから
”前代未聞の不良”という立派な称号を
先生たちからいただいたのである。
やるだろ?w
ま
親や先生たちが勝手に敷いた人生レールから
外れるよーな人間は
そんなもんである。
で
55歳のオッさんになった今も
あの頃と変わらず
「クソ大人たちなんかに従うもんか!逆らってやる!」
これをモットーに
生きているのである。
そんな高校生活では
何度も
先生たちの言葉や態度にブチ切れて・・・
そんなボクにビビって
教室から飛び出して
走って逃げる先生を追い回しては・・・
で
唯一
逆らわなかった
サッカー部の顧問の先生に校内放送で呼び出されては
「謝って来いッ!」
怒鳴られ
殴られ
蹴られ
泣く泣く
謝りに行くよーな日々を過ごしたのである。
そんなある日
一番怖れられて威張っていた先生の授業で
「この問題が解けたら今度のテストは100点にしてやる。」
なんて言って問題を黒板に書いたのであるが
何言ってんだ、このクソじじい!
って思いながら
問題を解く気も考える気もないボクは
不良仲間が集まる”休み時間”を楽しみにしていたのであるが
周りの真面目で優秀な連中は
血相を変えて
必死こいて問題を解こうとしてるのである。
と
一人の生徒が
「解けました。」
って
答えを言ったら正解しちゃったのである。
で
先生はビックリして慌てた様子で・・・
そこへ
クソ真面目で優秀な生徒ちゃんは
「100点をもらえるんですよね?」
って言うに決まってるのであるが
「冗談に決まってるだろッ!」
やっぱりねw
と
先生は吐き捨てたのである。
そりゃ~そーだろーよ。
と思ったら
クソ真面目で優秀な生徒ちゃんは
「先生はウソをつくんですか!100点にしてください!」
って
一歩も引かねーのである。
そんなやりとりが
しばらく続くと
ついに
先生が怒り出して・・・
生徒ちゃんはビビり出して・・・
キ~ン♪コ~ン♪カーン♪コーン♪
待ちに待った
休み時間のチャイム♪が鳴ったのであるが
怒った先生と
泣きそうーな生徒ちゃんのやり取りが
終わらないのである。
で
「このウソつき野郎がッ!とっととくだらん授業を終わらんかいッ!」
と
いきなり大声で怒鳴りつける
”前代未聞の不良”の登場である。
って
早く
不良仲間と楽しみたいし
あまりにも
真面目な生徒ちゃんが哀れでさ。
そしたら
一番怖れられていた先生だけあって?
「オメー、誰に向かって言ってんじゃーッ!ちょっと来いッ!」
って
ボクにキレて来たのである。
ヤバッ!
なんて
思うよーなボクじゃねーのであるw
で
誰もいない教室へ連れて行かれて
「オマエ、オレにあんな態度を取ったらどーなるか?教えたるわ!」
って
先生はボクの胸ぐらを掴んで殴るポーズを取ったから
「やってみろやw 一発殴らせた後、ボコボコにしてやるから覚悟せいや。」
って
殴られるの待つんだけど
一向に殴らないから
「早よ、やれや!早よ、やらんかい!」
って怒鳴ったら
「ご、ごめん、悪かった。」
って
急に泣きついて謝って来たのである。
え?
ギャグなの?
って
笑えんわ。
ホントに
情けねーし
ダセーよなw
みっともねーよな。
けど
仕方ないから
「じゃー、アイツにも謝れや。」
って言って
不良たちの集まる場所へと向かって
休み時間を楽しんでいると・・・
また
サッカー部の顧問から
校内放送で呼び出されたのである。
「オメーは何回言ったらわかるんやー!謝って来いッ!」
また
怒鳴られ
殴られてさ・・・
って
何回
言われてもさ
何度
殴られ蹴られてもさ
わからんてw
わかりたくねーってw
汚ったない大人の心なんてよ
あの野郎ッ!
ってネ
で
謝りに行くと
また
エラそーなドヤ顔に戻って
「大人をナメるな」
だってよw
こんな人間に従って
こんな人間に点数で評価されて
何になるんだろ?
ま
どーでもいいや。
と
教室へ戻ると
担任の先生が
「今、オマエの問題でみんなと話してた・・・」
なんて言いながら
ボクを隣に立たせて
みんなの前で
「今日のオマエの態度は良くない。」
って説教を始めたけど
「オレは何も悪くない。悪いのはアイツだ。」
って逆らい続けてたら
「じゃー、みんなにどっちが正しいか、訊くことにする。」
と
先生は一人ずつ名指しして
「どっちが正しいか?」
って訊くと
「先生が正しいです」
一人…また一人と
みんなが
先生が正しくてボクが悪いって答えたんだ…
しかも
かばってやったアイツまで
結局
クラスの全員が
ボクが悪い!
って答えたの
この時のボクの心境がわかるかい?
この時
ここじゃない
ここは
ボクがいる場所じゃない
ボクの居場所は
どこにあるんだろ?
こんな声がした
で
担任の机を蹴っ飛ばして
教室の扉を壊れるほど
思いっきり勢いよく開けて
教室を去った
その日が最後の登校日となって
ボクの”居場所探し”が始まったのだった。
それから
20数年の年月が経ち
ホンモノの先生と愛魂に出会い
ボクは
ついに
見つけたんだ!
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