信じられた子供は救われる♪・・・もう、ちっと、どんな子も信じてあげましょうね。

昨日は中学2年のお弟子さんが1年ぶりに稽古に参加しました。

この子は、ボクのお弟子さんの親戚の子で、

普段は、この伯父さんと2人で稽古をやっているので

昨日は昇級審査を兼ねての稽古参加でした。

その1年ぶりの姿は、

成長期における成長ではない、成長した姿があり、

また、

この伯父と基本稽古から型稽古まで、

その動きも息もピッタリの2人の姿には、

普段の稽古の様子や互いの信頼関係がハッキリと見えて、

ボクは歓びと同時に驚いてしまいました。

 

この子は、

小学3年生の時にボクの空手に来て、

明るくて、なかなか個性が豊かな子でしたが、

その個性の豊かさが学校ではどーいうわけか受け入れてもらえず、

「相談所に行きなさい。」

とか

「病院へ行きなさい。」

と、言われてると、この子のお母さんから知らされたのですが、

「どこが問題なん!オカシイって言う、学校と病院の先生がオカシイんとちゃうの!」

ボクは、めちゃくちゃムカついてね、

「よ~し、オレが空手でおかしくないことを証明しよーじゃないの!」

と、メラメラと心を燃やしたのを覚えています。

 

で、

咲心館になってからは、

この伯父と2人で稽古をやって来たのですが、

この伯父は

「この子を指導するために!」

と、ますます、空手の稽古に励んでやって来たんですね。

で、

正直、一昨年の1年間の成長はわずかしか見えなかったんですが、

去年の1年間の成長は、昨日の姿にすごく現れてたんですね。

伯父の真剣さが、この子の素直な心に伝わったんですねー。

 

そして、

芯が1本通った立ち姿!

さらに

肚から動く!

という、

このボクの指導の中心が出来ていたのであります。

まだ、細くて小っちぇーけどw

これは、

伯父の指導する心と、この子の指導を受ける心が、

とても良いからなんですね。

今の時代の子は、

身体に軸もなく、肚から動くことも知らず、

身体と心を歪めながら生きてる子が多いですが、

あの時、学校では認めてもらえなかったこの子は、

今では、ちゃんと、

「軸」と「肚」

という、

生きる上ではとても重要なモノを手にしたわけであります。

(もう、大丈夫やね。)

稽古をやってる途中にボクは、一人でこっそり安心しました。

で、

もう、学校でも認めてもらえてると思うんですけど、

昨日は聞きませんでした。

あ!あんま勉強はしてなさそーだったから

やっぱ、認めてもらえねーか・・・笑

ま、そんなん、かまへん、かまへん。

 

幼少からの子供時代は、どの子も、

特に個性があって強く出るのが当たり前ですが、

それが強く出ると、親や学校の先生は、

すぐに型にハメようとする!

そして、

だんだんと個性が失われていって、

親や先生に創られた自分という、

自分じゃない人生をどなたも歩まされることになるんですが、

この子のように個性を強く出して、

外れ者扱いを受けても、めげずに生きた子は、

ずっと、

その個性という自分と一緒に生きて行けるんですね。

子供は無限の可能性を持って生まれて来ますが、

その可能性を伸ばすのも、狭めるのも、

周りの大人次第なのであります。

 

小っちぇ~心の大人にさ、

その小っちぇ~心の型にハメられた子の人生がどーなるか?

 

学校の先生なら頭が良いんだから

わかるだろ!

でさ、

人間の本当の善悪を知ってるのは子供たちの方なんだゼ!

ってこともさ、

子供たちの先生をやってれば

知ってるだろ!

もうちっと、

子供たちを・・・

どんな子も信じてあげましょうね。

 

信じられた子供は救われる♪

 

咲 心太郎

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