さよなら、コロちゃん♡

先日、

お店の脇にある草むらに放した、コオロギのコロちゃん♡・・・

あれからも、連日、

その草むらの中から元気な歌声♪を聴かせてくれていたけれど、

ついに

一昨日からコロちゃんの歌声♪が聴こえなくなってしまった・・・

「さすがに死んじゃったんだね、今までありがとう。」

いつも、ボクの心を癒してくれた、コロちゃん・・・

ボクは草むらに向かって声をかけた。

そんな

唯一、生き延びていたコロちゃんの声が消えて、

あんなに賑やかしかった、夜の虫の音色が全て消え去った。

昨夜遅くにも、

お店の外で、不思議な棒☆を振ったけど、

空気の澄んだ夜空にキレイな星たち☆が輝いているだけ・・・

そんな静かな夜だった。

さよなら、コロちゃん♡

 

外での稽古を終えて・・・

お店に入って…トイレから出て来ると、

「オマエ~~~!そこで何してるん~~~!」

思わず大声で叫んでしまった・・・

だってさ、

ナント!

コロちゃんがまた、

ボクの机の前にいたの!

何で?

いつの間に?

生きてたん?

これは夢なの?

少し頭がパ二くってしまった・・・

で、

すぐに我に返って、

「もう、ココはダメやって!」

ボクがコロちゃんを掴まえよーとすると、

ピョン♪

いとも簡単にオレの技を躱しやがったw

「もう、アカンて~~~~ッ!」

ボクは、コロちゃんを本気で叱った・・・

そしたら

逃げなくなった・・・

それで

また草むらに放した・・・

「今までホントにありがとう。」

コロちゃんは無言のままだった。

外が寒いのかな・・・

それでお店に来たのかな・・・

それとも・・・

最後のお別れを告げに来たのかな・・・

コロちゃんを放した後、

いろんな思いが巡った・・・

もしも

寒かったから…だったら・・・

そー思うと「連れ戻そーか?」とも思ったけれど、

(コロちゃんは、草むらの中で・・・だろ。)

そっちの思いの方が優って、やめた・・・

だって、

ボクは、

虫たりとも・・・

ボクが愛する者の死を

もう、見たくない。

頼むから

ボクの知らないところで死んでくれ・・・

そして

生きてるボクに

死んだことを知らさないで欲しい・・・

だから

ボクは、

いつも、

神に、こう言うんだ・・・

「これ以上、ボクの目の前から愛する者たちを奪うなら、ボクを殺せ!」

って。

神の愛は

時に

ボクには残酷過ぎた・・・

「出会いの数だけ別れが在る。」

この法則には抗うことなんて出来やしない・・・

お別れという悲しみが待っている・・・

そんな出会いの上にだけ成り立つのが、

この人生・・・

それで

誰もが

愛するほどに

その悲しみがデカくなることを知っている・・・

だから

みんな

愛の存在から目を逸らしたり

愛を忘れてしまうのだろー。

で、

きっと、

コロちゃんは、

神に使われて、

そんなボクに、

また少し深い愛を教えに来たのだろー。

「コロちゃんを、今度は人間に・・・」

ボクは、

神に祈った。

 

今日は、

岐阜の筋ちゃんから入門に関する質問のメールが来た・・・

ホントに嬉しい!

現在、咲心館には、

富山のYさん、岐阜の筋ちゃん、滋賀の忍ちゃん・・・

県外在住が3人と、

県内在住が15人で、

にゃん家☆と珍太郎の予備軍の3人を足すと、

6歳から64歳までの老若男女・・・

21人のお弟子さんがいる・・・

これは、

このボクと、その空手を慕ってくれる人がいる!という奇跡!

人生には3つの坂があるが・・・

これは、

登り坂でもなく、

下り坂でもなく、

まさしく!

まさか!だ。

ホントに嬉しくてありがたい。

そんなボクは、

慕ってくれる人を喜ばせたい・・・

悲しませたくない・・・

だから

神に、こう言うんだ・・・

「オレをまだ殺すなよ。」

また

神に祈るんだ・・・

「この奇跡を少しでも長く守り給え。」

って。

ボクのこの声が

届いているかい?

 

そして

咲心空手☆をやる人が

みんな

健康で元気でさ・・・

一日でも長く生きてさ・・・

そんな毎日が幸せでさ・・・

それが

心からの願いだけど

そうは行かぬ!のが人生!というやつで・・・

でも

まだ

生きてるんだ!

だから

苦しくても笑ってさ・・・

悲しくても笑ってさ・・・

淋しくても笑ってさ・・・

嬉しかったら笑ってさ・・・

楽しかったら笑ってさ・・・

つまらんくても笑ってさ・・・

悔しくても笑ってさ・・・

怒っても笑ってさ・・・

そんで、

泣きたい時には、

泣いて泣いて泣きまくる・・・

そして、また

笑って笑って笑いまくる・・・

泣いて笑ってやる・・・

笑って泣いてやるんだ・・・

そーやって

ボクの心を昇華させて

そんな心になれる咲心空手☆を創ってやるのさ。

 

「死」というゴールが待つ人生・・・

その「死」が悲しみであるならば、

「死」の対極である「生」は・・・何なの?

それは

悲しみの対極であるはずである。

だから

出来るだけ

笑おうよ。

 

と、

言いながら、

コロちゃんとのお別れに

一人涙を流すのだった・・・

どっちなんだよッ!

 

虫とのお別れに泣く…泣き虫 泣く心太郎

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