昨日も咲心館の新人☆小学1年のSクンと稽古をやった。
基本、移動、型稽古は、ボクやジローの姿を見てやらせ、
ボクは、ほとんど何も教えない・・・
それがボクのSクンに対する教えだ。w
その後、ミットを打たせて、
最後にボクと組手をやる・・・
この組手をSクンがめっちゃ喜んでくれる。
ボクの身体に突きや蹴りを
思いっきり!いっぱい!出させる・・・
すると
時々、声を上げて喜びながら、突きや蹴りを出してくる。
ボクと一緒に空手をやることを
こんなに喜んでくれてることが、めっちゃ嬉しくなる。
また
少しずつ上手になってるから
「オマエは、空手の天才やね。」
と、ボクが何度も言うと、
「うん。」
と、その度に素直な2つ返事が・・・
まだその意味を何もわかってないくせにさ、
そんなSクンの姿が可愛くってしょーがない。
稽古が終わると、
「これ、要りませんか?」
ジローが柿をみんなに持って来てくれていて、
Sクンのお母さんにあげてたら・・・
「これ、県外に行ったからお土産なんですけど・・・」
続けざまに、お弟子さんのKさんがお菓子を持って来てくれた。
すると、
ジローの柿の時は知らん顔してたSクンは、
すぐにKさんに歩み寄って行って、
そのお菓子をもらって、めっちゃ嬉しそーな顔になってた。w
柿はどーでもいいけど、お菓子は欲しい・・・w
ボクは、
そんな心を素直に表す
こんな子供らしい子供が大好きだ♡
でも、
「ありがとう。」
って、
Kさんにちゃんと自分から言えたね。
もちろん!
柿をくれたジローには言わない。w
それでよろしい。
お菓子をもらってご満悦の様子のSクンは、
稽古部屋を出る時に
「バイバーイ。」
元気な声で言えたね。
そして、
いつも、車へ向かう途中の部屋の窓の外でのSクンは、
その姿が見えなくなるまで、
ボクに笑顔でバイバイと手を振って帰る・・・
ボクも笑顔でバイバイと手を振り返してる。
いつも、ボクの心がほっこりする。
ずっと、
こんな心で暮らしていたい。
空手や武道は「挨拶」や「礼儀」が正しくなる・・・
なんて、
いつからか?言われたりしてるよーだけど、
ボクは「挨拶」や「礼儀」なんて教えない。
ってか、教えられない。
だって、
このボクが、
ちゃんとした「挨拶」や「礼儀」というモノをまだ知らない人間なのだ。
正しい「挨拶」とか「礼儀」って、いったい何だろー?
だから
そんな先生のボクに向かって
「バイバーイ。」
とか
「うん。」
なんて言う子供や、こんな先生のボクのことを、けしからんと思う人もいるだろー。
昔、交流してた他流派の道場の子供たちは、
街中でボクを見つけた時でも、
どこからともなくボクに駆け寄って来て・・・
腕を十字に切って、真剣な顔になって、
「押忍!」
って、挨拶に来た。
その挨拶を返すボクは、
いつも胸が窮屈に感じた。
だから、
なおさら、
ボクのお弟子さんたちには、
そんなことをやらせたくはないし、してほしくない。
でも、きっと、小学生が、
そんな、ちゃんとした挨拶が出来るのは素晴らしいことなのだろー。
しかし、
ボクの子供たちとの挨拶は、
笑顔で、
「バイバイ。」か「またね。」だ。w
もちろん、会話で敬語なんてさらに無い。w
たまに
小学4年のマナ・ブーマン☆が、
どこかの大人と勘違いを起こすのか?
ボクに敬語になると時があるが、
「お願いだから、止めてくれ。」
小学生の分際で、ボクに敬語を使うんじゃないよ!
ん!何か日本語がオカシイかな⁉w
これまで、
20年以上、空手の先生をやって来て、
「ちゃんと挨拶をしないさい。」
って、子供に言う、親や大人をたくさん見て来た・・・
また
その反対で、
ボクの影響で、
ボクには、
「バイバイ。」
って、言う子もたくさんいた・・・
そんな子たちは、大きくなった今も、
時々、ボクに会いに来てくれたり、
どこかで会ったりすると、
昔のよーに話をしたりする・・・
ま、
話す内容は、ちゃんと大人になってますが。w
その一方で、
いつからか、
知らぬ間に、
ボクと疎遠になった子や大人もたくさんいる・・・
そのほとんどが、
「ちゃんと挨拶をしろ!」
とか
「行儀よくしなさい!」
などと、言われて、そーしてた子や
そー言ってた大人たちだ。
稽古に来てる時は、ちゃんとした挨拶をするけど、
ボクやその空手がイヤになったら知らんぷり・・・
最後の挨拶も何もなく、
突然、ボクの空手からいなくなる・・・
こんな人もたくさん見て来た。
それが、とても悲しかった・・・
だから
ボクは、
「またね。」
これを一番!に使うよーになってしまった・・・
それで、
Sクンにも、
「またね。」
って、言うと、
「うん。」
って、言ってくれる。
これってさ、
仲良しだろ?
それでイイよな。
咲 心太郎
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