悪タレ咲心太郎の話。

「何が言いたいんじゃー、帰れーッ!」

久しぶりに悪タレ咲心太郎を披露してやったのである。

相手は20代半ばの兄ちゃんである。

まぁ、親父ほどの歳の差のワタシを見下して、

あー言えばこー言う、何から何までワタシの言うことに逆らって、

しまいにゃ、ワタシを相手にしては絶対に御法度の「脅し文句」である。

脅しをするヤツは弱ぇ~人間だとわかっているけれど、

ワタシを脅したら許さねーのである。

「我はケンカ売りに来たんかいッ!」

肚力MAXの声で波動をぶつけてやったのである。

それでも刃向って来たら、鉄拳制裁である。

こういうときは、パワハラも暴力反対も、そんなもんどーでもいいのである。

でも、すぐにだまったから、許してやるのである。

で、鉄拳制裁をしなくて済んで、「あ~良かった。」のである。

ワタシは子供や若い子をすごく認めていて、応援する人間なんであるが、

ワタシの触れたらアカン部分に触れたヤツは、誰だろーとやっちまうのである。

そこには、善悪も、正しいの正しくないの・・・そんなもんは何もない、

ただ、やるか、やられるか。

しかねーのである。

こんなワタシの触れ線に、お若くして触れてくるとは、

ある意味大したモンであるが、ただのバカである。

ワタシの危険さを察知出来ないという、男としては失格者である。

ワタシの声でだまらなかったら、2人とも「地獄行「だったのである。

でも、だまったということは、ホンモノのバカではないから、

ワタシは少しだけ話をして、少しだけ「パワー」をあげるのである。

まぁ、今の時代は、ケンカをする人間なんてろくでなし扱いで、

子供のうちからケンカをしないように教育をしているが、

こうしてケンカをしたこともないような人間がケンカをふっかけて来るのである。

ケンカをしたことのない人間の武器は、法律、組織、立場、理屈・・・

これらを使ってやってくるのであるが、ケンカは良くないことであるから、

もしもケンカになったならば、

イイも悪いもルールも何もないということを知らんのである。

どちらも正しくないケンカというのは、「どっちが生き残れるか」しかねーのである。

「負けたら死。」

その覚悟を持って戦うのがケンカ、本当の闘いというモンである。

で、そんな根性は、これからの時代は、もう要らねーから、

ブログで、争わない心を書いているのだけれど、

やっぱり、争う心を大切にして手放さないヤツが多いのである。

で、「やったるよ」と受けると、いつもワル者にされてしまうワタシである。

でも、今日の兄ちゃんは、少しわかってくれたようなので、

良かった良かったである。

それを見て、安心した悪タレ咲心太郎は、

またどこかへと消えて行ったのである。

もう二度と出て来ないでねー。

咲 心太郎

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