「アイキ♡パンチ☆」と誰もやっつけたくない2人。

昨日の稽古には、咲心館の四天王☆・・・

オッちゃんズ・トリオ☆の3人とジローが参加した。

まぁ、この4人の熱心さには、

空手おバカのさすがのボクも頭が下がる・・・

こんなお弟子さんたちに出会えたことに感謝します。

で、

昨日は、

かなり久しぶりに!

M川さんとジローのミットを持ってみた・・・

まぁ、ジローは、

ボクが持つミットに打つのが久しぶり過ぎて、

少し、緊張してしまったみたいでイマイチだったけど・・・

そのジローとは、稽古以外にも

あんなに一緒に動画を撮ったり、しょっちゅう電話で話したり…と

他のお弟子さんたちよりも密な関係なのに!

「試合をしたみたいだった・・・」

なんてさ、

ボクのミットの前では緊張するなんて・・・

何かさ、ジローらしくてさ、

それがまた、若いジローの純粋な心の良さ♪なのであるw

ま、師として‘ダメ出し‘してやったけど・・・w

それがボクの仕事♪

で、今度は、

M川さんの突きを受けてみたら・・・

バッシーン!

こちらはナント!

前回、ミットを受けた時とは、

もう、比べ物にならないくらいの威力と衝撃が・・・

それは、

決して!普通の人たちが使う表層筋肉の力ではない・・・

ボクの言う、「アイキ♡パンチ☆」という

すげーパンチになってた!

で、

ボクは、

もう、ビックリ!して、おったまげたのだった。

 

咲心館になってからのボクは、

稽古に来てるみんなが

この「アイキ♡パンチ☆」が打てるよーになるよーに

身体の使い方や技術を教えているのだけど、

ってか、

それしか教えないのだけれど、

まさか!ここまでの威力と衝撃があるとは!

なのに!そのダメージは残らない!

昨日、初めて、ボクは、

その「アイキ♡パンチ☆」というモノを

このM川さんによって知らしめられたのだった。

もちろん、

ボクは打てるけど、ボクにはその威力や衝撃はわからない・・・

これまでにそれをまともに受けたことがなかったの。w

しかも、

このM川さんは、

まだまだ上手く身体を使いこなせていないのに!

あれだけの威力と衝撃である。

何故なんだ?

 

実はね、

このM川さんはね、

咲心館になる前から、ずっと、

この変人のボクをとても信頼してくれていて、

また、ボクの教えを忠実にきいてやる!

そんな人でね、

前道場時代の10年くらい前から・・・

その時のみんなに変人のボクが教えた、

立禅、スワイショウ、プルプル気功・・・

まぁ、そんなヘンな稽古を

その時からずっと、ただ一人、やり続けて来てるんですねー。

で、

咲心館になってからは、

いろんな身体の使い方を教えて出来るよーになって来たから

いつの間にか

それらのヘンな稽古によって培われた「その力☆」が出るよーになったんですね!

それで、

やっぱ!

「オレの空手はすげーや。」

って、マジで思えた・・・

空手の正しい身体の使い方を学び、その感覚を育てながら

また

「その力☆」が流れるよーな、ヘンな稽古と生き様をやる・・・

それが

咲心館の空手です。

 

そんな道場稽古の前は、

小学1年のSクンとのお稽古・・・

その稽古前、

Sクンのお母さんが、

「先生と稽古の最後にやる組手がイヤだって言うんです・・・」

え~~~!

ウソやろ~!

ぜんぜん痛くしてねーし、

思いっきり打たせてあげてるし、

いつも笑顔で喜んでやってたじゃん!

なのに!何でなん?

「先生の胸にパンチを打つのが苦しいって言うんです・・・」

な、なんだって~!

その言葉を聞いた瞬間、

脳天を打ち抜かれたよーな衝撃が走った・・・

オレにはさ、

オマエのパンチなんてさ、

痛くも痒くもないよ・・・

むしろ、気持ちがイイくらいだよ!

なのにさ、

小学1年生が、

そんな、このオレに「思いやり」・・・

かよ。

マジで参ったぜ。

どーやら、

ホントに時代がさ・・・

人間の意識が変わる時代に突入したのかも知れないと思った。

 

そー言えば、

あの小学4年のマナ・ブーマン☆も、

「相手をやっつけたくない・・・」

なんて言ってったっけ。

ボクの子供時代ならば、

「何を弱っちぃことを言ってやがんだー!」

なんて叱られたりして、

強制的に組手をやらされたことだろー。

だけど、

この子たちは、

ボクより40年以上、後に生まれて来た子たちだ。

そして

出会うはずもない、この40歳ほどの歳の差の出会いと関係・・・

もしも、

ボクが、

この子やボクという人間をお創りになった神なのだとしたら・・・

その神は、

ボクが、

この子たちに何かを教えるよーに願うのか?

それとも、

この子たちから

ボクが何かを教わるよーに願うのだろーか?

そして、

いったい、

その神は何を望むのだろー?

「先生を殴ると苦しい」、「誰もやっつけたくない。」

そんな2人とも、とっても心が優しい子・・・

そんな2人がボクの空手にやって来た、その理由は?・・・

だから

昨日の稽古後から、

ボクは、ずっと考えてた・・・

そして、

こーして、

ブログを書いてたら、

ふと、

答えが浮かんで来た・・・

 

誰もやっつけたくない2人に

誰もやっつけさせることなく、

誰にもやっつけられない2人に育てる・・・

 

で、

突きや蹴りの稽古をやるのが空手なのにさ・・・

そんな空手を創れってことだよな。

出来るかな・・・

ってか、

ちがう・・・かな。

でも、

やってみねーとさ、

神は何にも応えてくれんからさ、

やってみるしかねーよな。

ってか、

咲心館を創ったのは、

それをやりたかったんだよな・・・

思い出したよ。

 

咲 心太郎

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