あ~疲れた~。
タメ息と愚痴のオンパレードのお客さんが来てたのである。
昔のワタシは、こんなのをまったく相手にしない人間だったのであるが、
今は、相槌を打ちながら、聞いてあげれるようになったのである。
さらに武術の秘儀を使って、相手の心の波動を少し上げてあげるのである。
「偉いぞ、咲心太郎。」
上手くいったときは、お客さんが帰ってから自分に言ってあげるのである。
けど、こーゆー波長の低い心の人間を相手にするのは、
けっこう疲れるのである。
気を抜いたら、自分の波長が下がってしまう。
のである。
下がれば、自分もまた愚痴とタメ息しか出なくなっちゃうのである。
で、相手の下がった波長を上げてあげるわけだから、
自分を律し、心の波長を上げる、コントロールする力が必要なんである。
心の波長を上げる、その心をコントロールする力を育てるのが武の道である。
と、ワタシは長年のお病気的な!?空手修行と師のおかげによって、
心の波長を上げることが出来たのであるが、
喜んだのも束の間、
周りは波長の低い人間ばかり・・・
になっちゃったのである。
でも、自分が上げたくて上げたんだからしゃーないのである。
で、この自分の心の波長が上がった実感を一度心底で味わうと、
「なんて幸せなんだろー。」
てな気分に、いつでもどんなときでもなれるのである♪
が、その波長は周りの人との波長のズレが大き過ぎて、少々しんどいのである。
じゃ、元に下げれば?
上がった良さを知った以上、それを下げたら、それもしんどいのである。
それに自分一人では下げられないのである。
ならば!
周りの人の波長を上げればいいじゃないかー。
これが活人拳。
相手を活かすとは、相手の心の波長を上げることなのである。
「合気」という、一旦、相手の低い波長に意図的に合わせてから、
その「合気」のままで自分の波長を上げるのである。
そーすると相手の波長も上がり、元気が出るのである。
相手に元気が出たら、活人拳の成功である。
と、自分の波長もさらに上がるのである。
武を志す者は、活人拳を目指し育てるのである。
で、自分の周りを波長の上がった幸せな心で溢れさせるのである。
ちなみに今日は、
相手の波長を上げられなかった・・・
なかなかの強者だったのである、失敗である。
で、お客さまが帰った後、どっと疲れたのである。
ワタシの波長が下がっちゃったのである。
まだまだ、コントロールする力が足りない証拠である。
なら偉そーに書くな。
と、書いてるところにもう一人ご来店である。
「仕事のストレスでガチガチなんですよー。」
ほほぅ、なるほど♪
1時間くらいお喋りすると、
「なんか、気が緩んで楽になりましたー、またがんばれます。」
と言ってお帰りになったのである♪
咲 心太郎
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