昨日、稽古を終えて、若いお弟子さん2人に、
「人生は、良い流れに乗っかることが大切だよ。」
ってな話を聞かせて、我が息子くんも良い流れにいるってな話をしたのであるが・・・
今朝、お店を開けようとしたところ、
先週、ようやく学生寮が再開されて、寮へ戻ったばかりの息子くんからの着信である。
ワタシに電話が来るハズがない、しかも朝9時に電話なんて・・・
絶対!ろくな話じゃねーぞ。
で、心を落ち着けて電話に出ると、
「昨日、寮で、みんなでお酒飲んで、バレた。家で自主謹慎になった。」
ほ~らね。
飲酒禁止の寮内で、お酒を飲んで、そのうちの一人が急性アルコール中毒になって、
救急車を呼んでバレちゃったそーである。バカやな。
で、ひとまず、寮を出て自宅で処分決定待ちということで迎えに来いとのことである。
途中、先生と電話で話して、ワタシはひたすら平謝りしたのである。
ま、「ワルさ「でもないけどね、こんなくらい。
けど、ルール違反なのでとりあえず、先生には平謝りしとくのである。
とりあえずかよ。
で、病院に運ばれたお友だちも無事だったよーだし、
息子くんにとってはまた良い人生経験になったと思う、バカ親父である。
ただ、息子くんは20歳になったのでいいんだが、
一緒に飲んでた、お友だちの中には未成年者もいたそーなので、
その子らの処分がちょっと心配である。
で、電話でも、迎えに行ったときも、
「ごめんさい。」
と、ワタシに謝ってきた息子くんであるが、
「バレんようにやれよッ!」
で、救急車なんか呼んだらバレるに決まってるやろ!
オレならみんなで病院に運ぶでー!
オメーらは、そーゆー知恵がないんじゃ!
イイ子過ぎるんじゃ!
しかも、急性アル中にならない方法も教えたやろ!
と、叱ってやったのである。
おい、なんか叱る視点がおかしくねーか?
そーかな。
と、イイ流れに乗っかっても、こーゆーちょっとしたことで、
今後その流れがどーなるか?わからなくなってしまうのである。
で、先生にすぐに迎えに来いと言われたのであるが、
今日は大事な宅配物が届くから、それが来てから行くことにして待ってたら、
また、来るハズのない着信である。
「おい、おい、どーなってんだ。」
前道場の兄弟子だった人からである。
ワタシの人生の中で、ワタシにブチ切れてくる、唯一の人間である。
でも、気性が似ていて、普段はむちゃくちゃ仲良しなんである。
で、咲心館設立のきっかけや助言を多くしてくれた恩人で感謝しているのであるが、
去年10月にキレられた理由が納得いかず、ケンカ別れして絶縁状態なのである。
それが10か月ぶりの突然の電話である。
今日は、なんて日なんだ。
また心を落ち着けてから、
「もっし♪もっし♪、元気やったぁ?」
と、軽やかに出てみたのである。
で、すぐに仲直りである。
そんで息子くんの事情を話し、電話を切ったのである。
「あ!兄弟子のお店は寮の近くだった。」
電話を切るとちょうど宅配物が届いたので、お店を閉めて、
お酒を一本持って、息子くんのお迎えに向かったのである。
お酒は、この兄弟子にあげる♪のである。
「ずっと、感謝のお礼がしたかった。」
ケンカ別れする前のたくさんの助言があって、ワタシの「今「が在るのである。
で、息子くんを迎えに行った帰りに兄弟子の店に寄ったのである。
「おおぉ~ッ。」
突然のワタシのご来店に少しビックリしたよーである。
お互いに「またよろしくね。」と、ホントの仲直りである。
「もう、キレんといてや~!」
と、面と向かって釘を刺したのであるが、絶対、またヤツはキレるのである。
ま、今後はワタシがキレなければいいだけである。
そんで、今度はずっと仲良くいれるでしょ♪
と、息子くんの飲酒事件も、兄弟子との仲直りも・・・
人生は、突然に、偶然に、いろんなことが起こり・・・
このようにいろんな人といろんなことが勝手に折り重なって流れて行くのである。
今日はまた流れが変わったぞ。
さて、この流れは、どーなるんだろー♪
楽しんで流れていこう。
咲 心太郎
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