「たまたま」ジローが始めた咲心館のインスタグラム。

昨日もユーチューブ動画を1本上げた。

サムネ以外は編集ナシで・・・

実は、

この動画は、ジローが

「これからインスタグラムに動画をアップします。」

って、言って来てくれたから

そのために撮影した動画だ。

こっちはユーチューブみたいに

視聴者に向けて話す必要がないし、

編集はヤル気になったジローにお任せだから

ボクは気楽に!テキトーに!アイキ♡の技を連続でやった・・・

そしたら

ボクが楽しんだから?なのか・・・

途中からすっごいアイキ♡が働いた。

 

動画の途中で、

木の棒を2本使って技をやったら

ジローの腕から全く力感が抜けちゃって

クルクル、クネクネと、どーにでも動くようになった・・・

(こりゃ、ジローの肩関節が外れちゃうな・・・)

で、

ボクは慌てて、木の棒を離した。

 

そして、

今度は、木の棒を1本でやろーとしたら

なかなかジローが木の棒を離さない・・・

いや、離せないのだ・・・無自覚で。

どーやら

最早、技なんかどーでもいいくらいのアイキ♡になった。

 

最後の技は、

ジローに突きを出すように言ったけれど・・・

すでにボクのアイキ♡に包まれたジローは

到底、突きとは呼べないような突き!を出して来て、

ボクがジローに触れた瞬間、

奇声?大声?を上げながら崩れて

いつものように

へんてこりんな体勢で固まって動けなくなった。

もう、ジローをどーにでも出来る・・・

そんなアイキ♡になった。

 

たまたま・・・

ジローが「インスタで動画をやる。」と言って来て、

たまたま、

ユーチューブ動画の撮影の後に撮ってみたら

またアイキ♡の深淵が垣間見れて

ボクのアイキ♡がまた深まった。

この、たまたま・・・

いつも、

本当のアイキ♡が働く時は「たまたま」という偶然だ。

今回は、

ジローが創った「たまたま」だから

きっと、ジローのアイキ♡も・・・

けど、

アイツはまだ修行と人生経験が足りんね。笑

 

今回の「たまたま」で

ボクはアイキ♡のことをまた少し理解した気がする。

よく動画などで、

「実戦に使える合気」と謳う人を見かけるが、

ボクのアイキ♡は、この方たちの合気とは違う。

ボクのアイキ♡は保江先生からいただいた・・・

ボクの人生の中で「サイコーの宝物☆」だ。

そんな宝物☆を

闘いを挑んで来るような相手にボクはあげない。

ボクを支えてくれる家族や友人、

そして、

こうしてジローのようにボクを師として慕ってくれて

咲心館の空手を一緒に楽しんで歩んでくれる仲間たちのために

ボクにアイキ♡が働いてくれる。

このアイキ♡を知れば、

突きも蹴りも要らないことがわかる。

また

このアイキ♡は武道だけじゃなく、日常の全てにおいて働く。

でも、

ボクは、

毎日、突きも蹴りも磨いてる。

それは、

実戦になったら闘うより他は無い!

ってことを知っているからだ。

 

動画などで実戦に使えると謳う…

そんな合気道家たちの約束稽古の突きを捌けても、

本気になった、空手家の突きやボクサーのパンチ・・・

この20数年間、

来る日も来る日も突きと、そのド突き合いを磨いてきた、

このボクの本気パンチに対して、

合気をかけて捌く!ことが出来る人間って、

いったい、どれくらいいるのだろー。

年季の入った本気の突きが自分に目がけて放たれた時、

その心は「恐怖」に震え、固まることを知っているのだろーか。

実戦の突きと稽古の突きでは「氣」が違う・・・

実戦を謳う人たちは

この「氣」の迫力が違うということも知っているのだろーか。

また

実戦において、

「肉体」の世界では、

小さい方が大きい方を制することもあるけれど、

「氣」の世界では、

小さい方が大きい方を制することは不可能だということも。

 

だから

「合気の技が実戦で使える」というのは危険だと思う。

合気が実戦で使えるのは、実戦をやって来た者だけだ。

実戦をやったこともないような人の「氣」は、

実戦においては「しょぼ過ぎ」て、

実戦慣れした人や脳が異常な状態の人には通用しない。

なので、

他人と闘うことも想定して稽古をしてる人は、

闘う術も磨き、実戦を経験しながら戦闘能力を上げなくてはいけない・・・

「合気」が通用しない相手とは肉体で闘うしかないのだ。

 

一方、

アイキ♡は、

闘わない心を育て、

その心の中に闘わない世界を創ってくれる。

よって、

その人生には闘いが無くなる・・・

闘いが無くなれば、

勝ちも負けも無く、生も死も無い。

そんな自分は強くもなく弱くもない。

そして何より、

自分と関わる他人と仲良くいられて笑顔が増える。

しかし、

頭ではわかったけれど、

「そこ」までのボクの道のりは、まだ遠い・・・

でも、

一歩一歩、着実に「そこ」へ進んでいると思えた、

今回の「たまたま」だった。

 

この「たまたま」ジローが始めた

咲心館のインスタグラム☆も

きっと、

楽しくてオモシロい♪ですから

これからまた応援を

よろしくお願いいたします。

 

咲 心太郎

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