みんな”神の子”なのだ。

昨日は小学3年のSくんと妹のHちゃんと稽古・・・

2人とも

ボクに随分と慣れて

また

ボクの”ヤンチャ菌”に感染したのか?w

まぁ

ちゃんと稽古をやらなくなった。w

立禅や基本をやってる時も

あっちへ行ったり、こっちへ行ったり

2人でじゃれ合ったり

黒板に落書きを始めたりと・・・

それでイイんだ!

ボクは

そんな2人の楽しそーな姿を

微笑ましく見てる・・・

心が”ほっこり”になる。

ずっと

見ていられる・・・

一緒に稽古をやってる

この子たちのお母さんには

そーは行かないらしい。

それで

「やめさい。」とか

「ダメ。」って言いながら・・・

不機嫌な顔になって行くの。

Sくんは

ふて腐れたりイジけて

Hちゃんは

甘えん坊になって

プンプンな顔になってる・・・

そして

ボクの心の”ほっこり”が消える。

あー

笑顔の咲心空手☆はどこへやら。

ボクはお母さんに

「今の内にこんなワルさをいっぱい出させればイイんだよ。」

ちゃんとやれないのが子供なんだ!

ちゃんとやれる子の方がおかしいんだ!

今は

イイ事もワルい事も

やりたいよーに

伸び伸びとやらせればイイんだ!

たとえ

ワルさをしても

たかが知れてるし

小さな子供は

”本当にワルいこと”はしないんだ!

って

何度も言うんだけど

それが

わかってもらえないよーで・・・

夜8時までの稽古なんだが

お母さんは

「ちゃんとやらないんだったら、今日は9時までにするよ!」

あ~ぁ

とうとう

そんなことまで言っちゃった・・・

あのさ

オレの空手を罰ゲームみたいにすんなよ!

無理やりやらせるってさ

頼むから

オレの宝物☆、その空手を

”義務”にしないでおくれ。

素直な心のSくんは

「イヤだー!」

「こんな空手よりも○○の方がイイ!」

って

なるよな・・・

ってなるのもわかるけど

あ~ぁ

オマエまで

オレに”言っちゃいけないこと”を

言っちまったナ。

それは

いくら

純粋なガキ☆でも

いくら

可愛くても

いくら

可哀そーでも

オレは

許さん。

だって

それを

放っておいたら

オマエに

天罰が下っちまう。

 

ふて腐れて黒板に落書きを始めたSくん・・・

はぁ~

めんどくせーけど

やりますか・・・

心の奥底に眠らせてある

ボクの鬼さま☆を呼び覚まし

Sくんを後ろから抱き寄せて

「ちゃんとやろーぜ。」

って優しく言った・・・

やはり

純粋な心のSくんは

すぐに

ボクの鬼さま☆を察知して

部屋の隅っこへと逃げて行った・・・

ふて腐れてイジけてた。

もう

「どーでもせい!」

それからは

放って置いて

稽古をやったけど

部屋の隅っこで

ちゃんとやってた・・・

ふて腐れてイジけた顔をしながら。

 

そんな感じで

基本、移動、型稽古を終えて・・・

ミット稽古をやるのだが

Sくんは

やらないと思ったら

ミットを構えると

ボクの前に来た・・・

それで

号令をかけると

ふて腐れた顔で

何とも

へなちょこパンチを打ってきやがる・・・

だから

もう一度

心に居る鬼さま☆を使って

「ちゃんとやらんといてイジけんな!カッコ悪いんじゃ!」

ボクは真顔で

Sくんの目をじっと睨んで静かに言った・・・

これで

伝わらなかったら

「もう帰れ。」

って

言うつもりだった・・・

そしたら

Sくんは

これまでにないくらい!

真剣に!

これまでにないくらい!

めっちゃ強くて!

本気の突きや蹴りを出して来た!

お~

伝わってくれたかね?

だから

ボクは

鬼さま☆を引っ込めて

「おー!それでイイんじゃー!サイコーやんけ~!」

Sくんをめちゃくちゃ褒めた。

稽古の帰りには

笑顔で

バイバイ♪

って

手を振ってくれた。

でも

これからも

空手を続けられるかな・・・。

このSくんもまた

個性が強くて

能力があるが

バカと天才は紙一重!

さて

どちらへ

行けるのだろーか。

それは

この子と関わる

大人次第だろー。

 

これまでに

どれだけの数の親子を見て来ただろー。

どの子も

親を受け入れて生まれて来た!というのに!

「コイツはダメや。」

「これではアカン。」

そんな親ばっか!

ダメ!

ダメ!

アカン!

アカン!

ダメ!アカン!って育てるから

だから

ダメな子!

アカン子!になるんじゃ!

このSくんのよーに

ダメ!

アカン!って言われたら

逆らう!

こんな子は

まだ”脈”がある。

ダメ!アカン!って言って来る

そんな大人に従い

幼い時から

”良い子”って呼ばれるよーな子は

幸せになることは無い。

そんな子のほとんどは

大人になったら

”ワルい子”になる。

それでも

自分は

”良い子”だと思ってやがる。

そして

自分の思い通りではない人間を

ダメ!

アカン!

って言うのだ。

 

大人たちよ

そろそろ目を覚まそう!

歳を取った

ボクらよりも

子供たちの

脳と心と体・・・

その未来には

古い時代に生まれ育った

ボクらには計り知ることの出来ない

たくさんの可能性があるんだ!

どの子も

その未来を託されて

人類史上初!の人間として

神さまが

この世に送り出して来たんだ!

みんな”神の子”なのだ!

それを

受け入れることが

大人の使命だ!

なのに!

その子供を

まるで

自分の所有物でもあるかのよーに

自分の思い通りしよーとするのは

いい加減に辞めろ。

それは

もう

通用しない時代になった。

それは

神に逆らう行為にしか成らん!

そして

その罰は

その子が受けることになる。

そのことに

早く

気づいておくれ。

どんな子供も

そのままを受け入れて

認めるんだ!

そして

愛するんだ!

そーすれば

その子は

自ずと

神の計画通りの人生を歩む。

大人は

それを

助け

見守るのだ。

 

咲 心太郎

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