明日の日曜日は、
咲心館の最年長63歳のMさん、
51歳のM田くん、その親戚の中学3年のTくん、
この3人が、空手の大会に出場する。
3人とも、咲心館になってからは初めての試合で、
Mさんは、3年ぶり、
M田くんは、11年ぶり、
Tくんは、5年ぶり、
みんな久しぶりの試合だ。
Mさんは、
ずっと道場稽古に週4日以上は参加していて、
咲心館になる前とは別人のよーな動きになってる・・・
中でも、
それまでは、組手や試合ではほとんど突きだけだったけれど、
今では、いろんな蹴りがどちらの足でも出せるよーになった。
63歳と言えば、
普通は、蹴れてた蹴りが段々と出来なくなる年齢なのに!
Mさんは、その逆で、
蹴れなかった蹴りがどんどんと蹴れるよーになっているし、
その精度もどんどん良くなっている。
明日は是非とも、
これでもかっ!ってくらいの
突きと蹴りをたくさん出して来て欲しいと思う。
M田くんは、
ずっと、道場稽古に週2日参加していて、
咲心館になる前とは、こちらもかなり良くなった・・・
手数が以前の2倍?3倍?くらいに増えたし、
何と言っても、
その技の重さ!がハンパない!
咲心館でNO.1の重さ☆がある。
果たして、その重さが試合で通用するのか?
ボクは、それを知りたいから、
明日は是非とも、
普段の稽古の時のよーにやって来て欲しいと思う。
Tくんは、
ずっと、週1日、伯父さんのM田くんと稽古をやっている・・・
先日、
試合前だから道場稽古に来た時に見た感じでは、
M田くんと、しっかり、みっちりとやっているーよーで、
前回の道場稽古に来た時よりも、すごく良くなってた・・・
Tくんは、
とても優しい子であるが、
試合では、積極的に攻めまくって、
本気で勝ち気になって、思いっきり!闘って来て欲しいと思う。
それが、
中学生活の良い思い出になって、
また、
その後の人生に活きるモノになるよーにと、心から願う。
ボクは、
試合に出場する人たちには、
「楽しんで来てね。」
いつも、そー言ってる。
そーは言っても、
やはり、試合というのは、特別で、
多かれ少なかれ、
誰でも緊張するだろー。
また、
逆に言えば、
特別だとも思わず、緊張もしないのであれば、
そんな試合ならば、出場しても意味がない。
普段の稽古だけで十分だろー。
しかし、
だいたいの人は、試合は特別なモノだろーし、
特別だから緊張するだろー・・・
それで、
緊張すれば、身体が固くなって、
普段の動きや思った通りの動きが出来なくなる・・・
だからこそ、
試合という場で、
闘う2人が
普段の稽古でやって来たことをどれだけ出せるか?
それを互いに試し合う・・・
そのための試合だと思う。
そんな試合においても、
本気にもならず、
どんな相手にも手加減さえも出来るよーになれたら・・・
ホンモノのフルコン空手家☆だろー。
咲心館ではソコ☆を目指す。
その一方で、
試合というのは、
勝ち負けを決める・・・
だから、
出場者は皆、「勝ちたい!」はずだ。
「負けよー」と思って出場する人は、まずいないだろー。w
ならば、
「勝ちたい。」ではなく、
「勝つ!」、「勝てる!」と
どれだけ思えるか?が大切だ。
本気で100%勝つ気が満々になって最後までやれたら
誰もが、ほぼ勝てるであろー。
しかし、
知らない相手だし、
やってみなければわからない・・・
また、
試合中は痛くなったり、怖くなったり、苦しくなったり・・・
それが、
どーしても、
100%勝てる!という気にはさせてくれない。
ま、そんな気持ちになれれば、試合にも出ないけど・・・ね。w
でも、
勝つ気を多く持って試合に出る・・・
勝負事においては、これは必須だ。
「負けるかも・・・」
こんな思いは、試合に出るという、勝ちたい人間には要らない。
その上での勝ちや負けという試合結果が、
その後に活きるからだ。
ところで・・・
武道とは、
「闘いや争いを止める道」。
それは、
闘いから逃げたり、
争いから逃げたりしてでも、
闘わない、争わないということではない。
「試合で闘ってる最中に闘わない、争わない。」
ということである。
それは、
心のことである。
試合などで闘ってる最中に!
闘わない、争わないという、その心は、
めちゃくちゃ!果てしなく深ぇ~のである。
そんな、
誰とも闘わない、争わない心を知ること・・・
そして、
その心を深めていくこと・・・
それが、
武の道というモンである。
そして、
人生という、
他人との闘いの連続のよーな舞台の中で、その武の心で歩む・・・
そのための空手であり稽古なのである。
と、
エラそーに言ってる、
ボク自身のその心が、
ぜんぜん出来てないやんけ・・・w
あちゃー。
ま、
3人の健闘☆を祈る♪
咲 心太郎
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