【空手の組手】=【他人との会話】!?・・・「相手との攻防をやる中で身に付く、人生の役に立つ能力とは?」

一昨日、

毎日、何度か、お兄ちゃんのような友人⁉と電話で話すんですが、

その途中で、

「オメー、何でオレが喋ってる話を横取りするんじゃー!」

この友人が、盛り上がって話し出した話を遮って、

「オレはさ・・・」

なんて、自分の話をし始めちゃったんですね。

で、

「オレの話の途中に、自分の話をするな!」

営業成績で日本一を何度も取った、この友人に

お説教とご指導を受けました。

そんな翌日の昨日・・・

中学時代の同級生がお店に来て、しばらく喋っていたんですが、

その同級生が、

「昔、オレはアイツと会った時に・・・」

と、話し出した瞬間に

「あ~、アイツはオレの時はさ・・・」

また、同級生の話を横取りしちゃったボク・・・

(早速、またやっちゃったナ・・・)

と、

すぐに気づいたんですけど、話を辞めるわけにもいかないから

短めに話して終えました・・・

と、

どーやら

ボクには、

無意識に人の話を横取りしちゃう癖がある!

他人の話をシャットアウトして自分が話す・・・

という、思ってもみなかった事実が明らかになりました。

思い返せば、かなりやってるみたいで・・・

これは、ちょっと、ショックを受けました。

 

で、

ボクの人生や性格的なことで考えると、

お客さんをたくさん相手にして来たことや

空手の先生を20年以上やって来たことで、

自分から話題を作って、自分から話す!

という癖が付いたようなんですが、

知らない間にその反面の

人の話をじっくりと聞かない!

という癖も付いてしまったみたいです。

また自己主張も強い性格であります。

まぁ、これがボクっちゃ~ボクなんですが、

空手道一本道☆で生きる咲心太郎の空手にとっては重大な問題!

なんであります。

 

30代前半から

「空手を人生に活かせるモノにする。」

その信念でやって来てるんですが、

それで、その頃から

「組手を人生に活かすには?」

その中の一つがコレで、

「相手との攻防をやる中で身に付く、人生の役に立つ能力とは?」

普通は、「喧嘩や実戦に使えるか?」くらいの程度なんでしょうけど、

変人の咲心太郎は、

もっと、深く、高く・・・

脳や意識の勉強もしながら追求して来たんですね。

それで、

たくさんの効果を生み出す組手の価値とそのやり方を見つけたんですが、

その中の一つが、

他人との会話が上手になる!

いわゆる

話し上手、聞き上手ですね。

他人との会話では、

相手が話す内容をちゃんと聞きながらその話が全部終わる前に内容を理解し、

良いタイミングを見計らって、自分の言葉を返す・・・

これは、

組手においては、

相手が繰り出して来る技の全てをちゃんと見て受けながら

良いタイミングを見計らって、自分の技を出す!

という、

この2つの場面での主な脳の働きは同じなんですね。

ただ、

話の時は・・・「耳」と「口」、

組手の時は・・・「手」と「足」、

という身体を使うパーツが違うだけで、

相手の意志や行動を見極めて、良いタイミングで自分の意志や行動を示す!

という、この脳の働き方は同じなんですね。

 

で、

組手では、

相手の突きや蹴りが身体に当たってから攻撃に気づくのでは

自分が危険な状態になりますから

相手の技を全部見切れるか?いかに早くその技を見切れるか?

という能力を身に付けるんですね。

すると、

相手が技を繰り出す前に何の技を出して来るか?

というのがわかるようになって来るんですね。

それは、

人が話し出した話の途中で言わんとすることがわかる!

という能力に繋がります。

また

相手の技など見ることなく、自分の攻撃だけに集中せずに

相手の攻撃を見切った上で、素早く良いタイミングで攻撃を出す!

この能力が上がると、

相手の話をちゃんと聞いて、ちょうど良いところで言葉を返す!

という能力に繋がるんですね。

また

良いタイミングで、相手に「良い技」を出せれば、

良いタイミングで相手に「良い言葉」が出せる・・・

受ける能力は「聞く力」、攻撃する能力は「話す力」・・・

そんな風に組手で人間が成長して行くんですね。

 

と、まぁ、

空手の組手の能力を人生に活かすというのは、

他にもまだまだたくさんありますが、

「他人との会話に活かすこと」としては

このように取り組んでやって来たのであります。

それが、

それを一番に考えながらやって来た、

このボク・・・

 

咲心太郎が「話の横取り魔!」になっていた!

 

何故?

何故だ?

何故なんだー?

 

答えは簡単ですぐに出ました。

組手において

相手の技の見切りが早くなり過ぎた・・・

それで、

相手の雰囲気や話の冒頭で、その言わんとすることがすぐにわかっちゃう・・・

また、

組手の時に

相手が技を出そうとする「先の先」を取っちゃう・・・

それで、

相手が話そうとする前に自分が先に話しちゃう・・・

どーやら

この2つの能力とボクの性格が合わさって、

知らぬ間に

ボクは「話の横取り魔!」へと変貌を遂げたようです。

で、

「こりゃいかん。」

ということで、

今後は、改善法を考えながら

他人との会話には細心の注意を払いたいと思います。

でも、

ほとんど、

無意識にやっちゃうので、

治るのには時間がかかりそうです。

困ったもんだ。

 

しかし、

逆に言えば、

ボクが無意識に相手の話の途中に入れる

ということは、

ボクの組手の技は無意識

だということです。

無意識から繰り出される技は

決して、

有意識で捉えることは出来ないのであります。

ボクに攻撃を加えるも、

また、

ボクの攻撃を受けるのも、

無意識でやれないとダメ!

ということです。

なので、

会話に関しては治しますが、

まだまだ、

ボクのこの無意識の技の能力は上げて行くのであります。

何せ、合気は無意識の世界で働くのですから。

でも、

話の横取り大魔人!

という、

さらなる進化の危険も隣り合わせですね・・・w

 

しかし、何だね・・・

まさか!

ボクの空手が、

人生のマイナスになるとは・・・

ま、

空手道一本道☆の人生を歩んでいるんだから

しゃーない、しゃーない。

って、

治せよ!

はい。

 

咲 心太郎

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