悪魔に見えた・・・

今朝の新聞のおくやみ欄に

ボクの親父のギャンブル仲間だったNさんの名前が・・・

親父が死んだ後、

ボクは、

親父とギャンブル仲間だった、たくさんの人たちと、

そのご縁を受け継いで、歳の離れた友達のよーに付き合った・・・

ヤ○ザとか…そんな人たちばかり。ｗ

おくやみに出てた、このNさんも、

なかなかの高慢で横着な人間で・・・

でも、

ボクには、どこか気を使っていたから

ずっと、

横着な態度も受け入れて付き合っていたけど、

数年前の大雪が降った時に、

ガソリンが入荷出来なくて、在庫が僅かという状況だったから、

ホントにガス欠しそーな常連さんだけに

１０ℓずつ給油をしていた、そんな時に・・・

また

一人でお店の雪かきに追われて大変だった時に

「満タンにしてくれや・・・」

Nさんは、

まだ、半分以上、ガソリンがある状態で言って来たから

そんな事情を説明すると、

「もう、オマエんとこは、ええわ！よそへ行くわ！」

怒りながら吐き捨てるよーに言われた。

悪魔に見えた・・・あの顔を今も忘れることはない。

その瞬間、

ボクの全身が震え出して、

とてつもない怒りを覚えた・・・

が、

空手で学んだボクは、

その怒りのエネルギーを

雪かきのパワーに転換した。

数日後、

何事もなかったツラをしてNさんが給油に来た・・・

「アンタに売るガソリンは、ウチには一滴も無い！」

ボクは冷静に言った、謝って欲しかった。

でも、

Nさんは、不機嫌な顔をして帰って行った・・・

それが最後で、

時々、街中で車で見かけることはあったけど、

その度に

ボクの胸糞が悪くなった。

で、

おくやみの名前を見た瞬間、

「ざまぁみろ。」

ボクの中の一人が言った・・・

けど、

何故か？淋しがってる

もう一人のボクがいる。

つい先日も、

車に乗ってる姿を見て、

胸糞が悪くなったのに・・・さ。

 

先週末から

喉が少しイガイガして、

「タバコの吸い過ぎかな・・・」

なんて思ってたら

昨日から、

軽く咳と鼻詰まりになった・・・

去年、

咲心館でコロナが流行った時には、

コロナになったけど、

風邪を引いたのは、

めっちゃ久しぶりだ。

子供の頃から

年に５、６回は風邪を引いて、

その都度、

病院へ行っては点滴を打ってもらってたボク・・・

それが、

今では、数年ぶりの風邪で・・・

しかも、

この１８年ほどは、

病院へも行かないし、薬も飲んでいない。

今回も、

もちろん、

そーする。ｗ

これは、

こんなボクに成れたのは

全て「空手」のおかげ。

ボクにとって、

「空手」は「万能薬☆」なのだ！

だから、

今日も、

稽古をやるだけだ。

 

とは言っても、

コロナが完全に収まっていない世では、

未だに「感染」を怖れている人もいる。

で、

変人のボクは、検査もしないから、

風邪なのか？コロナなのか？インフルエンザなのか？

はたまた肺ガンなのか？何なのか？

わからないから

今日の稽古は、

ジローちゃん先生☆にお願いすることにした。

まぁ、

咲心館をやり始めた時から

ボクがいなくても、

稽古が出来る、咲心空手が続けられる・・・

そんな思いも持って、指導をして来たから

きっと、大丈夫！でしょう。

また

これまでは、自営業で、今はプー太郎のボクだから、

道場稽古を休むことはなかったけれど、

これからの人生では、

それが、どーなるか？わからないし、

そんな場合の予行練習にもなるでしょう。

ってか、

ボクがいない方が、

良い稽古になったりして・・・ｗ

ガーン。

ま、

それは、それで、

お弟子さんたちの成長ということで、

喜ばしきことである。

え～ん。泣

どっちだよ。

 

今は、

「何かやりたい仕事が見つからんかな・・・」

とか、

「この家を出ようかな・・・」

とか、

もう、あれこれ浮かんでは、消え・・・

そんな毎日だ。

二度と！見たくもない顔がたくさんあるこの町・・・

ま、

今日のNさんのよーに

時が過ぎれば、

こーして、

勝手に一人ずつ消えて行くのだけれど・・・

どいつもこいつも、

自分の都合よく利用するだけしておいて、

自分から悪態をついて来て、

ボクをキレさせて、ワル者にして、

自分は、のうのうと良い人ヅラや

悲劇のヒロインのよーなツラをして生きて、

ボクから受けた悪態を世間の人に吹きまくり、

そんな自分は、

謝罪することも、反省することも無く、

あの世へと消えやがる・・・

で、

残されたボクは、

ワル者のままだ。

で、

まだ、数名は、

こんな連中が生き残ってる・・・

その中には、

一番厄介なのが一人いる・・・

コイツらは、

人の真心という

触れちゃいけない線とか・・・

入り込んじゃいけない所とか・・・

ボクのそんなところへ、

土足で踏んだり、入り込んで来たよーな人間だ。

なのに！

キレるボクが悪いって？

上等ですよ。

もう飽き飽きだ。

また

つい先日、

真心を踏みにじられたボクは、

ついに！

ボクの怒りMAX！ってな状態に出会った・・・

それは、

これまでにない！怒りを覚えたボクが、

ちっとも怒らない！のだ！

この人生で最高に怒ってるのに！怒らない！のだ！

何とも思わない・・・

ってか、

静かに笑ってた。

これって、悟り？

いやいや、

全身全霊で呆れ果てた・・・

絶望するよーな状況の中で、さらなる絶望に落とされたのだった。

で、

人として最低で非情で許しがたい、そんな行為を

素直に受け入れることが出来た。

「アンタがイイんなら、それでイイよ。」

って。

こんな境地がボクに在ったとは・・・

これまでの人生の数々は、

これを知るためだったのだろーか？

ならば、

こんな連中からは、

もう、学ぶことは無い。

だから、

ボクは、

こんなバカげた世界から

抜け出す・・・

そして、

新たな世界へと続く

その道を探しながら生きようと思う。

 

咲　心太郎