今朝の新聞に・・・
86歳のお爺ちゃんの記事があってね、
85歳~89歳の国内最速のフルマラソンのランナーだそーで、
今年、4時間7分4秒の「日本新記録」を樹立したそーだ。
86歳が42kmを走れる!・・・
しかも4時間!ってさ・・・
52歳のボクは完走することすら出来ないだろー。
何でも、このお爺ちゃんは、
還暦の頃までは何もやっていなかったそーで、
その頃にお医者さまから中性脂肪が高いと言われたことがきっかけだそーな。
それからは、
毎日!練習に励んで来たそーで、
今では、月に400km走るそーだ。
1日10km弱か・・・すげーな。
今の世間様は、
86歳であること!
日本記録を出したこと!
それを称える人が多いよーであるけれど、
ボクの心は、
60歳から始めて、
26年間!毎日!続けて来ている!ということに
感動するんだよな~。
その結果が86歳の「今」なのであって、
その「今」がすごいのは、
これまで「継続して来たこと」がすごいのだ。
ボクが86歳になるまでには、
まだ34年もある!
オレも行くぜ~。
その一方で・・・
今日もユーチューブを開いてみると・・・
先日、格闘家のスター選手2人が闘って・・・
その試合に負けた選手の記者会見の様子の動画を観た。
10年間無敗!だった・・・
そんな彼は、テレビに出たり、ユーチューブに出ては、
たくさんのファンから愛されて・・・
この上ない幸せな人生を歩んでいるのだろーと思っていたが、
その口から放たれる言葉の数々は、
決してそーではなかったよーだ。
その身体はアチコチ壊れているよーで、
ごまかしながらやってたそーだ。
そしてまた、
身体のみならず・・・
パニック障害とうつ病を患って、
精神科に通っているということで、
「今後の人生を考えて、休養して治します。」
ってことだそーである。
試合前、
「もっと、格闘技を若い世代や子供たちに知らせ広めたい・・・」
なんて言っていたけれど、
おいおい!
である。
ここまでのトップ選手の肉体的や精神的なプレッシャーは計り知れないが、
この負け無しの10年で、
「最強」の称号を得ていた・・・
にもかかわらず、その身体と心がボロボロだったという、
それは、ただ、
格闘技に強かっただけ!ということである。
いくら試合で強くたって、身も心も壊してはダメである。
また
そんな身も心も壊すよーな競技を子供たちに勧めるんじゃ~ありません。
で、
まだ若いんだから、これからは身も心も大切しなさい。
ま、
何はともあれ、ホントにお疲れ様でした。
この86歳のお爺ちゃんにしろ、この格闘家にしろ、
日本一とかチャンピオンとか・・・
こんな人たちは、
恵まれた才能をお持ちになって生まれて来たのであって、
ボクら凡人が、そんなスーパースターたちに憧れて、
どんなにあがいてがんばったって、ほとんどの人が凡人のままである。
だけど、
この格闘家のよーな生き方はともかく、
このお爺ちゃんのよーな生き方なら・・・
「人間の身体は可能性を秘めている。
どこまでできるのか、自分の身体で実践してみたい。」
この86歳から出た台詞である。
まだ52歳のボクも同感である。
全ての終りが待っている…一度きりのこの人生じゃないか!
って。
そんな86歳が毎日10km走るのから比べれば、
一日、1時間や2時間くらいの空手の稽古なんて
ぜんぜん肉体的にも精神的にも楽勝で、誰でも出来るのである。
もっと、簡単なことなら、なおさらである。
さらにやればやるほど簡単になって楽勝になる・・・
だけど・・・
凡人はやらねーし、続けられねーのである。
何事もすぐに慣れて飽きてしまって・・・
そんで、あっち行って、こっち行って、落っこちる・・・
だから、
どこまでも凡人なのである。
さらに
「凡人でイイわい」とか言って楽を好みながら、シケた面ばっかである。
もしも・・・
そんな凡人が何かしら続けたならば!
60歳から始めた、このお爺ちゃんのよーに!
何かになれるかも知れないのである。
例え、
ずっと続けていても、
何かになれなくたって・・・
楽しんで続けられるよーになるのである。
身も心も元気になるのである。
そして、
その楽しみが大きくなる・・・笑顔が増える・・・
きっと、
それがシアワセだと思うのである。
咲心館には、
このお爺ちゃんの予備軍のよーな人が何人もいる・・・
60歳前後にして、
過去サイコーに蹴り足が上がったりしてるw
その蹴り自体は、大したことはないかも知れない・・・
でも、
これを続けられたら・・・
いずれ凡人でいることは難しくなるだろーw
また
それを続けることが容易いことにもなるだろー♪
と、
ボクは思うのである。
だから
そんな人たちのために
「まだまだ難しい空手にしてやろー」とボクは思うのだ。w
ありゃりゃ。
咲 心太郎
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