昨日のブログに書いた通り、
利き腕の右手中指を脱臼しちゃったから
何とも不自由な生活になってしまいました。
「何でもないようなことが~♪幸せだったと思う~♪」
こんな歌詞の歌が流行ったこともありましたが、
パソコンを打つのも中指だったから不便だし、
箸が使えない、字を書くこと、お尻を拭くこと・・・
もう、
何でもないようなことが、
何でもあるようなことになってしまいましたね。
空手に目覚め、打ち込み出してからのボクは、
フルコン空手家は怪我をしてナンボ!
ある意味、稽古における怪我は勲章でもあり、
どんな怪我をしたか?その痛みに耐えられるか?
また、怪我をしても稽古を普通にやれるか?
そう思いながら、
今でも、どんな怪我をしても、
稽古を休まずにやって来ています。
3年前に左手中指を脱臼した時も、
指に固定器具を付けたまま、指を曲げられないのに
組手の稽古だってやって来ました。
これは、
今の自分にやれる、自分の最善をやる!
中指が使えないなりに、出来る限りの最高の動きや技をやるんですね。
そこには、
怪我した部位に対する「恐怖心」が起こって緊張するわけでありますが、
ボクは、ずっと、そこに挑み、
いかに恐怖心を失くせるか?リラックスして動けるか?
ということを模索しながら繰り返して来て、
いつしか、この「恐怖心」という
一番厄介な心の壁を越えたのであります。
しかし、
「アイキ♡」を知って、何年かした頃、
ふと、
「怪我をしたら、空手をやって身体が弱くなったことになる!」
という、
当たり前なことに気が付きました。
怪我をする前の自分と、怪我をした後の自分が闘ったら・・・
どっちが強いんだ?
答えは明白ですね。
それで、
「稽古で怪我をしちゃいけない!」
と、
それまでの「怪我は勲章」みたいな思いを完全に捨てて、
「怪我もせず、また相手に怪我をさせない空手をやる!」
そして、
咲心館を設立しておよそ2年、
これまでの稽古では、
ボクはもちろん、お弟子さんたちも誰一人として怪我をしない・・・
「こりゃ~、怪我をしない空手を創れたみたいゾ!」
そう思えるようになったところで、
館長であるボクが、真っ先に怪我をした!
油断?慢心?不注意?技量不足?・・・
恥を知れよ、咲心太郎。
ま、
それで、この2日間は、
「何で?ボクのこの空手で怪我が起こったか?」
ボクに考えられる限りの
そのありとあらゆる理由を考えまくったのであります。
「未来」を創るのは「今」であり、
その「今」は「過去」や「歴史」から学び行動するということ
つまり、
「過去」を活かすのが「今」であり、それが「未来」を創るということです。
で、
ボクが「怪我をした原因」だけじゃなく、
お弟子さんである、その相手が「怪我をさせた原因」も考えるんですね。
で、
たくさん見つかりました。
今後の稽古で改善していきたいと思います。
こうして、
ボク自身とその空手は、また進化成長するのであります。
ってか、
まだ、
怪我をしても耐えて、乗り越える・・・
そんなことが起こらないと良く出来ねーのかね・・・
ボクの脳と心ってやつはさ・・・
いやいや、
もう、二度と!
今度こそ!
絶対に怪我をしない、させない空手に仕上げてやるぜ!
と、本気で思ってます。
ハイ!
そして、
「何でもないようなことが~♪幸せだったと思う~♪」
そう!
何でもないようなことの幸せを
みんなでいっぱい味わって生きるのだー。
咲 心太郎
コメント