「稽古」・・・古の武術家たちの「叡智」である「合気」を学ぶこと。

昨日でついに「50本目の動画」をアップである。

まぁ、とりあえず「100本」を目指しているから、まだ半分ではあるけれど、

多くのユーチューバーが「まずは50本」と言ってる人が多いので、

3ヶ月半ほどで「50本は上出来」だと思うのである。

で、「節目の50本!」ということで、

ちょっとだけ、すげー「アイキ♡」の技をお披露目するのである。

 

 

「アイキ♡」を知る人は、

「お~、なかなかやるねー。」と思っていただけると思うのであるが、

まぁ、「アイキ♡」を知らない人が多いであろーから、

これを観て、「すげー」と思う人はあまりいないと思うのである。

けど、昔は、こんなことを知りもしない、出来もしなかったワタシが、

こーも簡単にやれるよーになったことに自分では「すげー」と思うのである。

こんなことをやれるようになる必要はないけれど、

これをやれる時の「心境」に成れると、人生にはとてもよろしいのである。

この「心境」が「優しい手」になるのである。

 

動画の冒頭でも言っているのであるが、

「胸倉を掴まれた時点で、アイキ♡が出来てない人。」

なんである。

「アイキ♡」や「合気」というのは、

「相手の攻撃から身を守る護身術」

ではなくて、

「相手との争いや闘いを未然に防ぐ護身術」

なんである。

 

で、稽古で、自分の「アイキ♡」や「合気」の心を知り、

その心で動く身体の感覚を知り、

それによって相手が同調することを知るのである。

それらを知り、育てるための稽古である。

 

で、よく、「実戦で使えるか?」と言われるのであるが、

「優しい手」になれば、使えるし、

本気で来る相手の方が、技の効き具合は大きくなるのである。

が、

掴み合いや殴り合いになった相手に対して、

「優しい手」という「優しい心」になれるか?

ということである。

おそらくワタシには無理である。

掴まれたり、殴りに来たら・・・

そんなケンカになった相手に「優しい心」になんかなれるはずもなく、

おそらく、空手の突きや蹴りで応戦すると思うのである。

で、相手が、空手や格闘技などの経験者じゃない限り、

相手を傷めつけることになると思うのである。

ココ!なんである。

長く、空手などをやってたら、突きや蹴りの威力が上がるのであるから、

その手や足は、最早「武器」である。

試合などでは、ルールの元、お互い様でやるからいいけれど、

実戦という、ケンカではルール無しで、素人が相手の場合が多いのであるから、

突きや蹴りという武器を持ってる方が相手を傷めるに決まってるのである。

 

で、武道家は「合気」を学ばなければならないのである。

自分の「武器」を磨くのが好きな人間なのであるから、

その「武器」を誤って使うことのないように!「合気」の心を知り育て、

その人生の中で、争いや闘いが起こらないよう心がけなければならないのである。

「自分の心をコントロールする力」

これを育てるのも、稽古の目的の一つである。

 

現代では、多くの武道が「スポーツ化」されて親しみやすくなったのであるが、

「スポーツ化」したがために、「勝つか?負けるか?」を重要視する傾向が強くなって、

「強い心」とか「強い身体」とか「強い技」・・・

対人に対する「強さ」を追い求めて稽古に励む人が多いのである。

しかし、もしも、日常の中で、どーしても腹が立つヤツに出会ったら・・・

そいつが、もしも掴みかかったり殴りかかってきて闘いになったら・・・

その時は殴り倒して勝てさえすれば・・・相手を傷めても、自分を守れれば・・・

果たしてそれでいいのだろーか?

 

スポーツの「練習」と、武道の「稽古」は違うのである。

「古(いにしえ)を稽(かんが)える」

それが「稽古」である。

で、「武の道」を歩む、咲心館は「稽古」に励むのである。

それは、

古の武術家たちの「叡智」である「合気」を学ぶこと

ワタシはそう思うのである。

そして「合気」を知る人が増えれば、

きっと、「何かが変わる」と思うのである。

 

咲 心太郎

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