今日は七夕の日☆・・・「神」を使うな！「神」に使われる人間になろー。

今日は７月７日、七夕☆だ。

彦星さまと織姫さまが会える、年に一度の日☆・・・

ロマンチックやね～。

そんな日は、願い事をすると叶う日☆とされ、

短冊に願い事を書いて・・・

って、もう、何十年も書いてねーな⁉ｗ

 

小さい頃はそーでもなかったボクだけど、

反抗期になった頃から、

「神」も「仏」も「幽霊」も「UFO」も・・・

目に見えない、形にない・・・

そんなモノは皆、

「いるんだったら、オレの前に連れて来てみろ！」

そんな話をして来る人には、

いつも、このお決まりの台詞で、みんなを黙らせた。ｗ

なのに、

２０歳の時に親父が死んでね、

それからは毎日、

朝起きた時と、夜寝る前に

家の仏壇に手を合わせてるボクだった・・・

神も仏も信じていない！のにさ。ｗ

 

３０歳の時に

大好きなブルースリーの本を読んで、

この世には「何かの力」が働いてる！って知った・・・

それからは、

その「力」を追い求め始めて・・・

合気道開祖の植芝盛平先生の本で、

その「力」は「神」だと知った。

マジか！

また、ちょーどその頃、

お客さんで来てた、ちょっと変わった爺ちゃんと仲良くなって、

「オマエは、神も仏も信じていないのに、何で毎日、仏壇に手を合わせるんじゃ！」

その爺ちゃんに言われて、ハッとなった。

そんで、

今度は「神」を追い求め始めた。

この爺ちゃんに言われて、

新たな神棚も祀った。

バカだろ？ｗ

 

そんな３０代半ば過ぎから

だんだんと商売で問題が起こったり、

それまでの生き方が悪かったからか、

他人とのトラブルも多くて、

「神」を追い求める気持ちがハンパなくなっていった・・・

白山へ何度も登っては一人、

何度も山頂の社の前でひれ伏した・・・

また

立山や剣岳にも行って・・・

毎回、１時間か２時間の睡眠で、強行日帰り登山をやってね、

そんな剣岳では、

「あ！今日、オレはココで死ぬんだ！」

途中から、あまりの怖さと苦しさに

そんな覚悟を決めて登ったこともあったっけ・・・

「立山や白山には神が御座します。」

それを信じて疑わなくなったボクだったけれど、

その「神」がボクに現れることは一度もなかった⁉・・・

そんなボクの人生は、

どんどんと窮地に追い込まれ、

ますます、

神に祈るより他は無い！

そんな状況の毎日に

ボクの心が疲弊していくばかりだった・・・

が、

「空手を死ぬまでやる。」

何年も前に決めた、この自分の覚悟が、

心が疲弊しきったボクを諦めさせることはなかった。

 

そんな１２年前の７月７日、

空手の稽古を終えて家に帰ったボクは、一人でお酒を呑み始めると、

ついに！

「もう、いいか。やってらんねーよな・・・」

そんな気持ちになって、全てを投げ出したくなった・・・

が、

ふと、

その１ヶ月前に会ったばかりの、

合気道の達人の先生の顔が頭に浮かんだ・・・

ヤケクソの心になってたボクは、

「こんなボクにも神さまはいるのでしょーか？」

いきなり、たった、この一文を

この先生にメールで送った、返信なんか来ないと思いながら・・・

１分も待たずして、

「もちろんです。１００％の確信をお持ちください。」

先生のメールを見たの先か？

すぐにボクは号泣した、いきなりの嗚咽泣きで３０分以上泣いた。

悲しいのか？嬉しいのか？

泣く理由もわからない。

人生でこんな泣き方は経験したことがないってくらい泣いた。

 

あの日から丸１２年が経った今日は、

その涙のワケも知ってるし、

未だ、「神」はボクにその姿を現さないけれど、

「神」が存在していることも知っている。

１２年前の今日、

ボクは、

知らない内に心の短冊に願いを書いて、

知らない内に「神」はボクの人生最大の願いを叶えてくれた。

だから、

もう、ボクは、

七夕であれ、何であれ、

「神」に願い事はしない。

これからのボクは、

もっと「神」の願いを知り、

その「神」の願いを少しでも叶えてあげたい！

と思う。

 

「神」を使うな！「神」に使われる人間になろー。

 

咲　心太郎