K‐１の現役選手で「合氣ック」と名付けて、
キックボクシングと合気道を融合しながら挑戦してる人が、
先日、久しぶりに試合をしたと聞いたので、その動画を観たのである。
残念ながら負けちゃったのであるが、その闘う姿は異色で好きである。
ってか、ワタシも、ここ１０年、フルコン空手と合気の融合をやってきてるから
この人には、すごく共感が持てるのである。
まぁ、フルコン空手に合気を活かすのもなかなか大変な作業であったのであるが、
これが顔面パンチ有りとなると、もう一段と大変な作業なのである。
顔へ攻撃が来ると、人間は無意識に防御反応の反射が起こってしまうので、
この無意識をコントロールする意識と心を身に付けないとダメなのである。
しかも、K-1というトップ舞台でやるのだからなおさらである。
で、一流選手を相手にして闘い、倒し合う舞台の中で、
闘わない、倒さない心にならなきゃならない。
という矛盾した「合気」には必須の条件があるから、なかなか難しいのである。
またK-1のチャンピオンを目指すという、その根本の心そのものが、
「合気」の条件とは反対の心であるから、あまり「合気」が活きてこねーのである。
で、「合気的には、まだまだですなー。」と、思ったのであるが、
なんせK-１というトップレベルでやってんだから、やっぱり心から尊敬するのである。
そんで、試合後の会見で、
「今後のことは考えられない・・・」
と、仰られていたのであるが、
まだまだ「合氣ック」を育て、K-1の舞台で見せていただきたいと思うのであるが、
合気にしろ、キックにしろ、何にしろ・・・
人生を楽しみ苦しみ歩むのは、脳みそがあってこそ！なので、現役を引退して、
今後は「合気の追求」と、キックは「後進の指導」が良いと思うのである。
やっぱり顔面パンチは脳みそがダメージを受け過ぎるから良くねーのである。
今は良くても、遅くても老後にはその影響が出るのである。
もう、すでに少し観えるし・・・。
ま、ワタシの人生じゃないから、どっちでもいいのである。
ってか、「合気」の神ちゃまが本気で目を付ければ、
その後の試合は連敗街道まっしぐらになるであろーし、
イヤでも「引退」へと導かれるのである。
で、今度は、いつも動画で観ている合気道の凄い方が、
元K-1選手とコラボした動画が上がってたので観たのである。
この元K‐１選手は、ワタシが去年まで在籍してた道場の最トップ・・・
「鬼のK」と呼ばれた空手家の直弟子だったこともある人なんであるが、
「合気」とは真逆なよーな師の元についたのに
「合気」に興味があったことにはビックリである。
で、１R目は、キックルールで軽～いマススパーリングをやったのであるが、
今度は、合気道家がキックをやれるなんて、またまたビックリである。
この世には、いろんな人がおるね。
で、２R目は、素手で軽～いマススパーリングに「合気」を使ってやって、
元K‐１選手は、おもちゃのように転がされまくったのである。
でも、やらせではねーのである。
転がされまくった、この元K-1選手自身もビックリ仰天の連発である。
そんな元K-1選手の姿をあの「鬼のK」が見た日にゃ～、
想像するだけでゾッとするのである。
もし、「鬼のK」がいたら、こんな風にはならんな・・・
と、その動画とその姿を観て、またわからんでいいことがわかっちゃったのである。
で、この元K-1選手、K-1での試合の負け方がいつもあんまりにも不甲斐なかったし、
会ったこともねーけど同じ道場生というご縁で、ワタシの稽古に来てた子が一人、
過去にこの元K-1選手のお弟子さんになったのであるが、
その指導があまり良く聞かされてなかったので、大キライだったのであるが、
実は、この人は、とても良い人間☆だとわかったのである。
で、K-1に出て来る前のキックの選手だった時は、
ワタシの一番好きな選手だったことも思い出したのである。
そんで、「合気」のこともまた少し深くわかったのである。
やっぱり「合気」って、めっちゃ不思議で面白いのである。
ってか、動画ばっか観て、オタクかよ。
咲 心太郎
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