脳みそを変える。

今朝起きたら、やっぱり筋肉痛である。

昨夜は入念に身体を緩めたのにさ・・・

20年間、週2回で続けて来た筋トレも、この10日間たった3回お休みしただけで、

このザマである。

昔は、筋トレや稽古をやって、この筋肉痛になると、

「これで、また強くなれるんだ!」

と、大喜びしていたのであるが、今はただ不快なだけである。

でも、筋トレを辞める気がねーから、

これからは出来るだけ休まないよーにしよーと思うのである。

ワタシがサッカー少年になった、中学1年と2年生の時、

その監督だった先生に憧れたのであるが、これが超スパルタ先生で、

当時の冬は雪が積もってグランドが使えねーから、

いつも筋トレばっかやらされたのである。

腹筋、腕立て、背筋、スクワット・・・

もう、とんでもねー回数で何セットもやらされたのである。

で、毎日、全身筋肉痛で、笑うと腹筋が痛ぇ~し、

階段の上り下りなんかは、80歳のおじいちゃんみたいな感じである。

で、

「こんだけやってんだから、サッカーが上手くなれる。」

と、何の疑いもなくやってたのであるが、

高校進学で県の強豪校に入ったら、

自分のサッカーのヘタさをイヤというほど知り、失望するはめになったのである。

で、一人で重いボールを蹴って、キック力を上げたり、

小さいゴムボールを蹴って、ボールのコントロール力を養ったりして、

当時は50kgという、高校サッカー選手にしては細い身体であるが、

まぁまぁ、サッカーが上手くなれたのである。

そんなこともどこへやら・・・

ワタシのバカな脳みそは、また苦行を欲しがり、

今度は空手の世界へと入ったのであるが、

この道場長がまた、ハンパねーくらいの筋トレばかりやらせる人だったのである。

で、3回くらい、ランナーズハイみたいな…脳みそをぶっ飛ばされたのである。

限界を超えると、脳みそがハイになるのである。

それが、何か凄い経験が出来たと勘違いして、

「これで、オレは強くなったゾ!」

と、何の疑いもなかったのであるが、

他流派の人たちと稽古をするようになって、

自分がめちゃくちゃ弱いということを思い知らされ、絶望したのである。

が、かろうじて負けん気が勝り、一念発起して、

独学で、あれやこれやを学び、まぁまぁ、空手が上手くなったのである。

現代科学を以てしても、脳みそというモノは、

「まだまだ何をやっているのかわからない。」

そーなんであるが、

まぁ、苦行をやってる時に出る脳内物質が麻薬みたいなモンで、

その物質を味わった脳みそが、さらなるその刺激を求め、さらに苦行に走る・・・

苦の悪循環へとハマるのである。

と、平常心じゃない脳みそには常に興奮物質が出て、

怒るヤツはさらに怒るし、イジけるヤツはさらにイジけ、

笑うヤツはさらに笑い、喜ぶヤツはさらに喜ぶ・・・

のである。

脳みそがどんどん勝手にやるのである。

それで人生が創られていくのである。

あなたとあなたの脳が求める脳内物質はどれ?

まぁ、自分が求める物質と脳が求める物質が違う人が多いと思うのである。

「喜びたいけど、腹が立つことばっか。」

なんて人が多いと思うのである。

人間は皆、脳みそに支配されているからである。

その脳みそを改善させるのが空手なのである♪

脳みそを変えるには、

身体をどう動かし、どう使うか?

これに限るのである。

で、脳みそが変われば、身体と心が変わり、

空手もその人生も変わる♪のである。

咲 心太郎

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