「孤独のグルメ」

今日の午前中も、お店の後ろの 秘密基地「ボロ小屋」で筋トレである。

週2回、ほとんど休まずに20年もやってきたら自惚れ人間になるのは当然である。

あ、生まれつき、もともと自惚れ人間だったな。

自惚れ屋は落とされ刈られるから気をつけなアカンのであるよー。知らんがな。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」って、イイ言葉なの?

あのね、実る前に頭を垂れる人間よりは、自惚れ屋の方がマシだと思うのである。

で、まだ実っていない若芽だから、頭が垂れないワタシなんである。

若芽は、ただひたすら上を向いて伸ばすのみである。

この若芽を「テメー等ごときの錆びれた刃で刈れるもんなら刈ってみろ。」

って、誰に言ってんだ?

錆びた刃を持って威張ってるアンタ等にだよ。

って誰?知らん。

で、お店に戻ると、「孤独のグルメ」というドラマがテレビでやってたのである。

もともとはマンガなんだそーであるが、ワタシの大好きなドラマなんである♡

俳優の松重豊さん演じる井之頭五郎が、仕事で出向いた先で見つけたお食事処で、

ただひたすら食べて、心の声をナレーションで流してるドラマである。

この松重さんが、まぁ、ホントに美味しそうに食べるんである。

あれ、演技じゃなくてガチ喰いじゃね?スゲー役者さんである。

で、食べてる時の心の声も、めっちゃ面白いのである。

そんで、お腹がいっぱいの時に観ても、お腹が減ってきそーになるのである。

5、6年前だったか、独学で氣をイジくりまわしていたおバカなワタシは、

ある日、氣がどーかなったらしく、身体の不調があれこれ起こったのである。

その中で一番辛かったのが、お腹は減っているのだけれど、

食べ物を口に近づけると「オウェ~。」と気分が悪くなって食べれないのである。

でも、仕事も空手もやっていたから、食べないと身体が壊れると思って、

毎日無理して食べるという日が1週間以上続いてたのである。

どーやら、これは、強く氣をイジくったせいで、氣が大量に流れたため、

エネルギーに満ち溢れた脳みそがエネルギー供給を拒んでいたようである。

昔から禅宗では「禅病「、ヨガでは「クンダリー二症候群「、気功では「偏差「と呼ばれ、

ヤバくなると、死んだり、精神が崩壊したりする人もいるようである。

で、ワタシは死ななかったけれど、精神が崩壊したのか・・・このザマである。

って、後からこれを知ったのだけれど、そんなご飯を食べるのが苦痛な日々に、

たまたま、初めて、この「孤独のグルメ」をテレビで観たのである。

で、松重さんの超美味しそうに食べる姿をテレビで観てたら、

無性にご飯が食べたくなったので、ご飯を食べたらめちゃくちゃ美味しいのである。

「治ったー!」のである。

1週間以上続いていたのが一瞬で治った!のである。

氣ってホントに不思議である。

で、それから何度もご飯が食べたくなくなる度に「孤独のグルメ」を観たのである。

と、すぐに食べたくなって治るのである。

こうして「孤独のグルメ」は、ワタシのお薬になったのである。

そしてまた、このとき、「美味しく食べられることが幸せ♪」と知ったのである。

近年は、グルメ番組ばっかりやっていて、いろんな食べ物を取り上げていたから

「美味しいモノを食べられることが幸せ♪」だと思っていたけれど、

本当は、「美味しく食べられることが幸せ♪」だったのである。

で、嫁ちゃんが作ってくれる料理は、みんな美味しいので幸せである♡

と、この身体と心のお薬となった「孤独のグルメ」、松重さんには感謝である。

で、今日の松重さんは焼肉を食べていたから、焼肉を食べたくなったのである。

年を取るごとに何故だかどんどん肉が好きになっているワタシなので、

当然、緊急事態解除後の初外食は、焼肉に決定である。

生ビールも恋しいのである。

毎日、稽古で上を向いてがんばって、

毎日、美味しいという、ご褒美である。

で、プラマイゼロ☆である。

咲 心太郎

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