【一年の計は元旦にあり】白帯で「ワクワク」「ドキドキ」の話。

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あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。

 

ちなみにこの写真、白山山頂からのご来光です。

 

みなさまにもご利益がありますように。

「一年の計は元旦にあり。」

子供のころからよく聞く言葉。あ、最近はあまり聞かないか・・・。

 

新しい年が良い年になりたけりゃ、初日、元旦を大切にしなさいと。

子供のころは・・・

素直だった・・・

あの頃のワタシは、お利口さんで過ごしてましたっけ。

 

でも、年を重ねるごとにひねくれて

元旦の1日をいくらお利口さんで過ごしたところで

良いことも良くないことも1年の内には起こるんじゃいッ!

と知ってしまった!?、思うようになってしまった・・・間違ってねーよナ。

 

武道の世界に足を踏み入れた初日、

あの日の何とも言えない・・・ワクワク感、ドキドキ感。

 

真っ新の道着に真っ白な白帯を締めて

(これからオレはどんな風になれるんだろ・・・)

 

武道なんて何にも知らない出来ない当時のワタシは、その日から稽古に行く度に

「知る喜び」、「出来るようになる喜び」にいつも胸を躍らせていた。

 

それから数年後には茶帯になり稽古にも慣れ

いつのまにかこのワクワク感、ドキドキ感が消えていた。

そしてワタシは黒帯を取ることもせず、ずっと茶帯のままでやっていた。

そんな茶帯になって14、5年経った頃、

とあるスゲー空手家に出会い、稽古をつけてもらうために出向いた。

「他流派なので白帯で来てくださいネ。」

と言われ

「白帯を締めるのは20年ぶりくらいです。なんかワクワクします。」

と返事を返すと

「自分は黒帯を締めてますけど、毎日気持ちは白帯のままですヨ。」

それを聞いて、ハッ!となった。

 

ワタシよりはるか年配で武道の経験も長い人間が

毎日の稽古を白帯のような気持でやっている・・・だと~!!

「初心忘るべからず。」

すぐにこの言葉が浮かんだ。

 

そして

「一年の計は元旦にあり。」

も思い出した。

 

1月11日からはいよいよ咲心館の稽古が始まる。

ワクワク、ドキドキ感でいっぱいだ。

今日一日を!

日々の稽古を!

そして

今を!

白帯のような気持・・・

このワクワク感、ドキドキ感とともに大切にしていこう、今度こそ。

 

なのに労せず、

いきなり「館長」の肩書きと「黒帯」に昇格してしまった・・・。

 

咲 心太郎

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