実戦はルール無し!合気は実戦で使えるのか?

今日は、さっきまで、

テレビで「戦国自衛隊」っていう映画をやってたから

観てたんだけどね、

この映画は、ボクが小学生の頃の映画でさ、

当時は、時代劇などの刀で闘うシーンや、

「西部警察」みたいに拳銃で闘うシーンが大好きでね、

もう異常なくらい、刀とか拳銃が大好きな子供でした。

そこへ、この「戦国自衛隊」という、

浜辺で訓練してた自衛隊が、

突然、タイムスリップして戦国時代に移行して闘うという映画を観てさ、

そんで、

鉄砲やらマシンガンやら手りゅう弾やら・・・

また、

刀やら槍やら弓矢やら手裏剣やら・・・

もう、当時のボクにはヨダレもんの映画でした。

で、また、先日亡くなった、千葉真一さん、

この映画の中ではホントに渋くてかっこいいですねー。

子供ながらに憧れましたね。

ま、結局、この映画では、

自衛隊全員が死んじゃったんでありますが、

今の時代の武器と戦国時代の武器では、実際は話にならないですよね。

ってか、絶対にあり得ねー話だろ。

と、大人になった?今はそう思います。

でも、いろいろ考えさせられて、やっぱり良い映画でした。

 

空手をやってると、よく、

「実戦で闘ったら、強いんでしょ?」

なんてお客さんとかに聞かれたりするんだけどさ、

そりゃ~素手の素人が相手だったら、

持ってる武器が違い過ぎるんだから当然だけど、

相手が複数人とか、ナイフとか、はたまた鉄砲なんかを持ってたら・・・と

実戦はルール無し!

なんですが、

聞いてくる人は、そこをよくわかってない人が多いんですね。

で、また、

柔道と空手はどっちが強い?合気の技は実戦で使えるの?・・・

こんな感じで聞いてくるんですね。

で、

実戦で強いのは、実戦慣れした人や武器を持ってる人が強い!

空手の組手や試合で強くても、実戦はまったくの別物です。

また空手の中にも柔道の中にも、強い人も弱い人もいますよね。

空手と柔道という大きな別け方では比べられませんよね。

 

ボクは「ケンカに使える」という不純な動機で空手を始めて、

そんで、自分が望んだ以上にそこそこ強くなれたわけなんですが、

それがさ、

どういうわけか、

やっとの思いで強くなれたと思ったのに、

「この強さは、自分の弱さ!」だと思い知らされる人生になっちゃったんですね。

他人をやっつける力が強い人間ほど、弱い人間である!

ということなんですね。

 

それで、

自然と「合気」の方向へと進むことになってさ、

たくさん勉強しながらたくさん稽古をして、自分を変える努力をしてね、

そんで「アイキ♡」を知ることになったんだけどね、

この時にさ、「アイキ♡」ってのはね、

それまで進んでいた道とは真逆の道!

だと思い知らされてさ、

まぁ、それまでやって来た、ボクの全てが・・・

空手の技も、心も、精神も、意識も、身体も何もかも!

全く通用しない世界!

そんな世界があったんですね。

こんな経験をしてしまったボクは、

こうしてバカになりました。

だけど、とても幸せな心になりました。

この心を伝えたい。

 

で、

合気は実戦で使えるのか?

って質問の答えも知りました。

その答えは・・・

合気は実戦では使えません!

何故なら、

合気は実戦を起こさせないモノ!

だからです。

合気は、

戦国時代や武士の時代に

腕の立つ侍や武士が

たくさんの敵である人を切り殺し、その後、その自分の罪に打ちのめされて、

それで、いかにして、

相手を殺さず、自分を生かすことが出来るか!

そうして悩み考えて生まれたモノだとボクは学びました。

そして、時代を経て、

相手を活かし、自分を活かす!

現代の合気は、このように進化したのです。

もう、合気は実戦で身を守るモノではありません。

互いが闘う気になってる、その実戦の場には合気が働くことはない・・・

もしも働いたら、それはニセモノです。

 

と、言いながら、

今でも、

時々、

他人と実戦になりそうなボクは、

まだまだ、

未熟な人間だと言うことです。

ということは、

まだまだ、成長の余地がある!

ってことです。

よかったね。

なんか、よくねーだろ。

 

咲 心太郎

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