10年前・・・「とある空手家の1冊の本」を読んだことがきっかけとなり
ワタシの心魂の師匠となる人に出会えることになりました。
この空手家とこの本がなかったら今のワタシはここに存在していません。
この師匠は昨日のブログに書いた[合気ウィルス♡]の強烈な発症者でワタシは強烈に感
染させられ、その1年後にはこの師匠を通じてもう一人の強烈な[合気ウィルス♡]の発
症者と出会い、またまたこの方にも強烈に感染させられワタシも発症者となりました。
このお二方からこの本の著者の空手家の話を聞かされたり、
その後、この空手家が本を10冊くらい出版したのを全部読んでたり・・・
師匠には
「ホントにあなたとソックリですネ、一緒に3人で飲みたいですネ。」
本を読んだり、こう言われたりして、自分となんか似た人なんだな、と。
それでこの空手家の人に一回会ってみたいと思ったものの
ワタシと似た気性を本から感じていたので
(会ったらガチンコのドツキ合いになって大変なことになるんではなかろうか・・・)
ま、会う必要があればいつか勝手にそうなるだろう・・・と
師匠にお願いすることもなく昨日まで会わずに過ごしてきました。
そんな昨日の夕方、ネットを見てたら・・・たまたま・・・
この空手家が去年11月にお亡くなりになってたことを知りました。
身体に衝撃が走り、しばらく時間が止まったようになりました。
早過ぎる・・・63歳でした。どうやら春ごろから体調を崩されたようでした。
会ったこともない人の死に初めて涙を流すことになりました。
この空手家の人はご自身の著書やネットで
自分の生き様や考え方をたくさん書いていました。
ワタシと同じフルコン空手を現役でドツキ合いもされていて
また毎日の鍛錬も相当にやっていたようです。
この方もまたワタシと同じように師匠の[合気ウィルス♡]に感染し発症し
合気の道を追求し歩くことになったようですが、相当な鍛錬も怠らなかったようです。
また、昨日、この方が亡くなったことを書いたブログも見つけ読んでみると
過去にこのブログを書いた人のパンチを100発ほど身体で受け止め
アザだらけでお帰りになったこともあったそうです。
そんな姿をこのブログでは称えられておりました・・・。
ワタシは上記のお三方にはまだまだ到底及ばない未熟者ですが、師匠と出会い、
[合気ウィルス♡]を知り、それから今日まではただひたすら合気を追求してきました。
でもあの摩訶不思議な力や現象は未だに謎でまったくわかりません。
ただ、ワタシは師匠と出会ってからは鍛錬を辞めました。
身体に軽い負荷をかける稽古はやりますが、筋肉痛になるようなことはやりません。
また身体にアザを作らない攻撃や受けを身につけてきています。
空手家としての誇り・・・かなりデカかった拳ダコもほぼなくなりました。
フルコン空手の鍛錬とは、身体をイジメるだけ!だと気付いたからです。
筋肉痛やアザを繰り返せば、やがて筋肉や骨が強化され、
強い攻撃力となり、また痛みに鈍感になり強い打撃を受けても効かなくなります。
しかし、これらのことは身体の表層の世界のことで
身体の内部では、毛細血管が壊れたり、体内が酸化したり・・・
身体の内部はどんどんと錆びついていっていることを知りました。
またこのような鍛錬は相手にダメージを負わせるという心も育つのです。
「今までやってきたことは、全部、間違っていた・・・真逆だった。」
10年前、[合気ウィルス♡]を知り、空手の神ちゃまに導かれたワタシの答えです。
そんなワタシは去年10月に空手道場を立ち上げる決意をし、
師匠に相談したところ、師匠の流派の看板をいただけることになり
いったんは大喜びでお受けしましたが
「組手と試合はやらないでください。」
との師匠からのたった一つのこの条件が呑めず、結局お断りしました。
昨日、この条件を出した師匠の本当の理由がわかったような気がしました。
そして、今のワタシは、ワタシが創った咲心館は間違っていないと確信しました。
ワタシはこれからも基本や型稽古で自分を整え、正し、合気を育て、
相手にダメージを与えない攻撃やダメージを受けない受け技を磨き、
それらを組手に活かす空手をやっていき、それを人生に活かしながら
1日でも多く、みんなが笑顔と元気で過ごせるようにと思っています。
故 炭粉良三様
ワタシはあなたの本のおかげで、ワタシの心魂が求めていた師匠に出会え、
ワタシという人間の内面が大きく変わり、今のワタシがあります。
またあなたが書き残したたくさんの教えもとてもありがたかったです。
そんなあなたの死によってワタシの向かう方向がさらに明確になりました。
会ったこともない、もう会うこともないあなたですが、
ずっと近くにいてくれてるような変な感じになってます。
本当に心から感謝しています。ありがとうございました。
ボクはあなたの分もがんばって生きます。
お墓参りに行くことも出来ないので、こんな場所からで申し訳ないですが
心より哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします。
咲 心太郎
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