「ずっと・・・オレんとこに来てくれてるんだよな~。」

今日も午前中は道場稽古・・・

ジローと高校3年のY太と、そして小学4年のマナ・ブーマン☆が

稽古に参加した。

最年長少年☆のMさんは用事があってお休み・・・

今日はボクより年上の人がいない・・・

というか、若い子しかいないとボクは、

どーやら、いつも以上にわらびしくなって・・・

稽古前には、

マナ・ブーマン☆とじゃれ合ったり、

からかってイジメまくった。w

なのに、

いつもマナ・ブーマン☆は喜んでくれる。

ボクは、この子を空手で強くする気なんて全くない。

しかし、

「強くなれ。」

ボクは、口癖のよーにマナ・ブーマン☆に言ってる。

そして、

マナ・ブーマン☆は、強くはなっていないが、

確実に!

逞しくなっていっている。

いつだって、

このマナ・ブーマン☆は、ボクの言葉じゃなくて、

ボクの心をキャッチしてくれる。

昔は、

こんな子には何も教えてやれない先生だったな~w

ちっとは成長しとるのかねー。

ってか、

マナ・ブーマン☆と遊び過ぎて、

稽古開始が大幅に遅れてしまった。w

今に

ジローがブチ切れるかもな・・・

怖ッ!

 

稽古を終えて家に帰って一服してると、

ボクの愛する嫁ちゃん♡が、

目の前のテーブルの周りの整理整頓を始めた・・・

もう、何年も前からそこらにある、

空手関係の書類や本などを

「これ、まだいるの?」

なんて聞きながら、

次から次とボクに確認して来た・・・

すると、

「この封筒は?」

嫁ちゃんに渡された封筒の中を見ると、

前道場時代の写真がたくさん入っていた。

 

冬の海に上半身を裸で入って稽古した写真、

稽古仲間で何度もやった飲み会の時の写真、

そのお店の姉ちゃんの肩を抱き寄せたツーショット♡写真、

アイキ♡が出来るよーになったばかりの頃に技をやってる写真、

一番最初に個人稽古をつけた子との組手中の写真・・・

 

もう、何とも言えない懐かしい気持ちと共に、

これまでのことが、

次から次と、

これでもかー!ってくらい浮かんでは消えた。

そんで、

「これはさ・・・」

それら写真の一つ一つを嫁ちゃんに見せながら、

思い出話をたくさん聞かせた・・・

あ!聞いてもらった・・・やね。w

で、

つい、気分を良くして、調子に乗って

お店の姉ちゃんとのツーショット♡写真まで見せてしまった・・・(汗)

ま、それくらいで心が動じるよーな

この変人、咲心太郎の愛する嫁ちゃん♡ではないが。w

いやいや

愛されてないだけなんじゃね?

おい!

泣くぞ。

 

そんな飲み会の写真には、

咲心館が誇るオッちゃんズ・トリオ☆の御三方もいて、

最近、

「髪が薄くなって来た・・・」

なんて言ってる最年長少年☆のMさんの頭は、

たしかに今と違って、黒くフサフサしていた・・・

残る2人は、今とさほど変わらず、光っていた⁉w

こらこら。

またボクも、今よりは髪が黒かった。

そんな写真に写った人の中には、

前道場へ残った人、

空手を辞めちゃった人・・・

もう会っていない人たちも何人かいて、

「どーしてんだろーな~。」

なんて、思いながら、

彼らとのことを振り返っては、あったかい気持ちで懐かしんだ。

が、

やっぱり、

すぐに、

オッちゃんズ・トリオ☆や

ボクの咲心館に来てくれた人に目が移り、

「ずっと・・・オレんとこに来てくれてるんだよな~。」

さっきまでよりも、何とも言えない、

嬉しさとあったかい気持ちになった。

ホントにありがてぇなぁ~って。

 

で、すぐに我に返り、

「オレは咲心館の館長なんだ!思い出にふけってる時じゃね~。」

今は、

今!ボクといてくれる人のためのボクじゃなきゃ!

それで、

また、「ボロ小屋☆」に行って、

日曜日恒例の筋トレをやった。

そして、

今から、

一人稽古をやる。

ボクは、

これまでにもう、十分、

みんなに喜ばせてもらえたから・・・

だから、

ボクは、

ボクの空手で、

みんなを喜ばせたい。

そして、

これから、もっと、もっと・・・

みんなに今まで以上の思い出を作ってやるのさ。

だから

まだまだ

すげー咲心空手にしてやるぜ。

前へ進めー。

 

咲 心太郎

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