今日は朝から、
ある動画をひらすら見ていました。
その動画はコチラ↓
この背の高い、
いかにも強うそうな人こそ、
僕が「化け物」と敬意を込めて呼ばさせてもらっている、
兄弟子です。
そんな兄弟子の動画をひたすら見ていました。
なんで、そんなことをしていたの?
実は、
この前のミット稽古の時に、
タローさんに、
「心次郎は、突きを打つ時に必ずと言っていいほど、腕を引いている。」
と言われました。
僕は、
ミットを打つ時に限らず、
組手でもそうなのですが、
癖なのか、
腕を引いて、突きを出してしまいます。
この「腕を引く」ことで、何が起きるかというと、
体の力が相手に伝わらなかったり、
突きの回転力や威力が落ちたりします。
いくら最初に体で動いたとしても、
腕を引いてしまうことで、
その体の力は、逃げていってしまうわけですね。
一方で、
「腕を引かない」ようにすることで、
体の力を相手に伝わらせられるようなったり、
突きの回転力や威力を上げられたりします。
また、接近戦などでも、
狭い距離で、威力のある突きを出せるようにもなります。
その「腕を引かない突き」をしているのが、
この兄弟子なわけです。
動画を見ていただければ、
分かるかと思いますが、
この兄弟子、
一切、腕を引いていません。
すべて、お腹と一緒に連動させて打っているのです。
やっぱり、「化け物」だ・・・
と、
タローさんに「腕を引いている」と指摘されたことで、
朝からずっと、兄弟子の動画を見ていました。
最近になり、
ようやく「お腹で打つ」ということが分かってきた所だったのですが、
まだまだ、先は長いようです(笑)
ただ、
昨日のミット打ちの稽古で、
心十郎さんとペアになった時に、
試しに、僕が思う「腕を引かない突き」を出してみたら、
「なんか、突き強くなった?」
と言われました。
まだ、この突きが「腕を引かない突き」かどうか、
合っているかどうかも分からない段階で、
心十郎さんのこの反応・・・
腕を引くか、引かないか。
たったこれだけの違いで、
威力が全然違ってくる。
また、成長できる予感・・・
咲 心次郎
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