「空手の達人になりなさい。」

今日は兵庫から63歳のNさんが稽古に来た・・・

雪も小康状態になったけれど

こんな悪天候の日に

よく来たねー!

63歳にして

そのヤル気、向上心・・・

ボクは大好き♡だ。

そんなNさんは

空手歴48年!だそーで

昨日と今日の午前中は

身体と心をみっちりと整えて迎えることにした。

だってさ

ボクよりも年上でさ

空手歴も遥かに長い!

そんな人に指導が出来るのか?

逆に教えられるんじゃね?

来るんじゃなかった・・・

なんて思われるんじゃね?

そんなことになったら

「あなたは自由にやりなさい。」

って言ってくれた

ボクの偉大なる3人の師☆である

保江先生、畑村先生、新里先生の

面目まで潰してしまうやんけ~!

ボクの自我が

ワーワーわめいておりますが

今のボクには

肚から湧き上がる絶対的な自信と

胸から溢れ出る愛♡が

瞬時に

この自我のわめきを黙らせて

「いっぱい教えて歓ばせてあげるのだ。」

ってしか

思えなくなってしまった。

最良の自分で迎えるために整えたの。

 

予定時間の午後一時に数分遅れて体育館に着くと

ジローと一緒にNさんが待っていてくれた。

ほ~

やっぱ

長年やってきた

雰囲気?貫禄?

そんなモノを感じた。

早速

いつものごとく

立禅のチェックからやった。

やっぱ

普通の人よりは

軸の力が通ってたけど

ぜんぜん弱い!

「通してあげる。」

ボクは

Nさんの腕に

軸の力を伝えながら指導をすると

ほんの数分で

ビシ~ッ!

あらら

もう通っちゃったw

そこから

基本稽古と移動稽古と

転掌とナイハンチの型のやり方と要点を

詳しく教えた・・・

家に帰ってから

一人で稽古が出来るよーに・・・だ。

そんな稽古が終わると

Nさんは

「今日だけで、10年分を習ったみたい・・・」

って歓んでくれた。

それは

48年という長い間

空手をやって来たから

ボクの難しい教えがわかるんですよー!

空手歴48年・・・

その63歳には見えない肉体が

それを物語っていた。

「その大胸筋は要らんの。使わんの。」

これが

出来た時

Nさんには

爆進化が起こる…

48年やって来たエネルギーが動き始めるのだ。

「空手の達人になりなさい。」

って

言ってあげた。

 

稽古終了後

「また来ます。」

電車を乗り継いできたNさんの送迎を

ジローに任せて

駐車場で握手を交わして家に帰った。

「お疲れ様でした。」

ってメールを送ると

「今、電車の中でタントウコウ(立禅)をやってます。」

来る時も

座席に座らずやって来たそーなw

さらに

「一日で11時間もタントウコウをやる私って変人ですか?w」

って。

「変人が変人に会いに来たんだから変態に変身しますヨ。」

って返したら

「変態道を歩んで参ります♪」

だって。

だから

ボクのお弟子さんに認定した。

こんなNさんが

咲心空手

そのナイハンチ道☆に励んだら

変態して

達人に化けるw

 

咲 心太郎

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