この空手を育て続けます。

昨日の稽古には、60歳、60歳手前、50歳手前のオジちゃん3人と、

20歳手前、20歳過ぎ、20歳半ばの若者3人のお弟子さんで稽古をやったのである。

基本、移動、型稽古をやってから、ミット稽古をやったのであるが、

咲心館のミット打ち、ミット蹴りは、ただ力一杯、突いたり蹴ったりするのではなく、

いろんなことを意識してやるから、けっこう難しいのである。

で、集中力がいるから、一人につき、一種目を10発ずつしかやらせないのである。

量より質が大切という、ワタシの思いである。

また質が良くなれば、量も多くこなせるようになるのである。

で、イイ突き、イイ蹴りになると、「パーン♪」と、が良くなるのである。

イイ突き、イイ蹴りほど、音が高くなって、音質が良くなるのである。

また、ミットが一瞬、手や足に「ベタッ!」と、くっ付くような感じになるのである。

すると、筋力じゃない「スっゴいパワー☆」が出るのである。

そんで、昨日はオジちゃんたちと若者たちに分かれてミットをやったのであるが、

[オジちゃんチーム]vs[若者チーム] で

「どっちがイイ音を出せるか選手権大会」の始まりである。

普通の筋力と身体能力重視でやれば、比べるまでもなく若者チームの圧勝であるが、

咲心館の突きや蹴りは、筋力と身体能力はあまり関係がないから、

60歳や60歳手前の人でも、だんだんとイイ音が出るようになっていくのである。

で、昨日は途中までは、オジちゃんチームの圧勝か!と思われたけれど、

オジちゃんたちの音にスィッチが入ったのか、若者チームの巻き返しである。

と、負けず嫌いのオジちゃんチームもまた、さらにイイ音を出すのである。

もう最高に盛り上がって、めちゃくちゃ楽しくなるワタシである。

普段の稽古やこのブログで、闘う心は要らないと言ってるのに矛盾してるようだが、

こういう闘いは、とてもイイのである。

お互いが良くなるためのこのような闘いは、闘いではなくて、

「切磋琢磨」と言うのである。

一人でやるよりも「切磋琢磨」になる仲間がいたら成長スピードが上がるのである。

で、親子?いやそれ以上に年が離れた者同士が、

互いの技や身体使いで張り合える・・・

オジちゃんと若者が、真剣に張り合って「切磋琢磨」になる空手・・・

我ながら、よく考案したもんである。って、ワタシもよくやって来たのである。

で、その稽古をみんながやる姿勢・・・

その真剣さや楽しむ心や笑い声が場の空気をとても良くするのである。

咲心館を設立して、「ホントに良かったナ。」

と、心から思えた、昨日の稽古でした。

で、もっとたくさんの人にも味わってもらったり、

今いるみなさんはずっと楽しんでもらえるよう、

この空手を育て続けます。

咲 心太郎

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