昨日は道場稽古も仕事もお休みだったので、
咲心館本部道場であるお店の事務所で一人稽古などをやって過ごしたのであるが、
嫁ちゃんと夕食に出かけようと、Tシャツを着替えながらパソコンの電源を切ろうと…
「おぉ~!スゴッ。」
パソコンの奥にあった小さな鏡にワタシの上半身の姿が映って見えたのである。
毎日、お風呂で見る、見慣れた自分の身体なんて何とも思わないのであるが、
場所が違ったせいか、鏡に映った自分の裸の上半身に目が点になったのである。
「やってきたことが、肉体に現れてるなー。」
で、今までやってきたことが走馬灯のように浮かびながら、
鏡に映る自分の肉体にウットリ♡したのである。
オマエはバカかよ。
ワタシはバカであるよー。
で、鏡の前でいろんなポーズをとってみたり、筋肉を締めてみたりして、
しばらく遊んで、さらにウットリ♡を楽しんだのである。
と、ハッ!となって、慌ててTシャツを着たのであるが、
ワタシのお店はガラス張りなので、外から丸見えだったことを忘れてたのである。
50歳のオッさんが、鏡の前で自分の身体にウットリ♡してるって・・・
「めっちゃ恥ッずかしい、バカやん。」
と、嫁ちゃんに笑われながら、久しぶりにはま寿司に行ったのである。
お肉が大好きなワタシなのであるが、日本人ならやっぱりお寿司を食べろ。である。
で、ホントに久しぶりのお寿司をたらふく食べて、お酒もたくさん飲んで、
超超超ご満悦♡である。
で、お会計を嫁ちゃんに任せ、ワタシはお店の外で食後の一服を楽しんでいたら、
知らないオジちゃんが歩いて近づいてきて、何やら一人で話し出したのである。
(あ、キ印のお方なのね。)
空手によって磨かれた直観ですぐにわかったのであるが、
どーも、どーやら、このオジちゃん、ワタシに話かけてきているご様子である。
で、キ印だけれど、殺気のないキ印のお方のようなので、警戒を解くのである。
「お~、これも何かのご縁やね~。こういうご縁があるんだよね~。」
なんて言いながら、ワタシの前に立ち止まり、お喋りが止まないのである。
このオジちゃん、63歳だそーである。
(なんで?このワタシが?キ印の人とご縁があんの?どんなご縁だよ。)
と思いながらも、何度も差し出されたその手と、握手を交わすワタシなのである。
キ印のお方との会話の内容は、「ピー音「を入れられないからカットするのであるが、
ワタシが思うことと同じようなことも言ったりするのでビックリしたのである。
で、20分ほど話したのだろーか・・・
「日本にパチンコ政府が出来たら、オレは絶対に総理大臣になるでー。」
さすが、キ印のお方である。言うことがデカいを通り越したデカさである。
で、お別れの握手を交わし、50mほど先にあるパチンコ屋へと向かわれたのである。
夜の9時半頃である。そんな時間からパチンコだそーである。
勝負に用意した所持金は、全財産の2千円だそーである。
さすが!キ印のお方には、まだまだ敵わないワタシだなぁ、と、思った次第である。
で、ふと我に返り、
この2人とは他人のフリをして離れていた嫁ちゃんと帰宅の途へと向かったのである。
「なんで、あんなキ印の人がオレに寄って来んの?」
「あ~、オレもキ印の人ってことか。アハハ。」
なんて冗談で嫁ちゃんに言うと、
「そーやん、知らんかったん。」
と、言って、ケラケラ、ゲラゲラ、キャッキャラと爆笑する嫁ちゃんなのである。
あまりにも嬉しそー楽しそーに笑うその姿に、こっちも嬉しくなったのであるが、
ワタシもキ印の人だった・・・。
ワタシとあのオジちゃんは同類だった・・・ということを、
嫁ちゃんのその姿から思い知らされたのであった。ガーン。
これが「類は類を呼ぶの法則」である。
で、このキ印のワタシと一緒になった、その嫁ちゃんもまたその同類だということを
彼女はまだお気づきではないようである。ギャハハ。
ちゃんちゃん♪
これ、嫁ちゃんも読むけど、どーなんだろ。
あ、お弟子さんたちも・・・。
咲 心太郎
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