昨日の午後3時頃・・・
「シャチョウ、スミマセン・・・」
ん?
もう社長じゃねーしw
で
お店の入り口に
ちょっと身体が大きくて色の黒い外国人が立ってた・・・
「何なん?」
いつものボクなら
門前払いをするのであるが
今回は
ボクの魂が拒絶しなかった。
「アノクルマ、ウッテクレマセンカ?」
あら
日本語お上手じゃないの!
どーやら
2年ほど前から
お店の敷地に置きっぱなしにしてる
ボクの前愛車である
動かなくなったアリストのパールちゃんを
売って欲しいらしい。
いつか
お金に余裕が出来たらまた乗ろう!
って思って置いてあるんだけどな・・・
「イクラナラ、ウッテクレマスカ?」
けっこうゴリゴリ来るの。
でも
なんか親近感が持てる人でさ
「どーしよっかな・・・」
なんて言ってるうちに
売ることにしてしまった。
ま
どんどんボロくなっていく姿を見てるのも
毎日辛かったし
また
収入が無くなったし
いいタイミングだよな。
これも
神の計らいかね?
で
車のナンバーを外す作業をやり出した
彼の傍に座って
「何で日本に来たの?」
とか
いろいろ話してたら
「コレ、ボクノムスコ…プロヤキュウセンシュヲメザシテル。」
って
携帯で中学生の息子の写真を見せながら言って来たから
「いいじゃん!本気でやったら叶うよ。」
って言ったら
「オーッ!」
って
大きく目を開いて
「ホント二ナレマスカ?」
って訊いて来たから
ボクはこう言ったんだ・・・
オレさ
ちょっと変わった空手の先生をやってるの
でね
ちょっと不思議なことが出来るの
ま
それを目指してやって生きて来て
オレは自分の夢を叶えたんだ
で
これは
そのオレの武道・武術の教えでね・・・
プロ野球選手を目指したら
その日から
そう成る!
それだけを一心に思って
毎日
今日よりも明日・・・って
自分が少しでも良く成るよーに
野球が上手くなるよーに
練習して生きる
何があっても
その想いだけはブラさずにやるんだ
例え
中学・高校で補欠だったとしても
プロ野球選手になっていない間は
何の問題もない
それらは
むしろ
夢を叶える力にしかならん
が
それで
自分が諦めてしまうことだけが問題だ
って
家に帰ったら息子に言ってやれ
って言ったんだ。
そしたら
「ワオォ~ッ!」
って
さらに大きな目を開けて
「ワタシ、スゴイコトヲマナビマシタ、マチガッテイマシタ!」
って
これまで
息子が
差別のよーな待遇を受けていることや
ソレに対して
監督に文句を言いに行ったことなどを話したから
彼の話を遮って
「それをやるんじゃない。」
「その監督はクソだろ?」
って訊いた
「ハイ。」
だろ!
「そんなクソ人間に認められるよーな人間はプロには成れん!」
わかるだろ。
認めてもらえなくて良かったじゃん!
けど
それで
怒ったり・・・
ふて腐れたり・・・
イジけたり・・・
だから
みんな夢が叶わないんだよ
その怒りを
その悔しさを
その悲しみを
全部!
夢を叶えるためにやる練習の原動力に転換するんだ!
わかったかい?
「ハイ、ワカリマシタ。アナタノトコロヘキテヨカッタ。」
ボクの言葉に感動して
心が震え奮い立ってる
彼がいた・・・
そんな彼から出る”波動”を感じながら
歓びに満たされて
心が震えるボクがいた。
あ!
ずっと
ボクがやりたかったのは
ボクの心が味わいたかったのは
コレ!なんだ。
これこそが
”調和”であり
”共有”であり
まさに
”愛魂”であろー。
日本人が日本人らしくなくなって
ボクは”変わり者”扱いになって
これまで
その外国魂たちの得意技である
”手の平返し”を
これでもかッ!って喰らったけど
まさか
外国人に伝わるとは!
作業を終えて車に乗り込んだ彼を
「バイバ~イ。」
って
手を振りながら見送った…
彼も車の窓を開けて
手を振りながら
車が見えなくなるまで
ハザードを点けて走って行った。
ボクのところへ連れて来ておくれ
って
神に祈ったけど
早速
応えてくれたんだね
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