許さないヤツと謝らないヤツ。

先日、学生寮へ戻ったばかりの息子くんが、寮内でお酒を飲んだから、

自主謹慎という形で家に戻っていたのであるが、ついに処分が出たのである。

退寮処分。

学校ってところは、相変わらず、

許してくれねー、肝っ玉の小っちぇ連中ばっかである。

この咲心太郎が、あんだけ低姿勢で頭を下げたのに!チクショー!である。

まぁ、寮のルールを破った息子くんとその仲間たちが悪いのはもちろんであるが、

今回は、凄く反省したのである。

ある意味、社会に出る前の良い経験にもなったのである。

人間は過ちや失敗から学ぶのである。

なのに、学校ってーのは学ぶところであるのに、過ちや失敗を許してくれない・・・

学校の先生ってーのは、最早、ロボット。

勉強、点数・・・それと、校則とかルールしかねーのである。

ならば、

生徒だけを処分していいのかよ。

トカゲのしっぽ切り。ふざけんな。

ワタシら親は、信頼して寮に預けてんだから、そっちでワルさをしたら、

先生、アンタらにも責任があるんじゃねーの!

先日、問題が起こった時に「すぐに迎えに来い」って言ってきてさ、

お店を閉めてまでして、すぐに迎えに行って、

ただひたすら謝罪したワタシに上から目線で講釈を垂れてさ、

先生って、そんなに偉い人間なのかよ!

で、今日は「6時に来い」とのことで、嫁ちゃんが行くのである。

ワタシが行くと退寮じゃなくて退学。

今日、ワタシが行ったら、暴言と威圧感で先生を泣かしちゃうからである。

どうせ、退寮なんだから、何で今さらまた親が行かなアカンの。

ホント、めんどくせー連中である。こっちは客だぞ、それ忘れとらん?

でも、息子くんのために、ここはグッと我慢我慢である。

先生というロボットは、校則やルール、自分のことだけが大事なよーであるが、

ワタシは、息子くんや仲間たちの未来を大事に思う人間なのである。

で、ロボットを相手に、こーなることは「想定内」だったので、

問題を起こした日に、息子くんに、

「日を改めて、みんなでもう1度謝罪に行きなさい。」

と、言っておいたのであるが、

どーやら、息子くんたちは行ってなかったよーである。

お酒飲んだのがバレて問題になって怒られたときには、

心から謝ったり反省文を書いても、ロボットにはただの仕事で当たり前のことなので、

その後、もう1度、処分が下される前に自ら謝りに行くよーに教えたのである。

負けて勝つ。

しかし、やらねーのである。

で、ロボットに負けることになるのである。

この咲心太郎でさえ、息子くんたちのために頭を何度も下げたってーのに、

自分らはやらねーってさ、

自分や人のために謝れねー人間ばっか。

謝るってのは受け身じゃなくて、自ら積極的に謝らなアカンのである。

そーすれば、神が動くのである。

けど、これが、なかなか出来ねーのである。

で、処分を素直に聞き入れて帰って来た息子くんに、

「何でも聞き入れたらいいっちゅうもんじゃねーよ。」

もっと謝って、もっと粘って逆らって、もっとお願いして、そう簡単にあきらめんな。

と、久々に「喝」を入れてあげたのである♪

もうすぐ、社会に出て出会う、たくさんのロボットに負けないよーに!である。

しかし、なんだね、50歳になった今も、中学生の頃からと変わらず・・・

「センコーって、何かムカつくぜ。」

弱ぇ~くせに威張んなよ!

けど、息子くんのこれからの人生のために、

今回もまた、おとなしくする咲心太郎である。

大人になったじゃん♪

ってか、オマエも先生やってんだろ!?

そーだった・・・

けど、学校の先生ロボとはちゃうわい!

ワシにゃ~、熱い血が通っとるぞ。

人間だもん。

咲 心太郎

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