「予定調和」⁉・・・奇跡じゃん!2人の師とのちょっと不思議な出会い⁉

今日は、2人の師匠さんのことを自由に話せるようになったので、

ボクの師である保江邦夫先生と畑村洋和先生にお会いした頃の

ちょっと不思議な出会い⁉

これを詳しく書いてみようと思います。

 

今から11年前に

炭粉良三さん(ペンネーム)という空手家が書いた「合気解明」という本を読んで、

それから数か月後に

とある本屋で本が光って見えて手にしたのが、

「武道vs物理学」という保江先生の本でした。

 

「合気解明」には、

長年、空手でバリバリに鍛えていた炭粉さんが保江先生にガチの闘いを挑みましたが、

その「愛魂♡」には全く通用しなかった様子が描かれていたのですが、

当時のボクは「ホンマかいな。」と、あまり信じていなかったんですね。

で、本の中の保江先生の名前もすぐに忘れていたんですが・・・

その光って見えた本、「武道vs物理学」を手にした瞬間、

(あ!「合気解明」に書いてあった人だ!)

と、思い出しました。

で、本を開いて中を見てみると・・・

(え~!この人が達人なの?)

これまで、ボクが知ってる、また本やビデオで観て来た武道家たちとは、

全く!武道家には見えない顔をした!保江先生の写真!

もう、どーみても「合気解明」に書いてあったことは

ウソだとしか思えませんでした。(先生、ごめんなさい。汗)

でも、本の内容がオモシロそうだったので買って家で読んでみると、

それまでボクが学んで来ていたことが詳しく書かれていて、

さらに

ボクがフルコン空手界では一番だと思っている

極真空手の松井館長を吹っ飛ばした!

なんて書いてあるじゃないですかー!

ウソだろ⁉

 

と、すぐに

(この人に会いに行かなくちゃ!)

という気持ちが沸き起こって来て・・・

これは、真実を確かめたいという気持ちは全くなく、

ただ、何故か?会いに行かなくちゃならない!と思っただけでした。

今では、何でそう思ったのかがわかりますが・・・

で、

すぐに本に出てた、

保江先生が稽古に使っていた体育館の名前だけを頼りに

あちこちに電話をして、ようやく、当時の保江先生の職場である

大学の電話番号を手に入れて、電話をしました。

「あのぅ、本を読んだんですけど、会っていただけないでしょうか?」

ボクもいきなり唐突な申し出なんですが、

「貴方は奇跡ですよ!ボクと電話が繋がるなんて!」

いきなり、こんな答えが返って来てビックリしましたが、

「ボクは電話をほとんど取らない人間なんですが、たまたま取ってしまいました。」

と、保江先生は説明してくれましたが、

その時は、「そんなん知らんがな。」てな程度で聞き流していましたが、

今になれば、このタイミングが数分、いや数秒でも違っていたら

電話を取らない保江先生と出会うことはなかったわけであります。

奇跡じゃん!

 

そうして

11年前の6月に初めてお会いしていただいて、

さらに「愛魂♡」の存在をこの身に知らされ、

「ボクの今までの全ては、この人に出会うためだったんだ!」

もう、喜びという言葉では表現出来ないくらいの気持ちになりました。

その3ヶ月後には、個人的にも会ってくださって、

さらに、もっと強烈な「愛魂♡」をいただいて、

それからは、

事あるごとに保江先生にメールをするようになりました。

その頃のボクは、人生大急落の真っ只中で、

辛いことや苦しいことが多く起こって、

その都度、保江先生に泣きつくようなメールばかりしてました。

にもかかわらず、

また、とても忙しい保江先生なのに

たとえ、深夜遅くにでさえも、いつもボクに優しい言葉をかけてくれました。

それで、どれだけ落ち込んだ心が励まされたことか・・・

でも、

ある日、

(ちょっと保江先生に甘え過ぎじゃないか?迷惑をかけてるんじゃないか?)

突然、そんな思いが沸き起こって来ました。

それで、何日も悩んだ末に

(これからは、自分の問題は自分で解決しよう。)

そして、

(感謝の気持ちを持って保江先生に会いに行って、こっそりお別れの挨拶をしよう。)

また保江先生の稽古に参加させてもらって、

保江先生にはお別れを言わないで、自分勝手なお別れをして来ようと考えました。

初めて稽古に参加させていただいてから、ちょうど1年が経った時でした。

 

それで、

「稽古にまた参加させていただけないでしょうか?」

と、メールを送ると

「その日は関西の方から何人か来るから、よろしくね。」

と、また意味のわからない返信があったのですが、

一人で勝手なお別れをしようと思って興奮していたボクの心は

またしても「誰それ?知らんがな。」と、読み流していました。

 

そして

2度目にして最後の稽古に参加するために保江先生の道場である体育館へ着くと

(あ!メールに書いてあった関西の人って、あの人やね。)

すぐに一人のオッちゃん⁉が目について、保江先生のメールを思い出しました。

で、

稽古の合間の休憩の時にそのオッちゃんがボクに寄って来て、

「自分・・・その道着は何?」

と、聞いてきたので、

「ボク、空手をやってます。」

と、答えると、いきなり、

「ちゃう!その帯や!白帯で来るのが礼儀やろ!

 保江先生がイイって言うてもオレは許さんでー!」

けっこうな勢いでまくし立てられたのですが、

キレ癖のあった当時のボクは、

(オメーに言われる筋合いはねーんだよ!やっちまうぞ!)

と、腹から煮えくり返ったのですが、

(今日は、保江先生にこれまでの感謝を伝えて、お別れをしに来たんだ!)

と、自分の気持ちを押し殺して、

「すみません、今後は気を付けます。」

と、答えましたが、

(もう、こんな気持ちで、こんな稽古なんかやってらんねーよ!)

そう、保江先生の稽古は

「相手を愛する♡」

そんな稽古だったんですから~笑

イラついて、やれるわけねーよな。

で、ボクは道場の隅っこで見学することにしました。

すると、

しばらくすると、

保江先生が、

「久末さんのお相手をしてあげてください。」

と、声をかけ、

「はい。」

と、立ち上がってボクに寄って来たのが、ナント!さっきのオッちゃん!

(えー!保江先生~、何を言ってんの?さっきコイツと揉めてたの見たでしょ⁉)

(コイツをボクに愛しろと言うの?無理だろ!)

そんなボクの心を知ってか知らずか・・・

「ほな、やりましょかー♪」

さっきの態度とは、打って変わって飛び切りの笑顔のオッちゃん⁉でした。

(けっ!保江先生に言われたら、こんなに態度が変わるのかよ!だっせーヤツ。)

と、心の中で見下しながら、

ボクも、保江先生に言われたらやるしかないと思ってやることにしました。

 

そして、

最初にやったのが、「愛魂♡上げ」の稽古・・・

ボクの腕をオッちゃんが押さえ、ボクがその腕を上げるという、

(これ、オレはもう、楽勝なんだよな~)

と、思いながら、上げてみたら・・・

え⁉全く腕を動かせねー!

な、何で?

え⁉どーいうこと?

で、しばらく何度も上げようとしてたんですが・・・

「ワシ、愛魂♡かけてんねん。」

と、不敵な笑いを浮かべたオッちゃん⁉が・・・

さらに

「保江先生がオレを指名するんだから、貴方は何か脈があるんやろね。」

え⁉何?もう一人、「愛魂♡」の達人がいたの?

「関西の人をよろしく」って、あのメールってさ、

このこと?え⁉どーいうこと⁉

もう、頭がパニックになりました。

「オレは神戸で「氣空術」っていうのをやってるんや。今からそれをやるわ。」

これが、畑村洋和先生との出会いでした。

そうして、

それから

1時間ほど吹っ飛ばされることになったんですが・・・

その合間の会話で、

「貴方は、この稽古は何回目の参加なの?」

と、聞かれたので、

「2回目です。去年、一度参加しました。」

と、答えると、

「去年?オレは毎回参加したけど会ってないよね?」

(たしかに・・・)

「あ!去年は一回だけ休んだな、その時に来たのか!」

(じゃー、そうなんですね。)

「今年は、今日が初めて来たんや。今年の参加は今日だけや!不思議やな~。」

去年は毎回、稽古に来てた畑村先生が、たった一度だけ休んだ日にボクが参加して、

今度は、保江先生の稽古に参加しなくなっていた畑村先生が、

たまたま一回だけ参加した日にボクが参加したという・・・

この日に来なかったら畑村先生と出会うことはなかった!

またしても

奇跡じゃん!

 

そして、

畑村先生にも気に入ってもらえたボクは、

「神戸においで♪」

と、言われ、

すぐに畑村先生は、

「久末さんを神戸に呼んでもいいですか?」

と、保江先生にお伺いを立て、

「神戸に行きなさい。」

と、保江先生に言われたボクは、

保江先生とお別れするところか、

今度は神戸に稽古に行くことになったのでありましたw

そうして、保江先生には、

その後も数年間に渡って、

自分事の泣きつきメールを送ることになったのでしたw

そして、

今、こうして、

お2人の名前を自由に使えるボクになれたのでした。

これを

「予定調和」と言うそうです。

ライプニッツという科学者の「モナドロジー」を使って、

保江先生は表現されていました。

 

モナド?って何?、神?愛?・・・

何の力かはわかりませんが、

この力が全ての人に働いているそうで、

貴方が出会う、全ての人は、会う前からすでに決まっている!

ということです。

決まっていることは変えられない!

ということでもあります。

貴方はそれを信じられますか?

ボクは、

こうして、

偉大な2人に出会った・・・

ボクのような人間が出会えるはずもないような2人に出会った!

という、この不思議な事実は、

この「予定調和」というモノを疑うことは出来なくなりました・・・とさ。

おしまい。

 

咲 心太郎

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