「しくじり先生」。

昨日は、今、格闘技界で活躍してる選手の「しくじり先生」の動画を観たのである。

去年、この格闘家をテレビで初めて見た瞬間から、なんとなーく魅力を感じて、

時々、ユーチューブを観たりしてたのであるが、この「しくじり先生」では、

若かりし頃のヤンチャな暴れっぷりを暴露して、聞いてた人はみんなドン引きである。

で、ワタシは、「あ~、魅力を感じてたのはコレだったのね。」と笑顔で納得である。

まぁ、この格闘家ほどは暴れてはいないけれど、警察からヤクザまで、

いろんな人を相手にワタシもたくさんヤンチャをやってきたのである。

やればやるほど、異常な自信や闘争心がついて、エスカレートしていったのである。

で、この格闘家は10代の頃、「極道になる。」と、自分で思っていたそうで、

ワタシは10代の頃、「極道になれ。」と、親父に言われたのである。

そんな生き方のこの格闘家は格闘技に救われ、ワタシは空手に救われたのである。

若かりし頃の気性や思い、その反省からの考え方などがそっくりなんである。

違うのは、この格闘家は10代の数年で生き方の過ちに気づき、正したのに対して、

ワタシは過ちに気づき、正すのに30年を要したことである。

その差が、格闘技界で大活躍する人間と、空手界で無名の人間ということである。

ワタシも数年で過ちを正していたなら、何かしら大成してたんじゃなかろーかと

思うけれども、この30年は、心や精神を学ぶ貴重な時間だったとも思うのである。

で、そんな「しくじり先生」のワタシは今まで空手のお弟子さんたちには、

ワタシみたいにしくじらないようにと思いながら教えているわけである。

だけどね、やっぱり、人間はしくじったり、失敗したり・・・

自分が痛い思いをして学ぶもんだよなぁ~と、この動画を観て思ったのである。

自分がしくじったり、失敗したことを、自分で反省して、立ち直る、立ち上がる。

これしか本当の力にはならねーよなー。と、思ったのである。

で、黙って見守る。これが一番の指導なんじゃないかと思うのである。

ハンパじゃねー「しくじり先生」のワタシには、

しくじったり、失敗する人を見守れる力があるはずでる。

ってか、まだ、ワタシ自身の人生が、しくじり中、失敗中だった・・・。

がんばろ。

咲 心太郎

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