昨日の稽古には、小学3年生の男の子が1人、
咲心館の稽古の体験に来ました。
実は、
この子は、小学1年までの2年間・・・
前道場時代のボクの空手に来てたのですが、
咲心館を設立の際に空手を辞めたんですね。
それが、先週・・・
「先生の空手に行きたいって言い出して・・・」
と、お母さんからラインが送られて来たんですね。
この子が前道場時代のボクの空手に来た当初は
まだ小さかったのと、この子の個性的な性格で、
基本稽古の時も5分もじっと立ってられない子だったのですが、
空手を離れる頃には、10分くらい⁉立っていられるようになっていました。笑
「学校の先生や友達に受け入れてもらえるかな・・・」
別れ際には、ちょっと、そんな思いも浮かびましたが、
「別にどこもおかしくないんだから大丈夫でしょ!?」
そして
この子の存在は、ボクの脳裏の隅っこへと・・・
それが、
突然、2年ぶりに来たわけでありますが、
すぐにお母さんが、
「実は、多動症って言われて、薬を飲んでます。」
ありゃりゃ、
またですかー!
ボクの空手史上、これで2人目。
子供の個性を病気にしちゃう、おバカ先生ばっかだな。
「薬は飲まさん方がイイですよ。」
と言ったんですが、
「飲まないとパニックになっちゃうんですよ。」
お母さん、もうちょっと自分の子を信じてあげましょうよ、
学校や病院の先生の言うことよりも・・・さ。
とは、言えないので
どれどれ、
この子をボクの空手で診断してみよーじゃないの。
で、
お母さんには、稽古の間は帰ってもらいました。
さて、
基本稽古をやりますか。
「オレの真ん前でやれ。」
と、始めたんですが、
(いつ、もうイヤだ~!って騒ぐのかね、昔みたいにさ・・・)
昔はいつも泣いたり、騒いでね、
いつもボクは放ったらかしにしてましたw
「好きなだけ泣いてろ。」って。
ところが、どっこい、
昨日はさ、
いっこうに泣かないし、騒がない・・・
それどころか、
となりの人やボクの動きを真似ながら一生拳命にやるじゃないですかー!
おいおい、
ちゃんと、やれるじゃん。
で、また、
蹴りの稽古の時は、ボクの手を目がけて蹴らしたんですが、
たまにイイ蹴りが来て、ボクの手にパチン!と当たってさ・・・
それでボクが褒めようとすると、
それよりも先に
「あ!ごめんなさい。」
空手の先生であるボクの手を心配して謝るんですよ・・・
(すっげ~優しい心を持ってるんだね。)
その後は、必ず優しい蹴りになってましたw
なので、
「もっと、思いっきり蹴って来い!」
で、またイイ蹴りが出来ると
「ごめんなさい。」
の繰り返しでしたw
で、
結局、
移動稽古も型稽古も最後までちゃんとやりました。
(立ってさえいられなかった子なのに、ちゃんと成長してるじゃん。)
ってか、
この子の純粋な心が見えちゃってね、
ちょっと、感動しました・・・
そして、
少し憐れみも覚えました・・・
と、同時にまた
この子を病気扱いにするクソ大人ども⁉に腹が立ちました。
何で?
昨日はこの子がちゃんとやれたか?
わかる人いますかー。
もっと、心とか脳とか・・・
大人は学ぶべきです。
アンタ等の心や脳の方がおかしいんですから。
子供はその被害者です。
で、
ちゃんと稽古をやれたご褒美に
組手の時間は100均の剣でチャンバラごっこをしました。
もう、めちゃくちゃ喜んでね、
汗だくになってやってました。
「ちゃんと、やれるようになったね。偉いな。」
ボクは褒めまくってあげました。
稽古が終わった後、
迎えに来たお母さんに
「ぜんぜん、心配いらないですよ!この子は大丈夫だよ!」
と、言ったらね、お母さんはすごく喜んでくれたんですが、
すぐに
「どーするの?続けられるの!」
この子に問い詰めるように聞くんですよね・・・
あのさ、
どーしてさ、
まずはさ、
「楽しかった?」
「ちゃんとやれて、偉かったね。」
って、言ってあげられないのよ。
それを言ってあげたらさ、
そんな「病気じゃねー病気」はすぐに治るんですよー。
ってか、
元々、病気じゃねーし。
とは、言えないので、
「そんなに慌てずに、いつでも、またラインしてくださいね。」
で、
それから
およそ2時間後、
「続けるって言うので、これからよろしくお願いします。」
って、ラインが来ました。
良かったね、
愛魂♡が働くオレのところに来てさ。
今のその純粋な心には、
愛魂♡は必ず流れて守ってくれるからね。
もう大丈夫だ!
って、
続けたらだけど・・・ね。
これは親次第⁉ですね。
咲 心太郎
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