「礼に始まり礼に終わる。」
武道の世界ではよく聞く言葉なんであるが、
それで、武道を習うと礼儀正しくなるとか言われて、
ちゃんとした挨拶が出来る子になって欲しくて習わせる親もいるようである。
この武道での「礼」は、実は少々深いのであるが、
今日は、稽古のときにする「礼」について、ちょこっとだけ書くのである。
空手の世界では、稽古場や試合会場など、
空手をする場に入る時、また終わってから場を出るときに、
「一礼」をするのである。
これは、「お願いします」、「ありがとうございました」を
「場の神」に心を込めて申すのである。
形式だけでやっちゃ~もったいない!んだよー。
で、次に、稽古を始めるときと終るときに正座をして「一礼」するのであるが、
これは、その道場が信仰する神ちゃまに向けてするのである。
咲心館では「ククリヒメちゃま」と「サムハラ龍王」である。
スゲー2神を祀るという、欲張りな館長なのである。
最近は、神を祀らない道場も多く見受けるけれど、
武の道を歩む者としては、どーなんだろーね・・・。
ま、スポーツとしてやってるんなら、別にいいけどね。
で、その時の正座なんであるが、真っ直ぐに立って正中線を保ちながら、
座る時は、上丹田→中丹田→下丹田の順番で、
立つ時は、下丹田→中丹田→上丹田の順番で、
氣(エネルギー)を移動させながらやるのである。
ちなみに上丹田は額、中丹田は胸、下丹田は下っ腹の、それぞれの真ん中で、
氣感がない人は、そこら辺を思いながら、意識しながらやれば、それでいいのである。
思いがエネルギーとなり氣と結びつくのである。
で、思い=重い
その思う心が、身体の重さの中心、「重心」になるのである。
これ、ふざけてないよー。
その「重心」を上中下と、縦に移動させるのである。
そんで、正座の時も呼吸をゆったりとするのである。
呼吸は、「息」とも言うから、
息=自+心であるから
自分の心ということである。
で、呼吸と正中線と丹田を意識した正座は、
すっごい正座☆
になるのである。
ちゃんと出来たら、おったまげるのである。
正座すらも稽古修行精進になるのが武道なのである。
武道とは「見えざる力」が通る身体と心を養い育てるモノなのである。
そんで、この「見えざる力」におったまげながら、
楽しく歩む道♪なのである。
って、慌てて書いたから、自分でもよくわからん話になってしまった・・・。
ま、いいか。
みなさんに・・・礼。
咲 心太郎
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