「普通だったら・・・」を覆す咲心館の空手

日曜日は、

朝稽古の日。

 

朝が弱い僕もこの日ばかりは、

しっかりと起きます。

 

たまに寝坊する時もあるけれど、

今日もいつもと変わらず、

空手の稽古をしました。

 

最初は、

僕とタローさん・咲心館最年長のMさん・中学生のKくんの男4人で、

準備体操をしていました。

 

しばらくして、

体操の途中、

稽古部屋の扉の向こうに、

なにやら、キラキラした人影が・・・

 

それは・・・

 

リリーちゃんとサリーちゃん!!!

 

男ばかりの咲心館に、

咲心館をキラキラ輝かせてくれる女神様2人が、

稽古に来てくれました。

 

そんな女神様2人の動画はこちら↓

 

 

空手を始めて数ヶ月とは、到底思えないくらいキレイです。

 

 

そこからは、

先ほどの4人にくわえ、

リリーちゃんとサリーちゃん・その2人のお父さんである心十郎さん計7人で稽古をすることに。

 

基本稽古から始まり、

移動稽古・型稽古・ミット打ち、

そして最後に組手をしました。

 

ちなみに、

今日のミット打ちは、

中学生のKくんとペアを組みました。

 

中学生のKくんは、

週に多いときで2回ほどしか来れないのですが、

その都度、ミットを持つと、

体の力が伝わってくる突きや蹴りを出してきます。

 

さては、秘密の特訓をしているな・・・

と思わせるくらい、

良い突きと良い蹴りを出してきます(笑)

 

しかも、

僕が「ここはこうすると良いよ」などのアドバイスをすると、

すぐに修正してくるので、

指導しやすいのなんのって。

 

こんな吸収力が俺も欲しい・・・

 

やはり、

清純無垢な子供は、

「水のように透明な心」を持っているため、

何事も吸収しやすいということなのでしょうね。

 

俺なんか、すぐに追い抜かされそう・・・

 

がんばろ。

 

そうして、

Kくんのミットを持ち終わると、

次は僕がKくんが持つミットへ打ち込む番です。

 

しかし、

中学生のKくんに、

僕の「本気パンチ」を出してしまうと、効かせてしまうかもしれないので、

ミットに当たる瞬間までは「本気パンチ」の速さで突きを出し、

最後のミットに当たる瞬間だけ、最後の「締め」の部分を弱めるという風にして、

ミット打ちを行っています。

 

これを行うことで、

普段、「本気パンチ」を出す時と同じ「速さ」を維持しつつ、

最後の「締め」の部分をコントロールすることにより、意識感覚が磨かれていくわけです。

 

自分より体格の小さい人に対して、

ましてや、中学生に対して、

普通なら、「本気パンチ」なんて打てません。

 

しかし、

かといって、

へなへなの、スピードも何もない効かせないパンチを打った所で、

それは、もちろん僕の稽古にもならないし、

そのミットを持っている、

今回であれば、Kくんの稽古にもならないわけです。

 

なぜなら、

咲心館では、

ミットを持つ側も、

相手が出してきた突きや蹴りに「合わせて締める」という稽古もしているから。

 

この相手が出してきた突きや蹴りに「合わせて締める」というのは、

非常に難しく、

いくら相手が良い突きや蹴りを出してきてくれたとしても、

ミットを持つ側が、この「合わせて締める」ことができなければ、

良い突きや蹴りの判断ができなくなってしまうのです。

 

なので、

ミットを持つ側も、

相手が出してきた突きや蹴りに「合わせて締める」ことを意識しなければなりません。

 

ミットを持ってくれる相手が、

自分より体格が小さかったり、ましてや中学生だったりした場合でも、

「本気パンチ」と同じスピードを出しつつ、

最後の「締め」を強くしすぎないようにコントロールすれば、

ミットを持っている側も「本気パンチ」のスピードに対して「合わせて締める」ようになり、

その「本気パンチ」のスピードに対して意識感覚が磨けるので、

結果的に、お互いを高め合う稽古ができるわけです。

 

普通なら、

ミットを持つ側は、適当にミットを持つだけで、

稽古をしているのは、突きや蹴りを出す人だと思われがちですが、

咲心館では、ミットを持つ側も一緒に稽古をしているのです。

 

その結果として、

僕は、Kくんとミット打ちのペアを組み始めてから、

突きもそうだけど、蹴りが格段に良くなりました。

 

また、Kくんの突きや蹴りも、

空手を習っていない人だと、

おそらく効いてしまうのではないか、と思うくらい強くなりました。

 

こうして、意識感覚を磨いていき、

人間の本来の力を成長させていくのが、

咲心館の空手なのです。

 

「普通だったら・・・」を覆すような発想をしてくる、

咲心館の空手は、やっぱり、奥が深くて難しい。

 

でも、

それができた時が、

とてつもなく嬉しい!

わけです。

 

だから、

これからも、

がんばります。

 

咲 心次郎

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