7年くらい前だったか?・・・
当時
ボクと2人っきりで稽古をやってた
小学6年の女の子Mちゃんが
「中学生になったら”型”をやりたい。」
突然、言って来た。
いつも
空手の稽古など一切やらず
2人で遊びまくっているだけだったけれど
「お~!ついにヤル気になったか~!」
大喜びしたボクは
それまでは
空手の型など全く興味もないし、やろーとも思っていなかったけれど
その翌日から
ユーチューブで”型”の動画を見まくった・・・
Mちゃんと”型”をやるために!探した。
すると
ある1本の動画を見た瞬間
全身に電気が走ったかのよーな衝撃が起こって
その動画に釘づけになって放心状態になってしまった。
その動画は
知る人ぞ知る
沖縄の空手家、新里勝彦先生の
「内歩進(ナイハンチ)」
という型だった。
その動画では
70歳を超えた人とは思えない
その速くて柔らかな動き・・・
いや
速くて柔かいという言葉では当てはまらないよーな
それは
あまりにも美しく!
まるで光っているよーにさえ見えた!
「これだ!」
すっかり
Mちゃんとやる型のことは忘れてしまった。w
そんなボクは
他の人がやってる「内歩進」もたくさん見たけど・・・
新里先生の「内歩進」以外は
何にも感じなかった。
だから
新里先生の「内歩進」を何度も見て
その真似をしながら
その型を覚えた・・・
そして
その日から
毎日やることにした・・・
もちろん
今もやってる。
ちなみに
後日の稽古の時にMちゃんに
「型をやろー♪」
って言うと
「やっぱり、イヤだ。」
だってさ。w
結局、やらなかった。
神の働きや導きとは
こんなもんなのだと知った。
そんな4、5年前に
畑村先生の氣空術☆のお弟子さんのブログを読んでいたら
ナント!
そこには
あの新里先生と畑村先生のツーショット写真が!
ボクの目ん玉が飛び出そーになった。w
で、
すぐに
「ボクは、新里先生の「内歩進」を目指してるんです~!」
畑村先生に電話した。
すると
畑村先生は
新里先生が本当に素晴らしい空手家であることや
お会いした時の話などを聞かせてくれて
「今度、会う時は、氣空術☆をお伝えする約束をしましたよー。」
えー!
あの新里先生に!
氣空術☆を教えるんですか~~~~ッ!
って
畑村洋和って何者なんですか~~~~ッ!
大騒ぎしてるボクを
畑村先生は笑ってた。w
でも
ボクは
そんな素晴らしい人の弟子であることに
魂が震えるほど歓んだ・・・
また
ボクが
新里先生の「内歩進」を目指しながら
歩み進めて来た道☆は
間違ってない!
そんな確信を得ることも出来た。
それで
我が咲心館では
その咲心太郎は
この「内歩進」という型を最重要にしているが
未だ
この本当の重要性に気づいている
お弟子さんは
いない。
だから
今日のこのブログに
こーして書くのだ。
「内へと歩み進む」の型・・・
どこまでも深く!
これが
「内歩進」である。
と
偉そーに言ってる
咲心太郎ってやつぁ~は
この両先生と比べたら
まだまだ浅い。
そんな今朝は
とある方からメールが届いた・・・
それは
その新里先生が、ある方に送ったメール・・・
それを転送して来てくれた。
そこには
新里先生ご自身の「内歩進」のことや
その想いなどが書かれていた・・・
また
畑村先生と会った時の感謝の想いも・・・
そして
「畑村先生に直に教えていただくべきでした・・・」
と、後悔の念も書かれていた・・・
あの日
畑村先生に聞かされた話を
100%信じて全く疑っていなかったけれど
ホントに!
新里先生ご自身が
教えていただくべきだった!
と、思っている事実を知って・・・
また
80歳を超えた新里先生が
今でも
一人稽古をやっていること
好奇心が旺盛であること
それも知って・・・
何か
わけのわからん
感動のよーなモノが押し寄せて来て・・・
身体と
心と
魂が
めちゃくちゃ震え出して
大泣きしてしまった。
そのメールを何度も読み返しては
その震えと涙が止まらない・・・
それは
ボクが歩む道は間違っていないから・・・
そんなことは
どーでもいい!
ボクが信じる心は間違っていないから・・・
そんなことも
どーでもいい!
ただ
やっぱり
もう一度だけでいいから
ボクは
畑村先生に会いたい!
その声が聴きたい!
ただそれだけ・・・
でも
それだけは
絶対に不可能だから
この心のやり場がない・・・
いくら生前の動画を見ても
いくらその声を聴いても
ダメなんだ
悲しくて切なくなるんだ・・・
だから
ボクは
これからも
咲心空手と・・・
その「内歩進」の中に
逃げ続け
その心と
その想いを
その型に込めるのさ。
そして
この心を信じて・・・
この道を歩み続けて・・・
この良師を
超えて見せるのさ。
生前の畑村先生に
そう約束したんだ。
けど
やれるかな・・・
やっぱ
凄すぎるよ。
相当
辛かったはずの
死に際だって
ボクには
ホントに優しかったんだ。
そんな人間を
超える?ってか?
何を言ってんだよ!
でも
きっと
オマエなら
やれるさ。
言ったんだから
やるのさ。
咲 心太郎
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