今日もまた昨日のブログの続きでございます。
part①をまだ見ていない方は↓から
part②をまだ見ていない方は↓から
part③をまだ見ていない方は↓から
さて、
なんだかんだ、いろいろあり、
もう一度、空手を始めることを心に決めた僕でしたが、
1点だけ、難点がありました。
それは・・・
もう一度、師匠が僕に空手を教えてくれるのかどうか
これ。
これこそが、1番の難点でした。
何も話合うこともなく、
勝手に辞めて、
「また教えて下さい」なんて都合の良い話はありません。
普通の人だったら、絶対教えてくれないでしょう。
というか、
師匠は、
キレるとめちゃくちゃ怖い👹
ことを知っていたので、
おしっこチビリそうなぐらいビビっていました(笑)
part③にも書きましたが、
師匠の家の周りを車で通ることもできませんでした。
そんな僕が、もう一度、師匠に「教えて下さい」と言いに行く。
これ以上に、
緊張することは人生では、ありませんでした。
だけど、
こう見えて、結構頑固なところがあるので、
一度、心に決めたことは、絶対やりきります。
しかし、
怖い。
どうやって、もう一度空手を教えてもらおうか、ずっと考えていました。
そこで、一旦、
年齢は僕より下だけど、
空手歴は先輩の後輩がいたので、
その子に、
「俺が辞めてから、師匠なんか言ってた?」
と聞きました。
まずは、僕のことをどう思っているのか。
これが大事だと思いました。
もう一度、空手を教えてほしいけれど、
師匠にその気が全くなければ、
僕が師匠にもう一度、空手を教えてもらえる可能性は、
ほぼゼロなわけです。
なので、一旦、
後輩から師匠が僕に対して、
どのように言っているのか、
思っているのかを聞きました。
すると、
「何も言ってないよ」
と返ってきました。
寂しいような、
安心したような・・・
だけど、
これで、もう一度、空手を師匠から習うチャンスが訪れたわけです。
そうして、
自分の中で、
「この日に行く。」
と師匠にもう一度、「空手を教えて下さい」と言いに行く日を決めました。
そして、
その日の当日。
仕事終わりだったか、
休日だったかは忘れたけれど、
車でこの一年、絶対に近づくことのなかった師匠の家の周りまで行きました。
緊張はもちろんしていたし、
ぶん殴られる覚悟はできていたけれど、
だけど、
怖い。
怖すぎる。
誰か助けて・・・
と、思いながら、
気づけばもう家の前。
一年ぶりの師匠の家を見て、
緊張して吐きそうでした。
しかも、アポ無しだから、
話を聞いてすらもらえないかもしれない。
だけど、
ここで、引き下がっていては、
自分は変えられない。
高校生の時にいじめられて、
空手を始めた時の
「後には、引けない感覚」
と似ていました。
それと、なぜか、
もし師匠が、空手をもう一度教えてくれなかったとしても、
ぶん殴られたとしても、
ブチ切れられて、ボッコボコに罵倒されたとしても、
「絶対に成長できる」
と思いました。
そうして、
心を決めて、
駐車場に車を停めて、
車の扉を開け、
震える足でふらつきながらも一歩ずつ歩き、
師匠がいる事務所の前に立ち、
震える手で扉を開きました・・・
次回、最終回。
乞うご期待。
それでは、part⑤で。
咲 心次郎
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