仕事を辞めて空手も辞めてしまった男の物語 part②

今日は、昨日のブログの続きということで、

僕がなぜ空手を辞めてしまったのかを書いていきたいと思います。

 

part①をまだ見ていない方は↓から

仕事を辞めて空手も辞めてしまった男の物語 part①
今では、こうして毎日パソコンを触りながら、 ブログを書いたり、仕事をしたりしているのですが、 僕にも会社に勤めていた時期がありました。 僕は高校を卒業してすぐ、 ゴルフ場⛳ に就職しました。 家から車で5分とかからないところに会社があったの...

 

僕が空手を辞めてしまった理由、

 

それは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遊びに使う時間が欲しかった

 

ただそれだけ。

 

「なんじゃそれ・・・」

 

ですよね(笑)

 

そう、僕はただ単に、

遊ぶ時間がもっと欲しくて、

空手を辞めたのです。

 

何度も書きますが、

当時は、多い日で週6日、少なくても週5日、

空手に通っていました。

 

ただし、それは、

高校生だったから続けられていた

わけです。

 

どういうことかというと、

高校生の時は、

いじめを受けていたことで、

「強くならなきゃいけない」

という思いから、空手を必死こいて続けてきましたが、

高校を卒業して、就職すると「いじめ」というものが無くなりました。

 

つまり、

僕が当初の目的としていた、「いじめられなくなる」をある意味達成したのです。

 

そうして、

空手を習い続ける理由が無くなった。

 

また、薄給でしたが、

毎月、決まったお金がもらえて、

なお、車で自由にどこへでも行けるわけです。

 

周りも皆、お金が入り、

パチンコへ行ったり、

女の子と遊んだり、

はたまた、旅行へ行ったりと、

とにかく遊び回っていました。

 

そんな友達の行動を目にしたり、

耳にしたりした僕は、素直に、

うらやましい〜

と感じました。

 

「友達みたいに遊びたい」

「皆で楽しくワイワイしたい」

「空手の時間を遊びの時間に変えたい」

 

そうして、次第に、

空手に行くのが嫌になり、

面倒くさくなって、

稽古を休みがちになりました。

 

高校生活のほとんどを空手に捧げてきた僕は、

というか、

「いじめられなくなる」ことに捧げてきた僕は、

「遊ぶ」ということをほとんどしてきませんでした。

 

なので、

女の子と遊んだり、

買い物に行ったり、

ほんのちょっと悪いことをしてみたり、

なんて、高校生らしい「遊び」をほとんどしていませんでした。

 

空手を続ける理由が無くなったことで、

これまで、普通の高校生がするような遊び、

いわゆる「青春」を送れなかったことで、

その分、「遊びたい!」という欲求が爆発してしまったのです。

 

まぁ、男子校だったので「青春」なんて微塵もなかったんですけどね・・・

 

そうして、

入社して半年経ってないくらいに、

師匠にラインで、

「資格の勉強に力を入れたい」

「仕事に専念したい」

のような適当な理由をつけて、

空手を辞めることを伝えました。

 

直接会って、

話し合うこともせずに、

ラインで。

 

だけど、

そんなアホみたいなラインに対して、

師匠は、

「今後の活躍を期待しています」

という言葉を添えて、返信してくれました。

 

その返信がきた瞬間、

これまで、僕に一所懸命、

自分の時間を割いて空手を教えてくれた師匠との時間を思い出し、

罪悪感が一気に押し寄せてきました。

 

自分の元から離れていく人間に対して、

怒ることもなく、

引き止めることもなく、

ただ、辞めることを受け入れてくれた。

 

いっそのこと、

既読無視や怒った内容の文章を送ってきてもらった方が、

楽でした。

 

大変なことをしてしまった・・・

 

と思ったけれど、

もう弁解なんてできません。

 

そうして、

空手と僕を結んでいた糸を自分で断ち切りました。

 

そして、

その日から僕は、

空手を辞めて、自由に遊べるようになった代わりに、

罪悪感を抱えて生きることとなりました。

 

だけど、

人間は、良いことも悪いことも、

時間が経てば少しずつ忘れていく生き物。

 

友達と遊んだり、

パチンコをしたり、

バイクに乗ったり、

女の子と遊んだりしているうちに、

1ヶ月もしたら、その寂しさと罪悪感は、ほとんど無くなっていました。

 

ただ、

師匠の家の前を一切、通れなくなりました。

 

というか、

師匠の家の近くに周辺に、近づくことすらできませんでした(笑)

 

だって、合わせる顔が無かったんですもん・・・

 

というか、

心の奥底では、

こんな遊んでばっかの僕を見てほしくなかったのかもしれません。

 

そうして、

この時から僕は、

1年まるまる遊びまくるのですが・・・

 

しばらくして、

ある事件が起きました。

 

その事件とは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうせ、「part③で。」とか言うんだろ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのとおり!

 

では、part③で。

 

咲 心次郎

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