仕事を辞めて空手も辞めてしまった男の物語 part③

今日も昨日のブログの続きでございます。

 

part①をまだ見ていない方は↓から

仕事を辞めて空手も辞めてしまった男の物語 part①
今では、こうして毎日パソコンを触りながら、 ブログを書いたり、仕事をしたりしているのですが、 僕にも会社に勤めていた時期がありました。 僕は高校を卒業してすぐ、 ゴルフ場⛳ に就職しました。 家から車で5分とかからないところに会社があったの...

 

part②をまだ見ていない方は↓から

仕事を辞めて空手も辞めてしまった男の物語 part②
今日は、昨日のブログの続きということで、 僕がなぜ空手を辞めてしまったのかを書いていきたいと思います。 part①をまだ見ていない方は↓から 僕が空手を辞めてしまった理由、 それは・・・ 遊びに使う時間が欲しかった ただそれだけ。 「なんじ...

 

part②でお話したとおり、

空手を辞めてからは、

パチンコしたり、

バイク乗ったり、

友達と遊んだりと、

とにかく、遊びまくっていました。

 

次の日が仕事でも、

日を跨ぐまで遊んだりもしました。

 

純粋に楽しかった。

 

だけど、

遊んでいる時やテレビを見ている時・漫画を読んでいる時に、

「空手」という言葉を聞くと、

罪悪感

が蘇ってきました。

 

「一生この罪悪感は、背負っていかないといけないんだな・・・」

そう感じながら生きていました。

 

そんな生活をしていた僕に、

ある日、事件が起きました。

 

その事件とは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

失恋です。

 

そう、

僕はアホみたいに遊んでいる中で、

「失恋」を経験したのです。

 

ちなみに、

失恋の内容を具体的に話すと長くなっちゃうので、

端的に話すと、

僕と友達と好きだった女の子とその友達の4人で居酒屋に行った時に、僕が好きだった女の子が酔っ払って、僕の友達にキスをしようとしていたところを見てしまった。

 

失恋というか、

その光景を見て、

幻滅したというか。

 

内臓が下の方に一気に持っていかれたような感覚に陥り、

めちゃくちゃ苦しくなりました。

 

どうやら、その女の子は、

僕じゃなくて、僕の友達に好意があったようです。

 

これが失恋か・・・

 

できるなら、もう一生味わいたくないと思いました。

 

そうして、僕だけがお酒を飲んでいなかったので、

その女の子とその友達、そして僕の友達を家まで送ることに。

 

だけど、その道中、初めて、

人を本気でぶん殴りたい

と思いました。

 

友達も女の子も、

どちらも悪くないことなんて、百も承知のはずだったのですが、

なぜか、怒りが込み上がってきました。

 

しかも、その怒りのベクトルは友達の方へ行きました。

 

だけど、

なんとか理性を保ち、

手を出すことなく、

全員を送り届けることができました。

 

そうして、

日を跨いでしばらくした頃に帰宅した僕は、

次の日も仕事だったので、

お風呂に入り、

速攻でベッドの中に潜り込んで寝ようとしました。

 

だけど、

その日にあったことが、

ずっと頭の中から消えないわけですよ。

 

その時の光景を思い出す度に、

イラついたり、悲しくなったりするのです。

 

だから、全く眠れない。

 

そうして、

知らない間に朝になっていました。

 

たしか、気づいたら6時頃でした。

 

「もうここまできたら、少し早めに会社へ行こう」

と思い、身支度をし始めました。

 

そして、

いつもより一時間ほど早く家を出ることになるので、

気分を晴らすために、

会社に行く前に、バイクで海を見に行くことにしました。

 

漫画とかでよくある、

「失恋したら、海へ行く」

みたいなシーンは本当にあるんだなと思いました。

 

海へ行くと、

漁師のおっちゃんと、

近くで畑をしていたおっちゃんしかいませんでした。

 

「ここなら大丈夫か。」

と思って、

そこでしばらく、泣きました。

 

誰が悪いわけでもない。

 

強いて言えば、自分に魅力が無かったことが原因なわけです。

 

そんなやり場の無いような、

怒りと悲しみを胸に、

時間が許す限り、一人、砂浜で泣きました。

 

女々しいな〜(笑)

 

今思うと、女の子でしたね。

 

そうして、

なんだかんだ、友達を許す?というか、

怒りを沈められた僕は、

そろそろ会社へ行く時間が迫ってきていたので、

涙でくしゃくしゃになった顔を拭いて、

バイクに跨り、

会社に向けて走り出しました。

 

ただ、

その道中、

なぜかは分からないけれど、

周りの友達の顔が浮かび上がりました。

 

僕の友達には、

特殊な仕事をしていたり、

特殊な能力を持っていたりする人間が結構います。

 

当時で言うと、

プロ野球選手の友達、

車いすバスケの日本代表の友達、

ゲーマーの友達、

プロキックボクサーの友達、

美容師の友達、

消防士の友達。

 

つまり、

僕より秀でている奴がいっぱいいたわけです。

 

そんな友達と自分を比べた時に、

「俺には何もない」

と思いました。

 

毎日、仕事が終わったら、

パチンコへ行ったり、

友達と遊びに行ったりして、

アホみたいに遊んでいた僕には、

「これが僕です!」

と、言えるようなものが一切なかったわけです。

 

そんなことを思った僕は、

また、泣きました。

 

「あいつらには、特技や能力があるのに、俺には何もない」

 

自分に落胆しました。

 

そうして、

失恋をして泣き、

友達と比べて、また泣いた僕は、

ふと、

「また、空手をしたい」

と、思いました。

 

別に強かったわけでもなく、

試合で優勝した経験があるわけでもなかったけれど、

今の遊んでばかりいる自分に比べたら、

あの高校3年間に空手に燃えていた自分は、

何千倍もカッコいいと思えました。

 

そこで、また、

空手を始める

ことを心に決めました。

 

そうして、

会社に行く道中で、

「空手をもう一度始める。」

と心に決めた僕ですが、

1つ難点がありました。

 

それは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

part④で。

 

でしょうね。

 

咲 心次郎

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