2ヶ月が経って・・・思うこと。

咲心館が始動してちょうど2ヶ月である。

1,2度、顔を出してそれきりの人も数人いるけれど、

今、稽古に来てるほとんどの人が前の道場の時からの人たちで

みんな、前の道場の時よりも稽古に来る回数が増え、ヤル気がUPしているのである。

前の道場の時は自由組手を中心に指導していたのであるが、

咲心館では、基本、移動稽古、型が中心である。

去年、ワタシが道場を立ち上げる決意をし、

「ワタシが立ち上げる道場では組手はやりません。」

と、みんなに伝えたのであるが、10日ほど思案の末、

「ワタシから組手を取ったら、ワタシの空手じゃない。」

との結論に至り、やっぱり組手を中心とした稽古をすることにしたのである。

みんなもそれを望んでいたし。

でも、前の道場でのワタシの週5日の稽古では、基本や型はそのうち2日だったけど

咲心館での週5日の稽古では、5日とも基本や型をやることにしたのである。

そして咲心館に来て、初めてワタシの基本や型をやる人が多くて・・・

みんな・・・

「・・・・・。」「?????。」

って、なっちゃったのである。

どうやらワタシの基本や型は難しいんである。

と、ワタシも知ってしまったのであるが・・・。

で、毎回、基本や型の身体の使い方やあれこれを指導してると

あっという間に稽古の終了時間になってしまって、組手がほとんどやれないのである。

「あらまぁ、どうしましょ。」と思ったのであるが、

その基本や型をみんなが難しいと言いながらも楽しんでくれるんである。

そんで、咲心館では、基本や型が中心の稽古という、

思い通りになったのか?思い通りではないのか?

今はまだよくわからんワタシなんである。

 

試合に向けてやる空手と、そうではない空手は、同じ空手であっても全くの別モンなのである。試合で勝つための空手では基本や型をやらなくても勝てる、と言うか、他の稽古をやった方がいいんである。走ったり、腕立て伏せや腹筋をやったりミットやサンドバック打ち・・・である。が、空手とは本来、己を知り、己を高める道なんである。それが基本や型なんである。基本や型の中にはその全てが在るのである。これを正しい形や感覚で、繰り返し稽古をすることによって己が高まっていくように創られているのである。走ったり腕立てしたりで高まるのとは「質」が違うのである。で、試合では相手に勝つための組手であるが、基本や型で高めた己を他人との関わり合いの中で活かせるか?の稽古が空手の組手なんである。また、型にはいろんなモノが隠れているのである。健康になれる要素から実戦に使える要素まで。それらは各人の在りようと稽古次第でいくらでも見つかるんである。そんな空手は試合では勝てない空手であっても、命のやり取りになったら負けない空手なんである。武道とスポーツは違うんである。

 

咲心館になって、週5日、基本や型をみんなと一緒にやるようになって

ワタシ自身が、改めてその効果に驚いているんである。

ホント、深ぇー、スゲーのである。

今はまだ、この効果、身体使いなんかを試合用には出せてないけれど

いずれは、試合にも通用させたいと思っているんである。

で、いつか試合で「質」の違いをお披露目になってくれるお弟子さんたちに

成ってくれると思うんである♡

みんなのヤル気、スゴいんだもん。

その日をワクワク♪である。

でも、今でも十分に嬉しいのである♪

オマエが試合でやれよ!

ワタシは実戦しかやらないの♪

咲 心太郎

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