「武の道は、空手の道は・・・LOVEの道♡」・・・これが「咲心館の道」

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武道、とくに空手の世界は厳しい。

目の前の相手が至近距離から自分にめがけてパンチやキックを放ってくる。

痛ぇーし、怖ぇーし、もーやってられん!って何度思ったことか・・・。

 

それでも自分自身に誓っちゃった以上、逃げずにやってきた、強くなるために。

そしたら、10年くらい経ったころだったか・・・

ある日突然、上の写真の相田みつをさんのこの言葉☆がワタシの心境に訪れた。

 

子供のころから、大人になったら苦しいことがたくさんあるから強くなりなさい。とか

空手の世界でも、社会での苦しみに負けないように強くならなければならない。とか

とにかく強くなれ!って教えられて育てられてきた・・・。

そう「洗脳」されたワタシは、大、大、大の負けず嫌いに育ってしまったワタシは

骨が折れようが,お腹を壊そうが、熱があろうが・・・

強くなるため!に必死に稽古をやってた。そんな時にあの心境が訪れたのだった。

 

まだ、強くなってねー!

のに・・・ネ。

 

そしてこのとき・・・

「「武」という字は、「戈」と「止」で出来ていて、「戈」は武器を表し闘いを意味し、

「戈」を「止」めるとはすなわち争いや闘いを止めることである。」

この言葉の意味を心底で理解したのである。

 

この何年か前に読んだ、誰だったか?忘れちゃったけど、武道家のこの言葉の続きが、

「したがって武道とは、争いや闘いを止める道である。」

 

相手とドツキ合うフルコン空手。まさしく闘う世界。

じゃー、闘いを止めるっちゅうことは空手を止めるってことなん?何言ってんの?

当時のワタシは単純にそうとしか思えなかった。

 

闘う世界で闘わない!なんてありえるかー!矛盾しとるやないかー!って。

 

でも、やっとわかった。心の世界のこと!だった。

 

そんでそれからは目の前にいる攻撃を繰り出してくる相手と闘わなくなった。

そしたらこの心はどんどん大きくなっていき、自分とも闘わなくなった。

で、弱くても自分のことを心から好きになった、愛せるようになった。

そんな自分で他人のことも思えるようになった。

この日を境にしてワタシの空手は180°の方向転換を果たすことになった。

 

そして・・・

 

辛ぇーこともたくさんあるけどネ、

幸せに思える日が多くなっちゃった。

 

「武の道は、空手の道は・・・LOVEの道♡」

 

これが「咲心館の道」です。

 

弱くたってイイじゃん・・・上か前を向いていれば・・・いつの日か・・・ネ。

 

咲 心太郎

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