婆ちゃんの魔法☆

昨日の午後は、お店の壊れた屋根の問題解決のために・・・

車で1時間ほどかかかる、勝山市まで

ボクを支援してくれる方に会いに行った。

何年か前に、

白山か平泉寺に行ったっきり・・・

随分と久しぶりに走る「鮎街道」は、

雲一つない青空と輝く太陽・・・

道沿いを穏やかに流れる「九頭竜川」が

キラキラと輝いて、とてもキレイだった。

ふと、

周りの山に目をやると、

「わぁ~!」

ナント!紅葉で色付いていて・・・

青い空、陽の光、紅葉の3点セット!

そのあまりの美しさに

ボクの脳ミソが、ポワ~♡ってなってしまった・・・

53年も生きて来たのに!

いつも見てた、普通に在る、普通の山も、

紅葉でこんなにも美しくなる!

って、

初めて知って感動してしまった。

 

車の窓を全開にして、

空気を思いっきり吸い込むと、

「うめぇ~ッ!」

やっぱ、

山の空気は美味かった。

それで、

元気パワー☆が溢れ出したから

車のスピーカーから流れる、玉置浩二の曲♪に合わせて、

車を運転しながら

身体の体幹部分だけで

タローDANCE☆を踊った・・・

そしたら

けっこう

激しい動きになっちゃって・・・

また

山を見たり、川を見たり、太陽を見たり・・・

それで

車の挙動も怪しい動きになっちゃったけれど

「これで、事故っても、しゃーない。」

と、

ポワ~♡ってなってしまった脳みそには、

最早、

ぶつけられた相手のことなどを考える余地もなく・・・

ただただ、

超気持ち良くて、超ご機嫌な気分になってた。

しばらくすると、

ジャジャーン♪

まるで効果音がホントに聴こえるかのよーに

紅葉の山々の横から

ボクの目の前に雪で真っ白い山・・・

白山☆が現れた。

で、

異常なほど白山☆LOVE♡のボクの脳ミソは停止した・・・

感動に震え、涙が出て来た・・・

白山☆を見ただけで

何で?そーなるのか?

何で?こんなにも大好きなのか?

自分でも、わけがわからん。

いい意味で、

ボクの脳ミソは、

ぶっ壊れたのだろー。

それからは

白山☆や周りの山、空、太陽、昼の月・・・

それらを見ながら

「やべー。」、「すげー。」、「キレイ。」

独り言のよーに言ってた。

勝山市内に近づいて・・・

我に返って?

車を停めて、写真を撮った・・・

そして、

支援してくれる方の家へと向かった。

 

この支援してくれる方は、

80代の爺ちゃんと婆ちゃんご夫婦・・・

過去にも一度、

商売で大変な問題が起こった時に

その人生の全てを諦めたボクを助けてくれた・・・

それで、

今のボクがある。

そのご恩も、未だ、

ぜんぜん返せていない!というのに!

またまた

助けてもらうボクがいる・・・

玄関に入ると、

いつもの屈託のない笑顔で

2人はボクを迎え入れてくれた。

それから

3時間ほど、

いっぱい、いっぱい話した・・・

ボクのこれまでの苦しかったことを話すと

婆ちゃんは、

自分が苦しんだ経験の話をたくさん聴かせてくれた・・・

この婆ちゃんが、

とても過酷な人生を歩んで来たことは知っていた・・・

けど、

これまでに知らなかった話もたくさん聴かせてくれて、

また、

この婆ちゃんの顔のシワや痩せこけた小っちゃな身体と・・・

その隣で、黙って頷いて聴きながら、時折、微笑んでいる爺ちゃんの姿・・・

そんな2人の姿に

「オレなんか、まだまだ未熟モンや。」

そんな思いを持たせてくれた。

 

「私はナ、アンタにさせてもらえることが嬉しいんや。ありがとう。」

また助けてもらうだけのボクに向かって・・・

婆ちゃんは合掌しながら言った!

その瞬間、

ボクの思考が停止した・・・

「ボク、爺ちゃんと婆ちゃんの子供やったら、もうちっとマシな人間やったのにナ・・・」

停止した脳から勝手に出た言葉・・・

でも、

これが、ボクの本心なのだろー。

「私らも、そんなイイ人間ではないよ。」

婆ちゃんは否定したけど、

すぐに

「アンタは、私らの子供や。困ったらいつでも言って来なさい。してあげたいんや。」

ボクの心が感謝の歓びに震えた。

こんな人間っているんだ!

ボクもこんな人間になりたい!と思った。

そんな婆ちゃんは、

「今がナ、この人生だけがナ、幸せでナ、それ以外は無いんや。」

ホントに幸せそーな顔で言った・・・

これまでに知った

どんな立派な人の言葉よりも

この婆ちゃんの声が

ボクの心の奥底まで響いた。

 

この15年ほど・・・

いや、

物心がついた頃からかも知れん・・・

ボクは、

ずっと苦境に置かれっぱなしの人生になったけど・・・

めっちゃキツくて、しんどくて・・・

恐くて、悲しくて・・・

もう、イヤで、イヤで、

怒り狂って・・・

何度!人生を投げ出したくなったことか!

そんな弱いボクの心は、

空手に逃げ込んだのだった・・・

それで、

何とか耐え凌いで生きて来たけど・・・

でも、

苦境ってさ、

何か

悪くねーな・・・

ってか、

苦境ってさ、

この人生に

この心に

必要なことなんじゃね?

何か

そー思えるんだ・・・今日は。

何でだろ。

婆ちゃんの魔法☆かね?

 

 

 

波乱万丈!バンザイ☆

そんな気分です。

マジで、

壊れたかね?w

だろーね。

 

咲 心太郎

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