そんな心の仲間を増やしたい。

今日の午前中は、

前道場時代に小学1年の時から高校卒業までの12年間、

マンツーマンで稽古をやった一番弟子のRが帰省して、

ボクに会いに来てくれた。

ホントは、今日の道場稽古に参加して、

その後、お食事に行く予定だったけれど、

先週から

咲心館ではコロナを発症した人が多くて、活動を休止にしたから

「今回はオレもコロナになったみたいやし、ムリかもね・・・」

と、連絡したら、

それでも、こーして、ボクのお店に来てくれた・・・

Rは、ボクの空手から離れて8年になるが、

毎年、こーして必ず会いに来てくれる。

そんな今日は、

嫁さんと1歳の息子も一緒に連れて来た・・・

息子がすぐにボクになついて膝の上に来たから、

ボクは手取り足取りで空手の突きや蹴りをやらせて遊んだ。

けど、

あのRの子供を抱っこしてるなんてさ、

オレは爺ぃになって行ってるんだ・・・

そー実感させられた。w

 

このRがボクの空手に来た時は、ボクは30代前半で、

空手にどっぷりとハマっていて、

厳しさ、痛みや苦しみを乗り越えること、

さらに、

勝つこと、絶対に負けを認めないこと、

そして、

恐怖はどこから来るのか?

それから、

死!とは何なのか?

そんなことを異常なほどに追求してる時だった。

それで、

1時間ぶっ通し!の組手なんてしょっちゅうで、

Rの足の裏の皮が10円玉くらいの大きさで肉が見えるくらいに破れたこともあったし、

風邪を引いてよーが、熱があろーが、お腹を壊してよーが、

突き指、打撲、骨折・・・してよーが、

そんな2人が稽古を休むことは無かった。

ただひたすら、数え切れないくらい、真剣にド突き合った。

そんで、当然、

ボクもRも異常に強くなった・・・

空手の試合では、そのルールで負けることもあったけれど、

命を懸けるよーな気迫だけは、

どんな相手にも、どんな時にも、

ボクら2人は、そー簡単には負けなくなったと思う。

今になったからわかるが、

そんなRは、

ボクの怖さと強さを最大限に引き出してくれた・・・

そしてまた、

その全てを受け入れて吸収したお弟子さんだ。

ボクらは、

互いに無意識に死を受け入れ合いながらド突き合っていたよーだ。

そして、

Rとのそんな12年の最後の稽古が終わった時に、

「先生、ボクにやった空手はもう、誰にもやっちゃダメですよ。」

そうRに言われて・・・

それで、ボクは封印した。

その頃はアイキ♡を知って、

そんな空手は間違っていた・・・

なんて思っていたから封印するのは自然にやれた。

けど、

最近、ジャイロ・メビウスの発動によって、

ボクの中の

あの眠れる獅子☆が目を覚ましちゃったよーだ。w

ま、今なら、手に負えなかったアイツを調教できるだろー。

 

12年の間にどれだけボクに泣かされたか?わからないRだけど、

今日も、ボクと話す時のRは、敬語は使わずにタメ口で話す。w

とは言っても、優しいタメ口だけどね。

あんなに鬼のよーに恐ろしかった先生のボクに、

Rが何故?タメ口なのか?わかるかい?

他にも、ボクにはタメ口のお弟子さんが何人かいる・・・

それらは、みんな、

小学生の時から来た子たちで、若い子ばかりだ。

もしも、

この子たちがボクに敬語を使うよーになったら・・・

それは、

本当にボクの空手から心が離れたということだろー。

その時、

ボクの心の中では、その師弟関係は終わる。

 

そんなRは、

「最近、ボディビルをやり始めた・・・」

と言い出して、

ボクの前で裸になってその肉体を見せてくれた・・・

そー言えば、

昔はよく2人で並んで鏡の前に裸になって立ってさ、

細マッチョ比べをしたっけな。

それが、

「この前、ボディビルの大会に出て優勝したよ。」

だってさ。

で、ムッキムキの身体になってた。w

最早、比べるまでもない・・・

ってか、

ここ1ヶ月以上、

ボクは筋トレを辞めて練功法☆をやってる話をして、

「今ね、オレはさ、空手人生で最強で最速の突きと蹴りを手に入れたよ!」

自慢してやった。w

かなりの負けず嫌いの2人・・・

新たに始めたボディビルで優勝するRと、

さらに空手の突きや蹴りの精度を上げるボク、

やってることはぜんぜん違うし、

住んでるところは遠く離れているけれど、

師弟のよーでもあり、親子のよーでもあり、兄弟のよーでもあり、

友だちのよーでもあり、ライバルのよーでもある・・・

そんな2人があの12年間で培った、あの心は、

8年が過ぎた今も、ずっと変わらない・・・

いや、

あの頃よりも

大きくなった。

ボクは、

それが何よりも嬉しい。

 

ボクの空手の真髄は型や技に非ず、心に宿る。

 

ボクは、

そんな心の仲間を増やしたい。

 

咲 心太郎

コメント

  1. 先生、いつも心が温まるお話ありがとうございます。その12年どんなに大変だった事と思います。またお弟子さんのそれに応える愛と努力には素直に頭が下がります。
    先生の強さの源泉は常にそこにあったんですね。

    僕は努力が出来ないので、尊敬の念と羨ましい気持ちと両輪を持っています。
    母が信徒だったのでカトリックに凝ったことがあり、実際昔信徒でしたが、その頃に読んだ曽野綾子さんと尻枝神父の著を思い出しました。
    「どんなにカトリックのルールが厳しくても法灯は最高に厳しく無いと意味がない」みたいな言葉が未だに頭に残っています。
    お二人のその12年間の中に厳しさの原型を見た様な気がしました。その12年間に想いを馳せてしまい取り留めもなくなってしまいました。
    武の神の世界が深過ぎて圧倒されています。

  2. 松ちゃんへ

    松ちゃんのその感性の良さには驚かされてしまいました。
    松ちゃんもずっと真剣に生きてきたんですね。すごいです。
    努力なんか出来なくったって、真剣に生きてれば、それだけでイイと思います。
    ホントにね、30歳頃からアイキ♡を知るまでの10年間は、
    わけもわからずに何かに突き動かされるよーに無茶なことをたくさんやりました。w
    で、アイキ♡を知った時に
    「オレは、何てバカなことばかりやって来たんだろー。」
    心の底からホントにそー思いました。
    でも、今は、
    アイキ♡の優しさと、その厳しさから得た強さ、
    この2つを融合した、本当の優しさ!
    そんなモノに出来たらイイな~なんて思っています。
    いつも、ボクを理解してくれるコメントをしてくれて
    めちゃくちゃ励みになります。
    また、お互いにがんばりましょうね。
    マジで、松ちゃんはすげ~よ!
    ホントにありがとう!

    咲 心太郎