「オレは、何もしてやれない・・・」

昨日は小学3年のSクンと妹のHちゃんと稽古・・・

昨日、一昨日と

弁財天さま♡の御働きとその御力に触れたボクは

「今日は、みんなに良い影響を与えられるナ♪」

飛びっきりの愛魂な状態になって稽古に行ったが

部屋に入ると

ドヨ~~~~ン

すでに

親子3人からは

何とも不快な波動が・・・

またかいな。

しばらく

そのまま

愛魂な状態で

稽古をやっていたけれど

全く効き目ナシ!

それどころか

どんどん悪くなって行きやがる。w

ボクは

何で?

子供がそーなるのか?

知ってる。

でも

その子たちの

親が

大人が

何もわかっちゃいない。

子供に脳の薬を飲ませる

そんな親や

先生と呼ばれる大人までいる・・・

この脳の薬が

その子の脳と心に

何をやっているのか?

知ることもないし

知ろうともしない。

大人の判断で

脳がオカシイと言われ

薬を飲まされたり

さらに

脳がオカシクなって・・・

ついに

大人の言う通り

思い通りになった子は

治った!とか

良い子って呼ばれる。

その大人たちの奴隷化にされた脳が

いつか

暴走することも知らずに・・・。

だから

子供たちよ

決して

大人の言いなりになって

良い子には成るナ。

 

ふて腐れてイジケたSクンは

ボクに八つ当たり・・・

暴言を吐くわ

キレて殴って来るわ

しまいにゃ~

タメ息を連発しやがったから

「オマエにオレが何かやったか!ふざけんなッ!」

もっと

本気で殴らんかいッ!

オマエみたいな弱っちぃヤツの

ヘボいパンチなんか効くかー!

もっと、来いやー!

もっと、出せやー!

って

怖い声で言いながら心の中では

いつも

大人の顔色を伺いながら

無理してがんばってるんだネ

辛いネ

偉いネ

今日は

オレに向かって

心の中のイヤことを

いっぱい出して帰りナ。

大声を上げて泣きながら

ボクのお腹に目がけて

本気で全力のパンチと蹴りを出して来たSクン・・・

すると

「先生!もう止めてください!」

お母さんが割って入って来て

Sクンを抱きしめて止めやがった。

まるで

悪魔でも見るかのよーな目で

ボクを睨んでた。

オレさ

やりたい放題で殴られてるだけで

何もしてねーし。

ってか

ココで止めたらアカンやろ!

全部出させな治らんやん!

って

思ったけど止めた。

また

お決まりの

ワル者役に回された。

こんな

大人ばっか。

こんなのに限って

「この子のために・・・」

なんて言うのさ。

アンタの心を

いつもイラつかせたり

心配させたりするよーな

そんな子にしたのは

誰なのさ?

決して

ボクではない。

ボクは

イジケてふて腐れる心のSクンには

いくら勉強が出来ても

いくらピアノが上手に引けても

何をがんばっても

全てが上手く行っても

幸せは無い!

それを

伝えてるだけだ。

 

そんなボクも

34歳だったか?

それまでは

「息子のK太をすげー空手家にしてやろー。」

そんな親だった。

でも

K太が4歳か5歳の時に

”髄膜炎”という脳に菌が入る病気になった。

緊急入院になって・・・

ボクは

慌てふためいた。

担当の医師にも

「助かるんかー!」

って喰ってかかった・・・

病室へ行くと

K太は

グッタリして点滴をぶら下げて

左目が半分落ちてた・・・

あ!

この目は!

親父が死ぬ直前の目と同じだ!

コイツまで

死んじゃうのか・・・

「あのゲーム、クリアしてネ。」

グッタリしたK太が

毎日2人でやってたゲームを

クリアしてってさ・・・

だから

寝ずに朝まで

そのゲームをやった・・・

けど

何度もやっても

クリア出来ない・・・

「オレは、何もしてやれない・・・」

涙が溢れ止まらなかった・・・

そして

自分の愚かさと無力さ、虚しさを知った。

翌日

「ごめん、クリア出来んかった。」

K太に謝った・・・

ベットの脇にあったテレビに

どこかの貧しい国の子供たちが映っていた・・・

そのどの子も

頬は痩せこけ、あばら骨がむき出しの痩せこけた身体で

なのに!

カメラを向けられると

みんなが

目をキラキラと輝かせながら

飛びっきりの笑顔で

カメラに向かって手を振っていた。

K太に目をやると

真ん丸のふっくらした顔で

ベットの布団の中でスヤスヤと眠ってた・・・

ガリガリの栄養失調の子供が

飛びっきりの元気で生きていて

ふっくらの栄養満点のK太が

点滴をぶら下げて眠ってる・・・

ボクは

この時

神の声を聴いた。

それで

この日から

ボクは

子供を教育する!

そーいう思想を捨てた。

K太は回復した。

 

親は子を育て

子が親を育てる

共に育つ

これが

共育という

真の教育である

師弟関係も然り

その共に育つための教育する者

それが

神である

神とは

自然であり

力であり

愛である

その

自然から外れた者には

神は

愛となって

力を働かせる

その愛は

常に

厳しくて

時に

優しい

そして

人の心は

自然に還る

 

咲 心太郎

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