咲心館では、
いつも稽古が終わると、
玄関でしばらく雑談をします。
その日の稽古で分からなかったことをタローさんに聞いたり、
プライベートの話をしたりします。
そして、昨日も同じように、
玄関でしばらく雑談をしていたのですが、
最年長であるMさんが、
肚力(はらちから)について質問をしました。
すると、
タローさんは、
「肝っ玉母ちゃんって聞いたことあるか?」
と言いました。
「女の人は赤ちゃんを産めば産むほど、肚力が強くなる。
なぜなら、赤ちゃんがお腹の中にいるということは、座っている時も、立っている時も、歩いている時も常に、肚に意識がいっているから。
なんなら、寝ていて自意識が無くても、脳は無意識レベルで腹を意識していることになる。
だから、3人も5人も子供を産んでいる女の人っていうのは、自然と肚に意識がいくことで、肚(肝)が座って強くなっていくってわけ。」
はぁ〜、なるほど。
納得も納得。
たしかに、テレビとかでよく見る、
「子供が10人いる」みたいな大家族のお母ちゃんは、肝が座ってそうな雰囲気を出していますよね。
また、僕の周りでも、子供をたくさん産んでいる女の人は、
力強いというか、たくましい感じがします。
肚力や丹田(たんでん)・正中線と呼ばれるものは、実物としては存在しないけれど、イメージすることで意識的に作り出せるもの。
いつもタローさんが言っていることです。
ただ、これらのものを意識的に作り出すのは、
簡単なようで、ものすごく難しい作業なのです。
なぜなら、物体として目に見えないし、触ることもできないから。
だけど、女の人は、
これらの物体として見えないし、触ることもできないものを、
赤ちゃんを授かることで、意識的に自然と作り上げることができるのです。
赤ちゃんを産んでから、「優しかった奥さんがいきなり強気になった」なんて話もよく聞きますよね。
それら全ては、肚力からくるものだと、昨日の稽古終わりの雑談で確信をしました。
と、
忘れっぽいので、今日はいつもより早めに書きました(笑)
メモ帳代わりにするな!
はい。
だけど、
肚力は間違いなくある!!!
これだけは、覚えておいてください。
咲 心次郎
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