気づく・・・それが稽古です。

先週の月曜日の稽古の組手中に

60歳のM川さんが肩を亜脱臼しちゃったけれど、

翌日からも休まずに稽古に励んでいる・・・

そんな昨日も稽古に参加して、

先週やった、その同じ場所で、

また

先週と同じよーに終了時間ギリギリで、

その稽古の最後に組手をやった・・・

今度は、ボクが相手だ。

「何で外れたのか?わからない・・・」

M川さんが肩を脱臼したのは、

その相手ともぶつかったりするところか、

触れてもいなかったそーで・・・

で、

昨日は原因究明のために!

ボクが相手をしてみた・・・

すると、

すぐに!

あ!

「これだー!」

2人とも、ホントに同時で見つけちゃった!

空手の神よ、ありがとう。

で、

やっぱり、

無意識の反射!

コイツが犯人だったのである。

でも、

この無意識というやつは、

一度、見つけられてしまったならば、

無意識ではなくなっちゃう!

だから

そんなM川さんの昔からの脱臼癖は、

今後のM川さんの自意識によって、

また

館長である、

変人のこのボクという自意識に見つけられちゃってさ・・・

その内、完全に消滅することになるのだった。

イェ~イ♪

 

昨日のブログに

「宇宙の95%は、まだわかっちゃいない・・・」

なんて話を書いたけれど、

ある意味、

その95%は無意識の領域なんじゃないか?

ボクは、そー思ってる・・・

だから

5%の自意識よりも

95%の無意識の力の方が、

自分という人間には多く働いていて、

その無意識の力は自意識の力よりも遥かに強く働く・・・

これは、

アイキ♡を知り、

それをいくらか体現できるよーになったボクにとっては、

紛れもない事実であり、

脳みそが壊れたよーな変人のボクの妄想では決してない!のである。

ってか、

自意識では、食物を消化することも出来ないし、

心臓を止めることだって出来ない・・・

それらをやってるのは、全て無意識の力だ。

そんな無意識の力に対しては、

どんな自意識も無力なんである。

自意識は

その無意識の力を思い知るだけだ。

 

そこで、

空手の稽古をやりながら

無意識を見つける・・・

そして

無意識よる反射を起こさせない・・・

これが重要なのである。

急に技が来た時に

ビクッとなったり・・・

瞬きをしたり・・・

身体が固まったり・・・

まぁ、いろんな人がいろんな反射を起こしまくっているのだけれど、

大きい反射はまだしも、

小さな反射には、

その全てと言っていいくらい、

誰も気づけない!

だってさ、

無意識なんだから仕方ないよね。

って、

それでは、

本当の進化成長が出来ない・・・

それは、

どんなに稽古をがんばって、

どんなに技が良くなったとしても、

所詮は、

5%内の自意識の技しか出来ないのだ。

5%の世界の自意識の技は、

95%の世界の無意識には通用しない。

 

だから

無意識の反射を起こさない!

これがもの凄く大切なのである。

これは可能なのである。

何故なら

この無意識の反射は、

野性だった原始時代の防衛反応や闘争本能の名残りだそーで、

それが、

この平和な現代では、

また、

大脳が凄く発達した現代人においては、

その本能的な脳と大脳に起こる反応によって、

その情報の相違からまともに脳が機能しなくなって、

勝手にビクッとなったり、固まったり、

しまいにゃ肩が外れちゃったりしちゃうのである。w

その昔、狩猟民族だった・・・

野性動物を前にした、原始時代の人が、

ビクッとなって固まってたら、その野生動物に喰われちゃって、

ボクらは存在してない・・・

ってか、

逆にその無意識の反射を使わないと、

野性動物を相手には、逃げることも捕まえることも出来なかった・・・

人間の祖先は狩猟民族・・・

そのための高性能なこの機能を

いつの間にか

低機能にしちゃったのが現代人なのである。

けど、

そんな高性能な機能を近代や現代に取り戻し、

それをいろんな世界でいろんな技にした人たちが多くいるのである。

この変人、咲心太郎もその一人である・・・

ま、

まだまだボクは低レベルではあるが。w

だって、

95%もあるんだもん。

しゃーないやん。w

 

無意識は、

気づいた時点で無意識じゃなくなる・・・

だから

気づく・・・

これを繰り返すのが稽古だ。

小さな気づきを繰り返すことによって、

その無意識の力が自意識に取り込まれる・・・

いや、

5%、6%、7%・・・と、

自意識の領域が広がって行くのかも知れない・・・

おそらく、

それが本当の進化成長なのだろー。

ま、

これは

ボク個人の考え方だ。

けど、

ホントに自分がそんな感じなのだ。

だから

ボクは、

無意識の速さを使えるよーになった。

この突きや蹴りは、

自意識では受けることは出来ない・・・

その技を前にした、自意識の相手は必ず、遅れるし、

大体は反射が起こって、

ビクッとなったり、固まったりしてしまう。

まぁ、

こんな技なんか出来なくてもイイけれど、

この無意識の反射による、

脳の誤作動は改善した方がイイと思う・・・

何故なら、

その無意識は自意識という自分を守るために働いてるんだから。

それで、

小さな気づきを繰り返す!

それが、

稽古です。

そのためにあるのが

咲心館の空手です。

ま、

脱臼しても、その稽古に来るよーな・・・

そんな

バカにならんと気づけませんが。w

 

ボクやアナタに働く、

たくさんの無意識たちは、

ボクやアナタに見つけてもらうことを

待っている♡

 

咲 心太郎

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