昨日、稽古が終わった後に、
お弟子さんが引手のやり方について質問をしてきたから
いろいろ説明していたのですが、
「ん~わからん。」
と言うので、また違う説明をすると、
「じゃー、こういうことですか?」
と、違った解釈をしてきたので、
「それは違う・・・」
そんなやり取りをしばらくしてたら、
そのお弟子さんが黙り込んでしまって、
(あ~、ご機嫌を損ねさせちゃったかな・・・)
と、思ってね、
さらに熱量をどんどんと上げて説明をしたんだけどさ、
「ぜんぜん、わからん。」
で、どんどんと迷宮入りしてしまったんですね。
結局、1時間くらいですかね、喋ったんですけどね、
(今日は埒が明かないな・・・)
と、思う反面、
(一生拳命に教えてんのにさ、テンションを下げないでよ。)
と、ちょっと、不愉快な気分も覚えちゃったんですね。
けど、年上のお弟子さんなので、
出来るだけ、そんな素振りは見せないようにして、
お開きにしたんですが・・・
で、家に帰って、
(まだまだ、指導力不足だよなぁ~。)
と、思う反面、
(これから、どーやって教えろって言うんだよ。)
と、悶々とした気持ちも入り交ざりながらいたんですけどね、
ふと、
そんな気持ちをラインで少しだけ伝えたんですね。
すると、今朝、携帯を見ると、
深夜遅くに返信があって、ボクのラインに困惑してる様子だったので、
すぐに返信したんですが、
さっき、
「今からお店に行ってもいいですか?」
と、電話があって、来てくれてね、
「ボク、何か館長のご機嫌を損ねることを言いました?」
と、聞かれてね、
「いや、ボクの方がMさんのご機嫌を損ねたんでしょ?」
と、答えると、
「ボクは、全然、損ねてなんかないですよ!」
と、言うからさ、
「いや、黙りこくってさ、不機嫌そうな顔に見えたし・・・」
って、言ったら、
「え~!そんな風に見えたんならすいません。」
完全にボクの思い違い・・・
勝手に不機嫌になったと思ってさ、
で、どんどんとヒートアップして喋り出してさ、
どんどんとわからなくさせちゃってさ・・・
そんで、
自分が不機嫌になってる・・・
バカなんかオレは。
これこそ完全なる一人相撲。
そんで、お弟子さんを困惑させてさ、
ホントにごめんなさい!
こんなボクに笑顔で、
「ボクが館長の空手に疑いを持つはずがないじゃないですか!」
そう言って帰られました。
有り難いな、嬉しいな。
で、何よりも、ホッとしました。
けどさ、
こんな館長じゃ、
まだまだダメやんけー!
「館長はボクを年上なんて思わず、ジロー君らと同じ扱いでいいんですよ!」
ってさ、そんな優しい言葉もいただいたんだけどさ・・・
もしも、
昨日の相手がジローとか、年下だったら・・・
絶対に!その場でキレてるよな、オレってさ。
これまでにも、きっと、
知らない内にこんな一人相撲を何度もやって来たんだろうな・・・
今日は猛反省して、0から館長業をやり直します。
で、
皆さまのご指導、ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。
館長にさ、
誰が指導なんかするんだよ!
だよな。
しっかりやれよ…
咲 心太郎
コメント