「どんな下っ端で生きて行くか?」・・・人生にはこれがとても大切です。

昨日、今日と、またお店の請求書作りなどの事務仕事に追われたんですが、

右手中指を脱臼して、固定具を付けてるから字を書くのも大変で・・・

また、箸も使えないからフォークで食べてるんですが、

大分慣れたけど、やっぱり、美味しさが減っちゃいますね。

他にも何かと不便なことが多くてさ、

 

怪我なんかするもんじゃねー!

 

ホントにそう思います。

怪我をしない、させない空手!

そして

人生に活かせる空手!

これを

合気の力を借りながら、マジで創り上げてみせるのだ。」

改めて、その決意が強く固くなりました。

 

先日、

超有名なキックボクサーの2人が

ついに互いの長年の望みが叶って、対戦が決まったそうで、

その記者会見の動画を少しだけ観たんですが、

「この試合の後は、さらに格闘技界が盛り上がる・・・」

なんてコメントをしてました。

また

以前から、超有名な総合格闘家の方も

「格闘技界を盛り上げるために・・・」

ってな発言をしてるのをよく見かけるんですが、

果たして⁉

格闘技界が盛り上がるって、どんな形で?

また

格闘技界が盛り上がったら、どーなるの?

って、ボクは思うんですね。

 

格闘技界が盛り上がるっていうのは、

興味を持つ人が増える!

っていうことだと思いますが、

興味を持つ人が増えたら

その効果の一つが、

試合観戦をする人が増える!

もう一つが、

格闘技をやる人が増える!

ってことになりますよね。

 

キックボクシングは殴る蹴る・・・

さらに総合格闘技は絞め技や寝技もアリで、

カットして…また鼻や口からは出血なんてしょっちゅうだし、

顔がパンパンに腫れるなんて当たり前のような世界ですよね。

本当にそんな世界が盛り上がってイイんでしょうか?

そんな闘いをやりたい人や

そんな闘いを見たい人っていうのは、

その人のどんな心が喜ぶのでしょうか?

 

「格闘技界を盛り上げたい・・・」

と、言ってる選手の方々は、

各団体のトップに立ってるような人ばかりで、

この方たちは、

地位や名声、そしてお金という、

自分が痛くても辛くても、何があっても頑張って来た・・・

そのご褒美をたくさん手にして

今は本当に幸せに思えるから言うんだとは思いますが、

あのね、

貴方たちのようになれるのは宝くじに当たるようなもんでさ、

ホンの一握りの人間しかなれない!っていうことを知ってますかー!

 

どの世界においても、

トップに立ってるような人と同じような努力をしたとしても、

トップに立てるようになる人間は、ごく一部の人だけなんです。

トップがいる!ってことは、それをトップにして支えてる下っ端がいる!

この事実を知らなければなりません。

格闘技界のその下っ端のほとんどは、

無名のままで、引退し、

10代、20代という学校や社会に出たばかりの大切な時に

人と殴り合い、闘ったり競い合い、相手に勝つことだけに専念し、

そして、その道の途中で挫折した下っ端たちの身体と心・・・

その先の数十年という、残りの人生は一体、どーなるのでしょうか・・・

 

また

キックボクシングや総合格闘技では、

身体のあちこちを傷めるだけではなくて、

顔面を殴られれば、

脳がダメージを受ける!んですね。

これらは、

若い間はほとんど症状には出ませんが、

必ず、

中年以降~晩年において、何かしらの症状が出て来るんですね。

いくら健康に過ごしていても、

身体のあちこちが衰えるという老後に

さらに追い打ちをかけて来るんですね。

そんな成功も出来なかった下っ端たちの引退後は、

まともな仕事もなく、身体はボロボロで・・・

新たな夢や希望も持てない・・・

そんな人を増やしてイイのでしょうか?

また

そんな他人の殴り合い、倒し合いを見たい人が増えて、

それを見て喜ぶ心が大きく育つ人の先にある世の中は、

果たして良くなるのでしょうか・・・

 

宮本武蔵などの昔の偉人たちは

「己の分を知れ。」

そんな言葉を残しています。

ま、

他にも、

「身の程知らず。」

なんて言葉もありますね。

 

今の世は、

各界の成功者たちを大きく取り上げて、称えて盛り上げてますが、

これら成功者たちを支えてるのは、

己の分を知らない、

身の程知らずな自分たちである!

ということを

若い子たちには教えなくてはいけないと思う・・・

「どんな下っ端で生きて行くか?」

人生にはこれがとても大切です。

と、

ようやく

己の分と、

身の程を知った・・・

 

咲 心太郎

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