辰吉丈一郎選手の最近の動画があったので観たのである。
ワタシはこの辰吉選手の大ファンだったというか、
「辰吉信者」なのである。
そんな、20年ちょい前、辰吉選手のお父さまが亡くなられて、
亡き父に捧げる世界戦と銘打って、引退をかけた一戦をやったのである。
たまたま幸運にもその試合のチケットが手に入り、
ワタシは一人で大阪まで行って、初めて辰吉選手の試合を生で観たのである。
その試合の相手はウィラポンという、当時はめちゃくちゃ強いタイの選手で、
その試合は、あの有名な「立ったまま失神KO負け」だったのである。
大好きな辰吉選手が目の前で立ったまま失神してる姿を見た途端、
めちゃくちゃ涙が溢れて来たのを覚えてるのである。
で、この試合を観たから、この辰吉選手の姿を見たから、
今のワタシ、そして空手があるのである。
当時、ワタシもこの試合の1ヶ月ほど前に兄を亡くし、
にもかかわらず、毎日、お博打などに励む、ぐーたらな生活をしてたのであるが、
かたや同じ年の辰吉選手は、亡き父に試合を捧げ、
「失神しても倒れない」という「生き様「を見せつけてくれたのである。
この生き様の違いを知らされ、とてつもない衝撃を受けたようで、
一人で帰る家路の高速道路で、いろんなことを思い、涙を流し、
そのワタシの心は変わり、一つの決心が生まれたのである。
「死ぬまで空手をとことんやって絶対に辞めないゾ。」
20年以上経った今も、この決心はまったくブレてないのである♪
辰吉選手に教わった、ワタシなりの「生き様」である。
で、そんな辰吉選手を久しぶりに動画で観たけれど、
やっぱり50歳になった今も「現役」で、毎日ロードワークや練習をしてるそーである。
顔の艶、顔の締まり・・・その姿が日々を物語っているのである。
さすがである☆
さらに未だに本気で「世界チャンピオン」を目指しているそーである。
さすがである☆
まぁ、辰吉選手を知らない人や、知っていても「辰吉信者」でない人は、
「世界チャンピオンになんて、もーなれないでしょ。」
と、思うであろーし、
現実的には、試合を組んでもらえることもないのだろーから、
たしかに世界チャンピオンにはなれないだろーである。
が、辰吉選手は、本気で毎日練習をしているのである。
で、「辰吉信者」であるワタシは、
「辰吉なら、いつか成れるかもね。」
と、思っちゃうのである。
で、そんな「生き様」にまた心がときめいて、
「オレはスゲー空手の達人になるゾ。」
と、また燃えて来るのである。
ホント、「辰吉信者」で良かったと思うのである。
何かを成し遂げるよりも、
「生き様」
が、大事だと、その姿で教えてくれるのである。
で、ワタシも本気で、スゲー達人を目指してがんばるのである♪
咲 心太郎
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